岐阜の角淺、牡蠣味噌煮込みうどん山賊セット

昼、寿司にしようか、煮込みうどんにしようか二択。あったまるものがいいよねぇ…、と煮込みうどんにすることにする。「角浅」という店。
住宅地の生活道路に面してあって、決して目立つ店ではないけど繁盛店。ランチタイムはいつも混雑している店で前回来たときは待って座った。今日は運良く座敷があいててすぐに座れる。掘り炬燵じゃない普通の座敷。デブには厳しい席なれど、いかにも田舎のうどん屋で昼を食べてる…、ってのどかな気持ちになれてよい。
普通のうどんのメニューもある。丼もあり天ぷらで定食食べてる人もいる。
でも大方の人の前には土鍋があって、湯気の中からズルズルうどんをすする音がやってくる。名物である上、寒い冬という季節が人気に拍車をかけているのでしょう。ボクらもさっそく煮込み系。

まず、カツ鍋を単品で…、と。やってきたのは深い土鍋で、玉子がチリチリ膨らみながら蒸気とともにやってくる。タップリの出汁。切り分けられたとんかつを出汁で膨らんだ溶いた玉子で包まれていて、玉子でとじられた出汁と一緒にカツをたのしむ趣向の料理。
とんかつと玉子以外に具材はなくて、分厚いパン粉衣がとろけて玉子と一体になっているのにウットリします。出汁は甘くて、これが地方の味という。
隣の人がたのんで食べたカレー煮込みうどんのカレーも、甘いお子様風の味。ただ香辛料の香りがどこかアジアな感じで、大衆的と専門的の間を気持ちが行ったり来たりするのがたのしい。

ボクは季節の味噌煮込み。
牡蠣をたっぷり入れて作った煮込みうどんで、グツグツ小さく沸騰しながらやってくる。
手打ちのうどんは力強い。練って練って仕上げたものでしょう…、よじれて半透明に透き通り、味噌の風味の出汁を吸い込みおいしく仕上がる。ツルツルでなく、モグモグ噛んで味わう麺で、顎からおいしさ伝わってくる。
牡蠣の他にはしいたけ、白菜、かまぼこ、鶏肉。どれもが煮込むと汁に旨味を溶け込ます良き具材にてニッコリしながら汗をかく。

ちなみにそれを「山賊セット」にして食べた。
甘辛の生姜ダレにからめて仕上げた揚げ鶏におむすびがつくという人気のセット。
ただなぜこれを山賊セットと呼ぶのか気になり考えてみた。
まず思いついたのが山口にある「いろり山賊」。観光地のような人気レストランの名物料理が、山賊焼きっていう鶏のモモ焼きとおむすびの組み合わせ。そのなぞりかなぁ…と思うも、さすがにそんな遠くの店の名前にちなんで商品名をつけんだろう…、と、それで次に思ったのが長野名物の「山賊揚げ」。
味を入れた鶏肉にかたくり粉をつけ揚げ焼きにした料理で多分、それにちなんでじゃないかなぁ…。岐阜は長野の入り口でもある。どうだろう…。

まぁ、むつかしいことはともかくとして、この揚げ鶏のおいしいコト。
皮がバリバリ。口の中で盛大な音をたてて壊れて肉汁じゅわり。
生姜の風味が鼻から抜けて、鶏そのものの旨み、風味をおいしくさせる。バリバリの皮は乾いて感じる。けれどからんだタレはみずみずしくて、噛んでるうちにしっとりしてくる変化もたのしい。

海苔がキッチリまかれたおむすび。アサリの佃煮を芯にしっかりむすばれて、ムチュンと歯切れて口の中でパラリとほぐれる。バキバキ砕ける太いタクワンも枯れたおいしさ。オキニイリ。
それにしても煮込みうどんのスープのおいしいコト!ドッシリとした濃厚な味噌。赤味噌独特のコクと風味と酸味が旨い。大ぶりで腹の膨れた牡蠣もスープを吸い込みおいしい。午後の仕事の元気がわきます…、オゴチソウ。

 

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コメント

  1. Rie

    こんにちはサカキさん
    山賊といえば、私は「山賊むすび」を思います。
    広島の子なので、まずはむさしの山賊むすび、色んなところで食べたものです。もうひとつは、広島県北の田舎から戻るときによく寄った飛脚という民芸ドライブイン。山口のいろり山賊に似たようなところで、そこにも山賊むすびがありました。むさしのよりもっと大きくて手作り感ありで美味しかったのです。これで、当分山賊むすびが頭から離れなさそうです。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      Rieさん
      むさしの山賊むすびですね。
      どこを食べても具材が口の中にはいってくる、お腹いっぱいにしてくれるおむすび。
      広島にいくと、いつも山賊むすびにしようか、若鶏弁当にしようか悩んで、若鶏をえらんでしまいます。買って新幹線に乗り込んで、枝豆を食べながらおむすびを頬張る。あぁ、お腹がすいてきました。

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