崎陽軒のシウマイBARにカエルなケーキ

東京駅の八重洲口側の駅チカテナントが随分変わった。
ラーメンストリートが成功をしたからでしょうか…、その向かい側が日本全国のおいしいものというくくりをテーマにテナント変えが行われ、そこになんと崎陽軒のレストランが開業してた。
シウマイ弁当の販売店が設置され、その裏側がイートインという感じの店で立喰いコーナーに椅子を置いたようなスタイル。横浜の駅前には崎陽軒のレストランがあり、シウマイだけじゃなく中国料理全般を扱い人気を博してる。だから崎陽軒=シウマイということではないとはわかっていても、なんだか不思議におもしろく、試してみようとお店に入った。

たのんだメニューは「焼売の食べ比べ」定食というモノ。
シウマイ弁当の中に入っているシウマイの他に、エビや豚肉、黒豚と全部で5種類の焼売を食べることが出来るというもの。
せいろに入った焼売にご飯にスープ。メンマに山くらげの炒め物という組み合わせ。

せいろの蓋をあけると見事に、5個の焼売が一ヶ所に偏り、肩寄せあっていました。
それを見て、運んできた人はびっくりするでもなく淡々とそれぞれ焼売の説明をして帰っていきます。販売店のイートインだと思えばそれもしょうがないかと思うことにして食べてみる。
それぞれ異なる味わいで、エビ焼売なんてムチュンと歯切れる感じがたのしいおいしいモノではあるのだけれど、焼売って餃子や小籠包に比べて気持ちを盛り上げる要素にかける静かな食べものなんだなぁ…、って、しみじも思う。

肉汁があるでなく、焼けた香ばしさがあるでなく、どこかソーセージを食べてるみたいな、それを充実感と言えばいいのかもしれないのだけどやっぱりどこか静かな感じ。焼売専門店という業態がなかなか成立しない理由を思ったりする。

メンマをご飯にのっけて食べる。甘くてコツコツした食感の、お弁当に入っているモノと同じでこれがやっぱりおいしい。できればマグロの醤油煮に鶏の唐揚げが一個ついてればシアワセなのに…、と、それならシウマイ弁当を買えばいいってことになる(笑)。
5つ揃った焼売も、最後の一個はシウマイにしてそれぞれたっぷり芥子をのっける。お弁当の芥子が全部に満遍なく行き渡るよう加減しながら搾り出す…、そんな心配は無用で芥子の袋を2個豪勢に使って食べた。
それでもやっぱり冷たいシウマイの方がおいしく感じてしまう不思議と、〆に干した杏があればシアワセ。あの弁当はつくづく見事な完成品…、と感心しました。昼のコト。

 

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そして午後から移動を開始。さてその前に解体ショー(笑)。
東京駅の地下コンコースの一角にあるフェアリーケーキフェアを覗く。色とりどりのカップケーキに混じっていつも、愛らしい動物くんが並んでて、今日もクマやらヘッジホッグやらとどれにしようかと見ていたら、カエルがいました。
東京はお昼前頃から雨がパラパラ。梅雨にちなんでカエルくんを一体購入。そういえばカエルの解剖ってあったよなぁ…、見た目以前に匂いがどうにもこうにも苦手でそれからしばらくカエルの声を聞いただけでも吐き気がしたこと思い出す。今でもカエルの解剖って授業にあるのか、どうなんだろう。どうせだったら魚の解体にすればいいのに。分からない(笑)。

緑のカエル。
そもそもカエルって生き物があまり好きになれない理由が顔に置ける目の位置関係。
両生類に特徴的な離れてくっつく目の表情が意地悪っぽくみえるのですね。
この子もそうで、なんだか人を馬鹿にしたみたいな憎たらしい表情してて、それで目をとり位置をちょっと変えてみた。

そしたらカエルっぽさが薄まって、ちょっとゴキゲンな宇宙生物みたいになった。
なんだか解体するのがかわいそうなほど愛らしく、それでもスパッと切って味わう。
抹茶の苦味と香りがおいしく、ボソボソとしたケーキを頭のムースがまとめてユックリ口溶け、消えていくのがいい感じ。カフェオレお供にお腹におさめ、北に向かって出発です。

 

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