岐阜のダ・アチュ、ピザにパッケリ、ビステッカ

新幹線でびゅびゅんと2時間。岐阜に到着。
車にのって新幹線の駅から移動で、岐阜駅前の中心街。
アーケード商店街の中にある「ダアチュ」という店を訪ねる。
どんな地方都市の駅前とも同じようにシャッターが降りた商店が多い中、前面すべてガラス張り。
中を覗くと大きなピザ窯。
そのピザ窯を取り囲む用意大きな厨房がしつらえていて、その様、イタリアのピッツェリア的でウキウキしちゃう。
お店の前には温蔵のショーケースがあり、中に焼かれたピザが置かれてる。テイクアウト専用で一枚たったの500円!
サンプルケースの役目も果たす、たのしい工夫。オモシロイ。

中に入ると表の景色が丸見えで、つまり中のボクらの様子も丸見え。
なかには恐る恐る中を覗いて帰っていってしまう人もいたりするけど、この開放的な雰囲気が好きな人は好きなんでしょう。
平日の夜にしてかなりニギヤカ。東京だったら若い人たちがあふれるお店の雰囲気で、けれど落ち着いた年齢の紳士淑女がやってくるのがオモシロイ。
開業をして4年ほどたつ店ですっかり地元に馴染んでいるのでしょうネ。
案内されたテーブルがなんと厨房の真ん前の席。中を覗くとトマトソースを仕込んだばかりで、自家製のハムを切り分けはじめたところでござった。思わず手を出しつまみ食いをしたくなるような臨場感。

まずは生ハム。薄くスライスしたものをお皿にキレイに並べてルッコラ。ネットリとした脂が口の温度でとろけておいしい風味と塩味でお酒をねだる。
今日のフリットのおいしいところの盛り合わせ。小アジや甘エビのフリットに薄くスライスしたズッキニーにをかき揚げのようにして揚げたもの。チーズリゾットのコロッケやじゃがいもの中にチーズをたっぷり仕込んだコロッケなどなど。油の香りがおいしくてカリッと歯切れる感じがおごちそう。ピザ生地に青海苔まぜて揚げたゼッポリーネも熱々、ふっくら香ばしい。

ピザ窯の前にバースツールが置かれたテーブルが幾つかあって、半ば立ち飲みみたいな気軽さ。
そこにふらりとやってきて、ピザとワインで帰ってく。
粋なお客様が結構いるのにちょっとビックリ。
それにしてもココのご主人のピザを焼くさまのかっこいいこと。
たのんだピザが出来上がるのが待ち遠しい。

で、今日のピザ。
ソースを使わずモッツアレラチーズをたっぷりのっけて焼いたピザ。そこにどっさり薄切りのハムをのっけてなじます。
ハムの脂がピザの温度でじんわり溶けて、透き通ってくる頃合いが食べごろで、そのハムの上にサマートリュフをまたどっさり。

ハムの塩味、ネットリとした食感がチーズのとろけともっちりとしたピザ生地と一緒になって、口の中がもったりしてくる。充実感とでもいいますか。そこにサマートリュフの香りが混じって、なんともゴージャス。生地の端っこの膨らんだとこ。焦げた小麦の香りがなんとも香ばしく、あっという間にお皿は空っぽ。納得します。

それからパスタ。
さすがナポリピザを売り物にしたお店です。
パスタもナポリの名物パスタ。
大きなマカロニみたいなショートパスタ、パッケリをつかって作る。
ソースはジックリ煮込んでとろかした飛騨牛の肉。
挽かずにナイフで大きく切り分けパスタの肉煮込み和えのような風合い。
肉の煮込みには飴色になるまで炒めた千切りオニオンがたっぷり混じって、それが甘くて香ばしい。
しかも煮込んだ肉の脂も甘くって、脂やゼラチン質がくちゃっと奥歯で潰れてとろけて消える。パスタは硬めで、肉の食感と好対照で噛めば噛むほどおいしくなってく、顎のゴチソウ。
スイートバジルの葉っぱをかじって、口の中をリセットさせつつまた一口を繰り返し、お皿の中がキレイに片付く。メインが来ます。

こんがり焼いたビステッカ。600gほどの塊肉を中はレアにしあげた一品。まな板上の器にのせてくるのだけれど、血が滴ってお皿の縁に溜まってくる。その色キレイで、新鮮な肉だったのでしょう。
サックリとした歯切れ感とさっぱりとした旨みに軽い酸味がおいしい。熟成のきいた肉もおいしいけれど、若い赤身を焼いたステーキって食べてて飽きない魅力がある。なにより歯ごたえおいしくて、どんどんお腹に収まっていく。
サイドに焼いたとうもろこしと揚げたじゃがいも。これがおいしい。何より凍っていないじゃがいもを揚げたばかりのフライドポテト。甘くてちょっと硬めの歯ごたえ。元気満ちます。おゴチソウ。

 

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