小山駅のきそばの生そうめんに、東京駅のツナメルト

仕事を終えて電車で帰る。途中小山の駅で2本、自発的に電車を逃す。
在来線の下りホームに立ち食い蕎麦の店がある。
「きそば」という名で、なんてことない店なんだけどなぜだか好きで、なのにしばらく食べてなかった。
急げば乗れる電車を片目にお店を見るとなんと「生そうめん」があるではないの。
夏限定のここのゴチソウ。一年ぶりのお目見えでして、こりゃ食べなくちゃと食券を買う。
ちょっと時間がかかります。
麺を茹で茹で上がったのをザブザブ氷水の中で洗ってキリッと〆る。丼に麺を移したら冷蔵庫の中でキンキンに冷やしてあったツユをダバダバ盛大にかけ、追加でかった新生姜、ネギをのっけて出来上がり。関東風に醤油の色がしっかりとしたツユの中で飴色をしたそうめんがゆったり漂い食欲さそう。

ズルンとまずは麺だけすする。そうめん独特の小麦の香りが鼻の奥でむせるよう。
そこにツユの旨味、風味が混じってたちまち消えていく。色は濃くてもすっきりとしてくどさを感じぬやさしいツユです。極細のむっちりとした生そうめんが思う存分、からめとっては口の中へと流れ込む。
酸味と辛味がおいしい新生姜をバキッとかじると口がハッと驚いて、次のそうめんのひとくちをやさしく甘くしてくれる。
ここのコロッケがおいしくて追加で買うもツユに浸すのはもったいない。別添えで…、ってお願いしたら器が他になかったのでしょう、丼の中によそってくれた。さっくりしていて甘くてぽってり、口の中でとろけるコロッケ。半分ほども麺を食べたところに試しに浸してみたけど、おいしいツユやそうめんが汚れていくのがもったいなくて急いで引き上げおかずでたのしむ。満たされました…、電車が来ます。飛び乗った。

 

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家に帰る途中で今日の〆。ガーデンハウスのツナメルト。
ベーカリーに併設された気軽で居心地良いカフェで、どの時間に行っても混んでいる。
セルフサービス。パンの売り場でパンを買いお供にアイスティーをたのめばいいやと思って入った。
そしたらなんとメニューにツナメルトがあって、思わず「これ」って注文しちゃう。

焼いて仕上げるサンドイッチで好きなのといえばこのツナメルトかルーベンサンド。
ツナメルトといえばツナのオイル漬けとチーズでできるシンプルだけど、お店お店で特徴でやすい。ボクが好きなのはライブレッドをグリドルで焼き、マヨネーズで軽く和えたツナに薄切りピクルス、チェダーチーズとゴーダチーズを半分半分。挟んで焼いてとろかしたもの。

ここのはざっくりとしたクラスト部分は硬くて中がふっくらとした痩せたパン。ツナにピクルス、チェダーチーズをたっぷりのっけてオーブンの中で焼いて仕上げた、「オールモスト・マイ・スタイル」な感じの仕上がり。
なによりパンの間から盛大にとろけて垂れ出すチーズの姿が雄々しく、なんとも食欲さそう。
おしゃれなサンドイッチにおいて大切なのは、指でつまんで口に運ぶ間も決して垂れたり、はみ出したりしないこと。けれどお腹を満たすにふさわしいサンドイッチは両手でつかんでも中から具材がはみ出し垂れてお皿を汚してしまうくらいの迫力がなくちゃならないわけで、このツナメルトの姿はまさに腹を満たすにふさわしい。
おもいがけずもオキニイリに出会えてにっこり。ちょっとのんびりいたしましょ。

 

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