待合室2で朝。わらしべ長者的夜

丸ノ内線で銀座に朝来る。
ひさしぶりに「待合室2」で朝ごはんにした。
一昨日発見した「西銀座駐車場コーヒー」はこの店の姉妹店「待合室」の跡地のお店。
つまり「待合室1」があったのに、「2」だけが残ってしまったというわけですネ。
「別館」があるのに「本館」がない。
「新館」があるのに「旧館」がない…、なんてお店が結構あるから「2」だけが残るのも不思議じゃないのかもしれません。
ずっとハーフサイズのサンドイッチと飲み物が手軽な値段でセットになったランチはあった。けれど朝食セットはなくてランチよりも朝の方が高くついちゃう逆転現象が起きてたお店。ところが今日は朝食セットが出来ていて、これ幸いと試してみます。トーストにあんホイップかたまごサラダがついてコーヒー、あるいは紅茶で450円。アイスコーヒーを選ぶと200円追加で470円といううれしい値段。

たまごサラダを選んでたのむ。
トーストはよく焼いてくださいネってお願いします。
まずアイスコーヒーがやってきて、のんびり飲んでるうちに完成。
「このくらいの焼き加減でいいですか?」って聞いてくれるのにうれしくなっちゃう。
ちなみにひとりで切り盛りしてらっしゃった。
20席ほどの小さなお店。
見通しがきいてて死角もないからひとりで十分なのでしょう。
地下鉄の改札口のすぐそばで、昔は喫煙可能なお店だったから、移動の間、タバコを我慢していた人でにぎわっていた。
今は全席禁煙だから、そういう人たちが来なくなったこともあるのでしょうネ…、しずかでのんびり。空気がおいしい朝はステキと思ってのんびり。

6枚切りの角食を焼いたトーストにはたっぷりバターが塗り込められてる。パンのどちらの面もこんがり焼かれて表面サクサク。塩の風味がしっかりとしたそっけないほど普通なパンがいい感じ。
たまごサラダはマヨネーズが控えめで玉子の黄身のこってり感が際立つ仕上がり。
苦くて酸っぱい昭和な感じのアイスコーヒー。
ミルクとガムシロをたっぷりくわえ、氷の上に浮かんだミルクをすするようにしてそっと飲む。ゆっくり、ゆっくり。飲んでるうちに底に沈んだガムシロの甘みがどんどん強くなり、酸味、苦味がまろやかになる。しばらくのんびりいたしましょ。

 

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昨日、山形からたくさんのさくらんぼをお土産にして帰ってきた。
全部はひとりで食べられない。おすそ分けしてボクの代わりに食べてもらおうとティンフックによる。そしたらおかあさんの大好物だったみたいで、お礼にカレーをもらった。昨日はお腹いっぱいだったから、今日あっためて食べることにした。
ヒリヒリ辛くてお腹がポカポカ、あったまる。わらしべ長者のようでなんだかあったかい。
油揚げを軽く焼き小松菜と一緒に出汁で軽く煮る。味を含ませサラダ代わりにもりもり食べる。ネギをたっぷり混ぜて焼いた玉子焼き。お腹がしっかり満ちました。

コメント

  1. きらり

    サカキさん、素敵なご縁のお店ですね。
    ティンフック行ってみたかったなぁ…おかあさんにもお目にかかりたかったし、タナカさんのイラストも拝見したかったんです。次回の東京旅行の楽しみにとっておきます。
    美味しいお料理の最後の仕上げは、届けてくれる人の愛情や心配りだとつくづく思います。
    サカキさんのブログおかげで、飲食店を選ぶときの大事な基準に気付かされます。いつもありがとうございます☆

    • サカキシンイチロウ

      きらりさん
      いいサービスって人と人とのつながりの中から生まれてくるのだと思うのです。
      サービスが悪いと批判する前に、どうやったらいいサービスをしてくれるんだろうと思うことが大切。そしてなにより心が通じる馴染みのお店を応援する気持ちをもちたいですね。

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