尾張屋で蕎麦、虎屋菓寮で富士山たべる!

日曜の昼。ひさしぶりに尾張屋にくる。
四谷三丁目の交差点の角の建物、一本丸ごと使った店です。大きな看板が出てて、目立つはずなんだけどやっているのかどうかいつもわからないほど外から見ると無愛想。
ある意味隠れ家。いつもはご近所のおなじみさんでのんびりとした雰囲気で、いつも必ず座れるところがありがたい。たまに場所が便利だからとやってくる人が重なると、途端に厨房がどたばたして料理提供が遅れたりする。だから「目立たぬコトがお客様への最高のサービス」なのかもしれず、だから無愛想な外観もひとつのサービス…、なのかもしれない。オモシロイ。
二階が厨房。注文するとインターフォンで注文の内容を2階に告げて、念のため注文を書いた伝票をダムウェーターにのせて厨房に届けて待つ。交差点の隠れ家の秘密めいた儀式のようでちょっとワクワク。のんびり待った。

カレー南蛮蕎麦とかつ丼をたのんで食べる。
尾張屋という名前のとおり、名古屋名物きしめんがおいしいというので有名ではある。
たしかに自家製の麺は暑めでむちむちしていて、けれどうどんのようにコシやもちもち感があるでなく、ほどよい歯切れとペロペロ、唇撫でる感じがなかなか旨い。
冷やしてもよし、煮込んでもよし。
特に合わせ味噌で仕上げた味噌煮込みきしめんなんて寒い冬にはピッタリの名品。
でもきしめんだけじゃなく、蕎麦もうどんも上出来なのです。

特にココのカレー南蛮はスープがおいしい。
どっしりとした出汁の旨みにスッキリとした辛味が後からどんどんおいかけてきて、お腹や口をあったかくする。
ほどよき酸味。玉ねぎシャキシャキ、豚もも肉はふっくらとカレースープと一緒になっても香りをなくさぬ蕎麦も上等。軽いとろみのついたスープと一緒にとろけてポッテリとした喉越しも良い。ボクの好みにピッタリでそれで今日もカレー南蛮蕎麦をたのんだ。

一緒にかつ丼。「かつ丼ください」ってお願いすると「固めですネ」って応えてくれるのがまずうれしくて、しかもこれがなかなか旨い。
ちょっと強めの甘辛味の出汁でふっくら煮込まれた玉子に玉ねぎ。パン粉衣がその出汁を吸い込みふっくら仕上がっていて、固めに炊けたご飯にからむ出汁に衣の油が混じってコクとなる。
お供の味噌汁もイリコの渋みをほんのちょっとだけ感じるおいしさ。薄切りにしたタクワンもカリカリ食感ニギヤカで、口をさっぱりしてくれる。

ちなみにカレー南蛮蕎麦には餅を追加し、天ぷらつけた。蕎麦の上に餅。その餅の上にカレースープをかけているから、ダムウェーターで降りてきた時、お店の人がしげしげ眺めて「間違いなく餅が入っていると思いますが…」って不安そうに持ってきた。
箸で弄り持ち上げてみると、やわくとろけた大きな餅が確かにズルンと姿をあらわす。カレーまみれになったお餅のおいしいコト。食べてるうちに小さくちぎれて、そばと一緒に口の中へとヌルンとやってくるのも旨い。
天ぷらをドボンとカレースープに浸して食べる贅沢。衣がスープを吸い込んでとろけるおいしさ。天ぷら衣の油がスープに移ってコクがでるステキ。食べてるうちに衣が脱げて顕になったエビの姿がうつくしく、ウットリしました。満たされる。

 

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昼食を終えてちょっと新宿。ついでに伊勢丹の地下の虎屋菓寮で甘いもの。
富士山の模様がキレイに入った季節の羊羹に、あんみつたのんで分け合って、喉のお供に冷たい抹茶…、抹茶グラッセをたのんで合わす。
羊羹のことをずっと長らく、甘いだけの食べ物…、って敬遠してた。分厚く切ってかぶりつくのがおいしいんだと言われてずっとそうして食べてて、舌より先に歯茎が甘く感じるところがどうにもこうにも好きじゃなかったわけであります。
ところが最近、薄切りにしてそれを細く切り分けて、舌にのっかる姿で食べると歯ごたえ、歯切れ感、甘さの塩梅とどれもがいいとのに気づいて、今日もそう。ウットリします。なにより富士山のめでたい姿が口の中へとやってくるという感じがステキ。
こしあんに塩豆、寒天が混じって味わい複雑にするあんみつもよし。どちらも緑の泡がふっくらと舌から喉を撫で回しつつ消えていく抹茶グラッセと相性よくってニッコリします。おやつどき。

 

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