小雨の高知の鍋焼きラーメン

日本の空は荒れていました。
ほぼノーサービスの揺れる飛行機で一時間半。高知についたら冷たい雨。南国に似つかわしくない寒さにブルッと体震える。
あったかいもので昼のお腹を満たしてやろうと、須崎名物の鍋焼きラーメン。
帯屋町というアーケード商店街の中の一軒、「康」という店にくる。
お店の前にはメニューボード。英語、中国語もしっかり併記されていてやる気満々。メニューボードの横にサンタさんの格好をした土佐犬のぬいぐるみなんかがあったりして、若い人がやってるんでしょう。
ランチタイムのちょっと前という時間にもかかわらず大繁盛で、厨房の中はてんやわんやの大騒ぎ。
思いがけず寒いというコトもあって、熱々の鍋焼きラーメンを食べたいと思う気持ちが街中に連鎖したのかもしれません。

それに今日は水曜。
商店街の中心的存在の大丸さんが大抵水曜日に休みをとるからそれにあわせて水曜休みの店が結構多い。
実はボクも、本当は別のモノを食べようと商店街に来た。
目当ては「蒸し寿司」。これも高知の名物料理のひとつで、作ってくれる寿司屋さんが数軒、商店街にはあるのだけれどどこも定休。
食いはぐれ。
ちなみに今日の水曜日は大丸さんは臨時営業。
だからかいつも以上に人が多くて、やってるお店にお客様が集中したってことかもしれない。

今日のイチオシは鍋焼きラーメンにご飯と唐揚げがついたセットで、それにする。
そしたらなんと、ほとんどの人が同じセットをたのんでて、ラーメンはすぐできるけど唐揚げは待ってくださいと、これまたちょっとてんやわんやで笑っちゃう。
繁盛するのは良きことでしょう。まず鍋焼きラーメンにご飯にお新香。分厚い土鍋がグツグツしながら湯気をたずさえやってくる。
スープの上には黄色い鶏の脂が浮かぶ。親鳥の固い肉を細切りにしたのがたっぷり入って、スープ自体も鶏ガラスープ。脂とスープが一緒に沸騰したがための泡がたっぷり浮かんでる。
泡の中には生卵。麺は極細。クチナシの花を使って色染めをした黄色い麺で、昔の中華そばはみんなこんな麺。なんだかちょっと懐かしい。
生の玉子を麺で覆ってスープに沈め、ほどよきところで黄身を引き上げご飯に乗せる。あまりにスープが熱々でおもったよりも熱がしっかり入っていたのがご愛嬌。ネットリとした黄身の旨味を味わいたのしむ。

ハフハフしながら麺を食べます。最初はザクザク歯切れる感じ。それがゆっくり、トロミを帯びてやわらかになる。スープと一体化していくところは、今朝のお腹に収めた天ぷらそばとよく似てて、今日は麺の日。スープの日。
麺をほとんど食べ終えた、そのタイミングにて鶏のから揚げ。おまたせしましたとやってくる。
どっしり大きく、ニンニク風味のタレに使って揚げられている。表面サクッ、中はジュワっ。なかなかおいしくご飯がすすむ。ついでにラーメンスープの中に一個沈めて衣にスープを吸い込ませ、ご飯の上にのっけてパクリ。肉汁以上のジューシーに口が旨味で溺れるようで、ご飯パクパク。腹満ちる。
一味をたっぷりかけて食べたら、食べ終えた直後に汗がドバッとでました。あったかい。

 

関連ランキング:ラーメン | 大橋通駅堀詰駅高知城前駅

 

食後のコーヒー。喫茶店王国高知には個性的な喫茶店がたくさんあって、中でも現代企業社という会社がやって喫茶店は大規模、しかも居心地が良い。今どきこれほどお金をかけて喫茶店を作るだろうか…、ってビックリするよなインテリア。
彼らの新しい作品になるのかなぁ…、ブリキのサボテンってお店に来ます。
サンタフェ風とでもいいますか。サボテンが映えていそうなアメリカの田舎町のバーラウンジのような感じがオモシロイ。
カフェオレもらってぼんやりします。流れてくるのがシャンソンで、手元のカフェオレにはぴったりなんだけど、お店の雰囲気、サボテンにはちょっと不思議なミスマッチ。それもまたよし、のんびりと。

 

関連ランキング:喫茶店 | 堀詰駅はりまや橋駅蓮池町通駅

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。