山形南陽、かっぱでホルモン

新幹線で北に向かって山形にくる。赤湯という駅で降りると南陽市。ぶどう、さくらんぼにラ・フランスと果物栽培が盛んな街。仕事を楽しくこなして夕食。「おいしいホルモンを食べに行きましょう」と「かっぱ」という店にやってくる。
畑混じりの住宅地です。夜になると周りは暗く、そこにぽつんと一戸建て。暖簾が下がっているから店とわかりもするけど、それがなければただの古屋という風情。中からおいしい煙が漂う。
入り口はいると土間にカウンター。スナックみたいな店の作りで、そこですでに先客ボウボウ、ホルモン焼いてる。奥へどうぞと案内された広間はまるで民家の居間。換気設備がないから空気は煙っています…、それもよし。窓あけはなしてホルモン焼く気満々で膝を崩して靴下を脱ぐ。

壁にメニューがはられてあります。
とても簡単。ホルモンの盛り合わせがあり、レバーがあって軟骨、野菜にご飯だけ。
それ以外はないのと聞くと本当にこれだけでずっとやってる。超専門店でござんした。

焼けた炭をぎっしり詰め込んだコンロがすぐさま運ばれてくる。
そこに網。ずっと平べったい網を使っていたのだけれど最近、使い捨ての変えたんだという。真ん中がこんもり盛り上がる形状のよく見る網で、けれどこれを普通に使うと焼けたホルモンが転がり落ちて具合が悪い。だからひっくり返して使ってネ…、と。炭にホルモンが近くなるからこんがり焼ける。生をもらって、さぁ、食べる。

新鮮な豚の内臓。ホルモンミックスもレバーも見事にツヤツヤしてる。
焼くとビックリ。おいしいったらありゃしない。朝はプルプル、小袋コリコリ、ハツはふっくら、ザクザク歯切れる。豚ホルモンは匂いが苦手で本当はあまり食べないんだけど、まるで嫌な匂いがないほど、新鮮、しかもよく下ごしらえがされている。
レバーはふっくら。コリコリとした軟骨もずっと口を動かしていたくなるほどおいしい。
添えられたタレはさっぱり味で、そこに辛味噌をくわえて溶かして好みの味に整える。食べ始めると止まらない。焼いては食べて、食べては焼いて、焼いてる間もずっと口を動かし味わう。こんなにおいしいホルモンがあったんだなぁ…、ってしみじみ味わい、たのしんだ。

白菜の浅漬けがつく。
シャキシャキとてもみずみずしくて味は薄味。白菜自体の甘みが引き立つやさしい味わい。
焼いたホルモンをタレに浸して、口に運ぶ前に一回、漬物の上にのっけて余分なタレを拭って食べる。だからホルモンがすすむにつれてどんどん漬物が色黒になる。ホルモンの脂や旨味、焦げた香りにタレの風味が白菜につき、漬物自体もおいしくなるのがオモシロイ。
分厚いしいたけ、ししとうにネギ。野菜も焼かなきゃとたのんで焼いて食べるのだけど、やっぱり気持ちはホルモンへ。ホルモンミックスやレバー追加で注文し、それらもすっかりお腹に収まる。感心しました、オキニイリ。

 

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