心不全で入院しておりました…。
2週間ほど前、心不全にて病院に緊急搬送されそのまま入院することとなりました。
入院直後は重篤な状態で、3日間は体中につながれた管で命を保っていました。
お医者さま方の適切な処置のおかげで一本、そしてまた一本、管の数は減りやっと本日、一旦退院となりました。
とはいえ今回の入院治療は弱った心臓が体に蓄えていた水分を排出することが目的で、搬送時に93キロあった体重が今では73キロ。
体は軽くなり呼吸もできるようになりはしたけれど、ほかの臓器に問題があるやなしかをこれから時間をかけて検査し、健康体へ一歩づつ近づいていく長い治療の道を歩いていくこととなります。
長のご無沙汰、申し訳ありませんでした。
病床にあって「生きる」ということをずっと考えていました。
思えばこの一年半ほど、真剣に生きるということに立ち向かってこなかった。
パートナーを亡くしてしまったこと。
仕事がほぼ休止状態になってしまったこと。
大好きだった「食の世界」が混乱を極めてしまっていたこと。
なにがなんでも生きなきゃいけない理由をなかなか見いだせなくて、気持ちは半分死んでいたのかもしれない。
けれどこの2週間、体はひたすら生きたいと必死に病気と戦っていた。
生きなきゃいけないんだなぁ…。
ボクのために生きなきゃいけないと同時、亡くした父やタナカくん、すべき仕事や日本の健全な食のために生きなきゃいけないんだ…、と思って家に帰ってきました。
意識を失い、目覚めたときにはおむつをし、車椅子でハイハイするようにしていた移動が、自分の足で立てるようになりそして今日。
61歳にして、本当に生まれ変わって赤ちゃんからやり直したと思えば無限の可能性ワクワクします。
がんばらなくちゃ…、と決意を新たにいたします。
家でひさしぶりに料理を作る。
まず近所のスーパーに買い出しに出て、そこにあふれる食材の見目麗しく、そして香りの華やかなことにうっとりしながらあれこれ買い込む。
ふたりの好物だったオムライスを作ってやろうと、それを夜のメインにします。
鳥の胸肉の皮を剥ぎ、脂を丁寧に削ぎきったものをぶつ切りにする。
いつもならば塩と胡椒をほどこすところ、減塩調理を心がけなきゃと胡椒だけをまぶす。
小指大の正方形にたまねぎ、ピーマンを切り分けてほんの少しのオリーブオイルで鶏肉と一緒に炒めてしんなりさせる。
一旦器に取り出して、ご飯を茶碗に軽く一杯。
トマトケチャップとトマトピューレを1;2に混ぜ一緒に炒める。
弱火でじっくり、丁寧に。
ご飯に軽く焦げ目ができるとこまで炒めて具材を合わせて休ませる。
卵をよくとく。泡を立てぬよう、溶くというより切るようにして腰をとり、卵全体がサラサラになるまで混ぜて焼いたフライパンにジャジャっと流す。
フライパンを動かすとそれにつれてスルスル滑るようになったところでひっくり返し、チキンライスをおいて包んで出来上がり。お皿に移してトマトピューレをたっぷりそえた大人味。
あぁ、おいしいなぁ…。病院の食事になんの不満もなくて、けれど自分のために自分の好みに素直に作った料理はおいしい。
ふっかりとした卵焼き。しっとり崩れる鶏むね肉にピーマンの香りがおいしいアクセント。いつも作るより小さく作った。だから卵にくるむのも簡単で、あっという間にお腹に収まるに違いないと思って食べるも、3分の2ほど食べたらお腹が満ちた。
胃袋が小さくなったのでしょう…、残り物でごめんねって誤りながら形を整えタナカくんにお供えしました。お供のきゅうりとトマトのオリーブオイルあえもおいしくみずみずしくて、気持ちがシャキッと潤った。
おかえりなさい。
またブログを読めることに感謝します。
ご無理のないように養生なさってください。
早速のおいしそうな画像に明日のお弁当はオムライスにします
ちいさん
自分で食べたいものを作って食べることができるしあわせ。
しみじみ今日は感じました。
作って食べながら、グリーンピースがあればもっとオムライスっぽかったよなぁ…、って思いました。お弁当のオムライス…、蓋を開ける瞬間がたのしくてしょうがないですよね。
FBの投稿を拝見して、心配しておりました。
ご無事の退院、本当に良かったです。
2週間ぶりのキッチンは、きっと新鮮に感じるでしょうね。
どうぞご無理なさらず、ゆっくり養生なさってください。
これからも、のんびりゆったり、サカキさんの記事を楽しみにしております。
RYOさん
ひさしぶりに開けた冷蔵庫の中の食材がほとんど賞味期限切れになっていたことに、2週間という時間の長さをあらために感じました。
今日はひさしぶりにお風呂に入りました。
足を伸ばしてのんびりと…、日常生活ってステキだなぁってしみじみ思いました。
大変な思いをされたのですね。
退院おめでとうございます!
