小籠包を焼いて人気がでたみたい…。

昼、ひさしぶりに「阿杏」に来てみる。
小籠包をはじめとして中華点心がおいしいことで有名な店。しかも点心師が若い女性ばかりということもあってでしょうか…、まえから女性に人気のお店ではあった。
ペンシルビルの5階という場所が微妙で、だからそれほど大人気というわけではなかった。
それでのんびり来てみれば、お店はあっと驚く、大繁盛。
最後のテーブルに案内された。しかもその後、次々お客様がやってきてウェイティング。
どうしてなんだろう…、何が人気でこんな状態になってるのかなぁとみんなの注文を見てみるとほとんどの人が「焼き小籠包」のつくセットランチをたのんでる。なるほどこの界隈で蒸した小籠包のお店はたくさんあるけれど、焼き小龍包を看板にしているお店はここ一軒。

ボクもそれを選んで食べる。
昔はふたりで来てひとつは蒸し小籠包、ひとつは焼き小龍包のセットにして分け合い食べてた。
プルンプルンで儚い感じの蒸し小籠包も確かにおいしい。
けれど焼いた小籠包のガッシリとした歯ごたえ、風味に食べごたえはひときわおいしく、蒸し小籠包はなんだか損した感じがするネ…、なんて言って食べたもの。

小籠包に10種類ほどのメインディッシュをひとつ選んでご飯にスープ。押し豆腐の和え物に杏仁豆腐がついてくる。オキニイリは酢豚でこれがなつかしい。黒酢でもなく白い酢でもなく赤い甘辛酢豚でそれがいいのです。コホンコホンと咳き込むような酸っぱさにふっくら揚がったフリッタ風の豚肉、野菜。昔の酢豚はみんなこんな味わい、色合い、酸っぱさだった。

焼き小龍包は蒸してそれから焼き上げる。油を注いでグツグツ揚げ煮にして仕上げてて底の部分は分厚くガリガリ、香ばしい。
上の蒸されば部分をペロンとめくると中には丸い肉団子。スープに浸かって湯気をモクモク噴き上げる。豚の脂の甘さと旨味。レンゲに残ったスープをみると透き通っていてコンソメスープのような色合い。
そのまま食べてもおいしいのだけど、ご飯の上にのせて崩して食べるとスープがご飯にしみる。それをハフハフしながら食べると、スープを一滴残らずおいしく食べられる。ぽってりとした豆腐と卵の濃厚スープ。杏仁豆腐は練乳たっぷりのこれまたぽってりした喉越しで、熱さで傷んだ唇や喉をやさしく癒やしてくれるゴチソウ。今日も堪能いたします。

 

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食後にセガフレードザネッティ。マキアートを飲む。
2階に上がると居心地の良い椅子、テーブルでのんびり時間をたのしく過ごせる。
けれど今日は気持ちが先を急いでて、飲んだらササッと席を立ちたく一階の席。プシューップシュッとエスプレッソが抽出される音。お店の人が軽快に声をかけあう活気あふれる空気の中で飲むマキアートも乙なもの。
小さなサイズのカップに並々。
上に浮かんだエスプレッソとミルクの泡をスプーンですくってまずなめる。甘くて苦くて香ばしく、舌の上にしばらくのっかりフワッと消える。マキアートの本体はぽってりなめらか。喉をやさしくなでながらお腹をポカっとあっためる。小籠包の脂もきれいに拭い去られて、お腹の消化もすすみます。

 

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