尾張屋できしめん、浅草の昼

「大人のえんそく」のおたのしみといえば食事です。まず昼食を「尾張屋」のそば。雷門近くのお江戸風情満点の支店に来ます。
ちょっと離れた本店は地元の人たちでのんびりとしたムード。いつもはその本店でのんびり蕎麦をたのしむのだけど、今日は観光気分で東京を歩くがテーマの一日。それでココ。
支店のココは国内外を問わぬ観光客でにぎやかな店。隣のテーブルでは中国からのお客様が写真の入ったおすすめメニューとにらめっこ。
なぜだか最初にたのんだのが「板わさ」。醤油もつけず、おそるおそる手を伸ばして食べて首をひねってた。お酒のお供の蕎麦前です…、熱燗なんぞを一緒にすすめてあげたくもあり、こういう異文化遭遇も旅の思い出なんだろうなと思ったりもする。オモシロイ。

きしめんがはじまる季節。夏季限定の季節のゴチソウを選んでたのむ。
「尾張屋」という名前です。名古屋ゆかりの血筋なのでしょう…、うちの近所の尾張屋さんもきしめんが売り。そこのもここのもなかなか旨い。
しかもここ。大きなお椀にざるを敷き、大きな氷の塊をドンッ!氷の山のまわりに茹でたきしめんを置き、ひんやり冷たく提供する。しかも上には刻んだきつねをどっさり乗せる。涼しい料理。目にもおいしいオゴチソウ。
クニュクニュしていてキリッと冷たい。タレは甘めで口の中をなでまわすような色っぽさ。キツネも甘めでしっとりしてる。それにしても長い麺です。持ち上げようとすると立ち上がらないといけないほどで、タレの入った器にたぐりこんで味わう。ちょっとお行儀悪しでござる(笑)。そういえば昔は浅い木の樽を器にしてた。樽の端で麺をちぎって食べたてたよんぁ…、って昔のことを思い出す。

蕎麦屋ではある。
けれど海老の天ぷらがおいしいというのでも有名で、だからほとんどの人が天ぷらのそばを選んでたのむ。
せいろか汁そば。両方たのんでボクは温かい天ぷらそばをメインに食べる。
大きなエビの天ぷらです。丼からはみ出てしまうサイズが二尾。三つ葉とゆずがあしらわれるだけ。ココで天ぷらといえばあるのはエビだけ。野菜なんぞは揚げぬところの潔さ。しかもおいしいエビです。がっしりしていてむっちりでもあり、甘くて旨い。しっぽもカリカリ味わえて、汁にとろけて混じる天ぷら衣の風味も濃厚にして汁の旨味にコクが出る。
ザクザク歯切れる…、けれどユックリ熱い汁の中でねっとりとろける蕎麦に油混じりのツユがからんでおいしくさせる。オキニイリ。

車海老を豪勢に使った上天獣。塗りのお重の蓋がしまらぬエビの大きさ。しっぽが蓋を持ち上げている。これがうれしい。開いた隙間からおいしい匂い混じりの湯気が流れ出してくる。お腹がグーッ。
普通の天ぷらのエビも十分大きくおいしい。けれどさすがに車海老。
むっちりとした噛みごたえといい、甘みや香り、旨味も一層どっしりしている。端に伝わる重さはずっしり。箸で持ち上げると手に伝わってくるエビの感触がまたたくましい。ご飯にしみた油混じりのタレもゴチソウ。
大根、キュウリにたくわん、柴漬け。漬物が三点ならず4点盛りだともてなし感が際立つ感じ。吸い物の中に大きく立派なじゅんさいが入っていました。ありがたし。

 

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