寿司清で朝のお腹をあっためる

a1a2a3今日から出張。
今度の旅は少々長い。
今日出発したら帰ってくるのは週末で、しかも相棒ありの旅。
東京駅から出発で、朝食とります。
「寿司清」にくる。

かなり早めの時間なのだけど、駅の中はとてもにぎやか。しかも修学旅行に出発する高校生が怒涛のごとく通路を歩く。二列にキチッと整列をしてザッザと歩く様子は少々、軍隊的でちょっとビックリ。背筋が伸びた。開店直後というコトもあり、お店の準備がしっかり出来てはなかったのでしょう…、お店の人が右往左往。写真を撮ったら何かから逃げ惑うように写って笑った。さぁ、ご飯。

a-gohana-chadukeまかない丼と鯛胡麻茶漬け。
移転してからココに来ると大抵どちらか。
鯛胡麻茶漬けは前のお店からずっと引き継ぐ、ココの朝の定番料理。
けれどまかない丼はココに来てからの新商品。
昔は別のモノが好きで、それを食べていたんだけれど…。
はてさて、それって何だったろう?と、しばらく思案しないと頭に思い浮かばぬ、人の記憶のいい加減なコト。こうしていつか忘れ去られるお店もあるに違いなく、そうでもないと新たな情報が入ってこないと思ってぼんやり。

まかない丼を食べながら、パンッとひらめく。
マグロの漬け丼ととん汁のセットでござった!今日のように寒い朝にはおいしかったに違いない。
無い物ねだりもしょうがないから、目の前にあるものたのしみ食事をします。
鯛の切り身にタップリ胡麻ダレ。ポッテリとしたなめらかなタレをからめてご飯に乗っける。関東好みに、熟成された鯛そのものがネットリとした食感で、それが一層ネットリとなる。
ご飯の上にのっけてハフリ。口の中に広がる胡麻の香りとネッチリ前歯に絡みつくような噛み心地。ご飯と鯛が一つにとろけて混じり合う様、なんともおいしい。悪くない。

asa2asa3asa1

そこに出汁をかけまわす。鯛がチリリと熱がはいってサックリ歯切れるようになる。ご飯に胡麻ダレが絡んでトロリ。サラサラ食べてニッコリします。
器に残った胡麻ダレを全部投入。それから出汁。
茶碗の中はまるでポタージュみたいになって、食べると確かに胡麻の香りの和風ポタージュ。お腹の中があったまる。
魚の端材が多様に入ったまかない丼。ネーミング的に今の流行りのど真ん中。だからでしょうね…、次々注文が入ってる。マグロに鯛、サーモンにイカ、青みの魚の〆たもの。エビに酢蓮と具材ニギヤカ。食べるところで味や食感が変わるところがたのしい料理。
お腹は満ちて、新幹線で西に向かって移動する朝。修学旅行の気分です。

 

関連ランキング:寿司 | 東京駅二重橋前駅大手町駅

コメント

  1. ミィ

    サカキさんこんにちは
    マグロの漬け丼ととん汁お気に入りでしたね!
    私も何だったかな?と一緒に思い出し考えてました。
    午後から天気も良くなっていく予報なので修学旅行楽しんできてください!行ってらっしゃい!
    すいません途中で送信してしまいました。

    • サカキシンイチロウ

      ミィさん
      あれは本当においしかった。朝ご飯だけではもったいないくらいのオキニイリだったのに、ちょっと残念でした。
      広島に到着。仕事モードをしばらく忘れて、たのしもうと企んでおります。

  2. 出張族改め転勤族

    遅くなりましたがお礼をさせてください。
    コメント欄にて『ブログ内検索が欲しい』と要望した者ですが、実現していただきありがとうございました!

    東京は出張で来るのみでしたが、転勤によりしばらく東京在住となりましたので、サカキさんの記事を参考に東京の食を楽しんでおります。
    私事で失礼をいたしました。

    • サカキシンイチロウ

      転勤族さん
      ボク自身、検索機能があるとなしではまるで使い勝手が違うと感じました。
      もうすこしカテゴリ検索を細かくできるようにならないかなぁ…、と思案しているところでもあります。
      東京は「自分のオキニイリの街」が見つかるとたのしい街。たのしまれるお手伝いができるならば…、と思います。
      改めまして、これからもよろしくお願いいたします。

  3. YOU   AN

    「目の前にあるものたのしみ食事をします。」このフレーズ ですよね~。
    今日うちのお店でこんなことがありました。
    680円半かつ丼とそばのセットランチ。カツは半分なので50gカツ。ご飯は特盛・大・中・小からお選びください。そばはセイロか温かいかけ蕎麦かお好みをお選びください。というスペシャルランチです。旨い、早い、安い、腹一杯、の四拍子です。「かつ丼の黄身が固まり過ぎだから作り直して」私作り直しましたが目が点になりました。3名で来店して注文は2品です。ランチはフリードリンク付きなので無論3人利用されています。これは今の日本でしょうか?先日の記事にありましたCICADAのようなお店でもこんなことが起きているのでしょうか?今の日本で本当に「お客様は神様」?
    次の世代に継がせるのが酷に思えてなりません。
    また、ご指導を仰ぎたいと思っています。

    • サカキシンイチロウ

      YOU ANさん
      そのような理不尽。サービスを受けるということの本質を知らない、理解しようとしないお客様が日本中で増えているようですね。
      先日、ちょうど勉強会で「お客様は常に正しい」という客商売の真髄と語られているこの言葉の本当の意味を考えてみようよ…と、問題提起をしたところでした。
      気持ちよくサービスさせてくれるお客様ばかりの現場であるならば、おそらくこの言葉は意味をなす。気持ちよくサービスさせていただけないお客様に、私たちはこのようにサービスさせてほしいのだけど…、という何らかの意思表示をする方法があるかもしれないね…、とその問題提起の答をみんなで考えてみることにしました。
      なかなか答が出ぬ、難しい問題。けれど必ず出口はあるのだろうと考えます。
      一緒になって考えましょう。

出張族改め転勤族 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。