首を長くして待っておりました。
食べることは嬉しい、楽しい、癒やし、
そして大切な人とのかけがえのない
大切な時間だということを
サカキ様のブログから教えていただきました。
これからも楽しみにしています!
ずっと応援しています!
さくらさん
食べることはうれしくたのしく、そしてこの上もない癒やしになる。
そういうことをしみじみ感じさせられた2週間でもありました。
これからもよろしく。ご心配ありがとうございました。
サカキさん、お帰りなさい。本当に心配しました。久しぶりのブログ、読みながら涙ぐんでしまいました。良かった、本当に良かった🎵
お弁当のオムライス、開けた時に嬉しいものです。でもグリンピース、冷えると固くなるんで嫌だったなあ(^ω^)
ゆるゆると進んでくださいまし。
自分で作って食べる。生きなくちゃ!と思う力が強い証拠です。
れいちゃんさん
ひさしぶりに台所にたって料理を作る。
あぁ、生きてるんだ…、ってただそれだけで幸せを感じました。
たしかにグリーンピースは冷えると固くなりますね。天の邪鬼のボクは固くてコツコツ奥歯を叩くグリーンピースの食感が好きで、母に本当にあなたは変わった子ネ…、って言われました。だから今でも冷凍のグリーンピースよりも瓶詰めのグリーンピースが好き。見つけると買ってしまいます(笑)。
一日に数回はこのブログをチェックする事が習慣になっておりました。本日先ほど新たな投稿がされている事が分かり、こんなに嬉しい事はないと胸を撫で下ろした次第です。今後のご活躍にますます期待しております、と言いたい所ですが、やはり体が第一だと思いますので、無理をなさらず、サカキさんのペースで、また我々を楽しませて頂ければ幸いです。最後に、小ネタを提供致しますね。
(1)先週末に「いち・にぃ・さん」で昼食。盛況でした。
(2)その足で「銀座ウエスト」へ。しかし、大行列で断念。
タニヤンさん
ご心配をおかけしました。
これからもよろしくお願いいたします。
退院したら行きたいお店のリストを作っておりまして、銀座ウエストはかなりの上位。混まない朝の時間に銀座で打ち合わせを再来週あたりに入れてやろうかと狙っております。
サカキさんお帰りなさい。
私は最寄駅が一緒でサカキさんのブログが大好きで更新を楽しみに毎日ひっそり読んでいました。ずっと更新が無くてどうしたのかな?と本当に心配していました。
大変な時を過ごしていたのですね。
でもご自分の命を守る事の大切さを改めて実感されたようでそのお気持ちを大事にして欲しいなと思いました。
どうか無理ない程度にまたセンスある食の世界を教えて下さいませ。応援しています。楽しみにしています。
シカモアさん
もっと早く投稿したかったのですが、急に病院に運び込まれ面会もできない状態で手元にパソコンがなかったもので、隊員直後のタイミングでのお知らせとなりました。
ご心配、ありがとうございます。
これからはのんびりとマイペースで投稿していこうと思っています。よろしくお付き合いのほどお願いします。
サカキさん、退院おめでとうございます。
更新されていないことに、なにかご病気なのではと心配していました。こうして無事に戻っていらしたこと、大変嬉しいです。ご無理なさらずに、また記事を書いてくださることをのんびりと楽しみにしています。
サカキさんの、日本の食産業への愛情のこもったエールは、日本全体への想いに感じられて励まされます!
いわしさん
食べたいものが食べられない悔しさ。
食べたいものを無意識に食べ続けたことによって起こってしまったという事実。
「食べる」ということは薬でもあり毒でもあって、自制とバランスのもとにたのしまなくちゃいけないんだなぁ…、と実感しました。
これからは新しい食の楽しみ方を発信することもココロがけようなんて思っています。よろしくお願いいたします。
サカキさん、
心配しておりました、ご自宅に戻られて何よりです。
どうぞお大事に、養生なさってくださいませ。
でゅそのさん
やはり自宅は落ち着きます。
お風呂にお湯をためてひさしぶりに足を伸ばしてのんびり体を温めました。
日常のシアワセをしみじみ感じるありがたい夜。
ご心配、ありがとうございました。
さかきさん
お帰りなさいませ!
