年末の買い出し途中の天丼にパフェ

年末年始の食品、買い出し。
一度ですめばいいものの、食材それぞれのおいしいタイミングに合わせて買おうと思うと連日ちょっとづつ…、ってコトになっちゃう。
それに、あれも必要?これも必要とあとからあとから買っておかなくちゃと思うものが思い浮かんで今日もまた。買い物前に食事をしとこうと新宿西口のメトロ食堂街でつな八。
天丼専門のイートインカウンターでテキパキと…、と思って開店前に到着。デパートの食品フロアはどこもスゴイ人出でにぎやか。ところが地下鉄の駅も駅前広場も人は少なく、このフロアーもいつもと違った静かな景色。師走の東京は気持ちとてもせわしなく、なのに街はのんびりしてて気持ちと景色のギャップが独特。並、上、特上と三種類ある丼の真ん中の「上」。注文をしてお金を払いしばらく待って料理到着。いただきます。

香りがまずいい。
強めのごま油でサクッと揚がった衣はチリチリ。
細かく花が咲いたように仕上がっていてタレにとっぷり浸されている。
エビが二尾。
キスに穴子にピーマン、それからさつまいも。
玉ねぎとエビのかき揚げがついてひと揃え。ご飯にたっぷりタレが染み込み、そのタレは天ぷら油が混じってどっしり、濃厚味になっている。
天丼の良し悪しを判断するところといえば断然エビで、加水のエビをつかっているのは言語道断。伸ばしに伸ばしてしっぽが小さいくせしてのっぽなエビや、衣が付きすぎ太ったエビにはがっかりしちゃう。ココのエビの天ぷらはエビも上等、衣サクッとほどよき状態。タレをたっぷり吸い込んで、それでもなおも揚がったばかりの感じがするのにニッコリします。尻尾もカリッと香ばしい。

キスは分厚く独特の香りも濃厚。潰れてザラッとやわらかで衣をまとって食感たのしい。穴子の味もなかなか濃厚。
ちなみにさつまいもの天ぷらはどうにもこうにも苦手で特に丼ご飯がくっついて一緒に口に入ってくるとゾッとする。実は芋粥、芋ご飯も苦手でそれで友人に。まだまだ克服出来ぬ食べ物がいくつかあります。もったいない。
玉ねぎのかき揚げというのが昔はあまり好きじゃなかった。けれど甘くてスベスベとした玉ねぎもいいんじゃないのと、最近、嫌いじゃなくなった。青い匂いがおいしいピーマンはずっとお腹がキレイになったような気がしてオキニイリ。しじみの汁のしじみをとりだし一粒ひとつぶ取り出し食べる。ペチリペチリと漬物皿に積み上げて器はどれもキレイに空っぽ。満たされました、買い物仕事に向かいましょ。

 

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買い物を半分ほどおえ場所変えるためにちょっと移動。
途中でおやつ。タカノフルーツパーラーによる。近くの本店じゃなくてつな八のイートインのあるメトロ食堂街の中の店。
ココのお店は男性スタッフがみんなスマート、小顔でイケメン。フルーツ女子をもてなすために…、ということなのに違いなくしかも教育が行き届いている。お客様が席を立つとすぐ飛んできて、椅子やテーブルの下に忘れ物がないか屈んでチェックする。そういうところが本当のサービス。提供される料理までもがおいしく感じる。
マスクメロンと紅ほっぺのパフェを一個と、プリンアラモードをとって二人で分けて味わう。
さすが果物屋さんの商品です。果物の状態がよく目にうるわしい。そういえばこの世の中には固くて苦いプリンがあるんだとはじめて知ったときにはびっくりしたよねって、焼いたプリンを食べて二人で笑う。40年近く前の思い出、なつかしい。

 

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コメント

  1. ちい

    プリンというと祖母が初めて食べたとき、世の中にこんなおいしいものがあるのかと思ったと、話してくれたのを思い出します。
    その祖母が作ってくれた蒸しプリン、おいしかったなあ。
    おいしいものには、おいしい記憶がついてきますね。
    今、お年賀用にパウンドケーキを作ってます。
    年末のわが家の行事のひとつです。

    • サカキシンイチロウ

      ちいさん
      昔、ボクのバアやさんが作ってくれていた蒸しパンが本当においしくて、特に今の季節、いちごの砂糖煮をたっぷり混ぜたあの蒸しパン。レシピが分かるわけでなく、今となっては記憶の中に残っているだけ。食べたくても食べられない思い出の食べ物こそが世界で一番贅沢なものなのかもしれませんね。

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