本当によかったです。
でも、これからもどうぞお身体お気をつけ下さいね。
ブログを拝見しているだけですが、いろいろ気付かせていただいたり、実際にさかきさんの後を辿ってみたりさせてもらって、感謝感謝です。
いつか実際にお会いして、お礼お伝えできればと思っています!
タカハシさん
温かいコメント、ありがとうございます。
ウェブの上ではありますが、多くの方々とつながっていられることが本当にありがたくうれしくて、勇気づけられることを今回しみじみ感じました。
これからもよろしく。
ゆっくりと、けれど確実にかつての日常に向かって頑張っていこうと思います。
サカキさん
退院おめでとうございます。
また楽しいブログが読めること、
嬉しく思っています。
ただ、ご無理はくれぐれも
なさらないで下さいね。
食事以外の日常の徒然ブログでも
サカキさんなら断然面白くなると思います。
どうぞ、お大事になさってください。
Akiさん
まだできていない検査もたくさんあって、何がでてくるかわからない状態ではありますがあまり先のことを心配せず今を一生懸命たのしむことを心がけたいと思っています。
食べるということは確かに「生活をたのしむこと」の一部でしかなく、いろんな気づきをこれから書いていくのもオモシロイかなぁ…、と思いました。
温かいコメント、ありがとうございます。
おかえりなさいませ、退院おめでとうございます。
本当によかった…
FBで入院のことを拝読した時はびっくりしてしまって祈ることしかできませんでしたが、こちらに戻ってきてくださることを信じておりました。
サカキさんの、しかも退院直後とは思えないほど彩り豊かな食卓がまた拝見できてとっても嬉しいです。
昨年からの心の疲労が、お身体にも蓄積されていたんでしょうね…
ゆっくりとご療養されつつ、
でもこれを機に喪の期間を明けたサカキさんのご活躍を、きっと喜ばしく見守ってくださっているであろうタナカさんと共に…
ここから応援させて頂きたいです、あらためて、お帰りなさいませ!
EIKOさん
徐々に傷んでいた体が何がきっかけだったのか、急に悲鳴をあげた…、そんな感じの入院でした。
お医者さまも「よく戻ってこれました」って驚くほどの回復力。ただ慢心せずこれからが本当の治療と思っていろいろとがんばります。
サカキさん、お帰りなさい。
心配していました。
無理をせずお大事に。
ミミオさん
ただいま…、って部屋のドアを開けたときにちょっとウルッと来ました。
無理せずのんびりやっていきます。ご心配、ありがとうございます。
サカキさん本当にお大変で、入院していらっしゃったのですね。私はFBはしないものですから、今日のブログで初めて知り、本当に驚いております。それでも、退院なさり手作りの美味しそうなオムライスを拝見して、そちらも驚いております。
お一人で身の回りの雑用もお大変ではないかしら、と—。お見舞いもできず、申し訳ありません。どうぞお大事になさって下さいませ。ご回復を心からお祈り申し上げます。
ボルテイモアのおかずさん
入院から退院まで、鎌倉に住む妹が力になってくれたので心置きなく治療生活を過ごすことができました。
家に送り届けてくれたその妹が、「かわいらしい部屋でキレイに住まわっているのをみてホッとした」と褒めてくれました。
一人暮らしだからこそ、甘えることなく日常生活をリハビリに変えることができるんだと思ってがんばります。
サカキさん、
ブログの更新がないけれど、体調が悪いのかなと思っていたら、大変なことになっていたんですね。
ご退院おめでとうございます。
手を込めて作られたオムライスの美味しそうなこと。
食事はお腹と心を満たすものなんだなぁと感じます。
『61歳にして生まれ変わって、やり直しの可能性にワクワクされる』の言葉の響きが、どっしり聞こえます。
これからの日々のためにも、今はどうぞお大事にお過ごしください。
そして、お帰りなさい!
Leoccoさん
食べるということは生きること。
料理は生きるということを彩るかけがえのないものなんだ…、ってオムライスを作りながら思いました。
これからのあたらしい様々のことに思いを馳せながらしばらくのんびりしようと思います。
ご心配おかけいたしました。これからもよろしく。
サカキさん
退院されて、本当に安心しました。
サカキさんのこの度の投稿の読み、込み上げるものありました。
心が傷きこんなにも身体にダメージ受けてしまわれたのですね。
今は兎にも角にも養生されて下さいね。
割と近くに住んでますので、何か必要な物ありましたら、届けますよ。
mohamoraさん
あまりに急な展開で、何がきっかけだったんだろうと思い返すもこれといったものが思い浮かばず、あれから長い時間をかけてゆっくりと体が病んでいったのかなぁ…、と思いました。
いろいろ考えも整理でき、これからをたのしく生きるいいきっかけになったと思うことにいたします。
サカキさん、おかえりかさいませ。大変な思いをされたんですね。サカキさんのブログで素敵なお店にたくさん出会いました。またブログを拝見できますこと、とても嬉しいです。一日一生ですね。どうぞよろしくご自愛くださいね。
トトさん
一日一生。
いい言葉ですね。
病院にいると一日がうんざりするほど長く、にもかかわらず先に気持ちも体も進んでいかないじれったさに辟易しました。
日常生活のリズムとスピード。
あぁ、なつかしいとおもうと同時にありがたいと感謝するばかり。のんびりと通常モードを手に入れようと思います。
お帰りをお待ちしていました!
他の皆さんが全て言って下さったので、その一言だけをお伝え致します◡̈♥︎
ららさん
なんとか無事に戻ってまいりました。ご心配おかけいたしました。これからもかわらずよろしくお願いいたします。
良かった 生きてて…。
ファンはいっぱい居るって覚えていてください。
美味しいものを食べて笑ってチャント寝て
どうぞ朗らかに毎日が過ごせますように。
ntさん
こうしてみなさんかメッセージ頂戴すると、生きててよかった…、ってしみじみ思います。
ちゃんと寝るって大切ですよね。心臓が弱っていたときは横になるのも辛かったからおそらく一ヶ月ほどろくに寝ていなかったように記憶します。
眠れるようになった今がとてもシアワセ。ありがたいです。
サカキさんおかえりなさい。ご退院心から嬉しく思います。。
教えていただきたいことがまだまだありますのでどうかお元気でいてくださいね。私、本当に困るのですから・・・絶対にお元気でいてください!(びっくりマーク100個つけたいです)
しっかりと療養されてからの新生サカキさんの復活、楽しみにしています。
kikoさん
普通に生活してくださいネ…、とお医者さまからは言われていますがやはりおっかなびっくり。
まだボクの体には疑問符がいくつもついたままで、そのクエスチョンマークがみんな取れないことには普通の生活はやってこないんだなぁって覚悟してます。
気長にがんばりますよ。ですからまだまだ気長にお付き合いお願いいたします。
サカキさん、おかえりなさい!
20キロマイナスとは!でもご無事でよかった〜
タナカさんが「皆さん待ってるよ。会うのはまだまだ先だよ」っておっしゃったんですね。
しかし今年は秋が無く、急に冬のようです。
無理をなさらずにゆっくり復帰なさって下さいね。
私はサカキさんの温かい文章でぬくもります。
後楽のお弁当ファンさん
体重が減ってしまったからでしょうか…、いつも以上に寒く感じて部屋にヒーターを出してしまいました。
それでもなかなか体があたたまらなくて、今までどれほどの脂肪や肉でぬくぬくしていたんだろうって思いました。
慣れなくちゃいけないことがたくさんあるってなんだか新鮮でワクワクします。これからもよろしくお願いしますネ。
サカキさん
密かに心配しておりました。まさかご病気で生死を彷徨っておられたとは夢にも思いませんでした。
退院できて本当によかったです。お体にはくれぐれもご自愛ください。
20kgもお痩せになったとか、ゆっくり体力を戻していってください。
また、サカキさんが紹介してくださるおいしいものを見ることができて、とても嬉しいです。
junchanさん
心臓のために体重を大人ねばならないと同時に、生活をつつがなく送るためにはある程度の体力も必要でそのバランスをどうとっていくのかがこれからの一番の課題になるのだろうと思います。
過食を控えて無理をせず。
体がよろこぶものをこれからはたくさん食べていこうと思っています。ご心配、ありがとうございました。
生きることは、食べること♪
自分のおいしい♪を信じて生きる
サカキさんを
応援します。
どうぞ
どうぞ
じゅうぶんに
ご自愛くださいね。
けいたろうさん
食べることは生きること。
生きることは食べること。
どちらも大切にしたいですよね。
体をいたわりすぎないように、のんびりと養生していこうと思っています。
応援、ありがとうございます。
サカキさん
気象だけの問題では無かったのですね
ともかくご無事で何よりです
ゆっくりと無理せず
お体いたわって下さいませ
チキタンさん
もっと違ったところに根本的な問題があったようです。
体が軽くなると気持ちも明るく軽くなる。
仕事にも徐々に復帰し始めております。ありがたいです。