寿司屋で飲む。飲める寿司屋の鮨のだり半

夜、新宿で友人と会食。ひさしぶりに「だり半」に来る。
代々木の気軽な寿司屋さんとして長らく営業していた店が、新宿に出した支店。
ただ新宿とはいえ代々木駅にも近く、住所は渋谷区千駄ヶ谷。新しくできたオフィスビルの一階にあって入り口脇に水槽があったりする。店に入ると左手に寿司カウンターがあり、中に職人さんが4人ほど。
テーブルがズラリと並んだ客席ホールは居酒屋仕様。
水槽の上には自家製のちくわが置かれて売られていたり、精米機があってシャリはみんな玄米をそこでつきたてといういろんな工夫があってたのしい。
お店のスタッフはほぼ若い。20台から30台の前半というところでしょう。ただひとりだけ、寿司カウンターの真ん中で腕を奮って睨みをきかす板前さんが大ベテラン。その人の目配り、気配りが見事で安心できる。いい感じ。

メニューは仕入れで毎日変わる。ほぼ魚だけ。しかもお店の人が手短に、しかし的確に説明をする。
一日3杯限定という、茹でた毛ガニを剥いて甲羅の殻に詰めた料理がある。メニューを説明してくれていた人が「これ、ボクが剥いたんですよ」って言ってニッコリ。その笑顔に惹かれてたのんでみた。そしたらこれが本当にぎっしりで、何杯ぐらいの毛ガニを剥いたんだろうと思うほどに、食べても食べても終わらない。味噌も別添え、堪能しました。
貝の刺身の盛り合わせ。貝好きさんとしては頼まないではいられぬ商品。
氷を詰めたガラスの鉢にホッキにミル貝、サザエにタイラガイと4種類。タイラガイの大きな殻が背景になり食欲誘う。サザエをゴリゴリ噛み砕きホッキがクニュンと歯茎を撫でる。タイラガイのサクッと歯切れる感じもおいしい。

店に入った時間は6時ちょっと前。
静かだった店も次々、お客様がやってきてにぎやかになる。
近所の会社の人たちの4人、6人といった小さなグループが中心ですか。
席に座って、いきなり寿司を注文しテキパキ食べて飲んで帰って行く人もいる。
自由なムードがいい感じ。

キンキを焼いてもらいます。
ほどよいサイズの太ったキンキ。塩をたっぷりうたれてヒレもカリッときれいに焼けてる。ねっとりとした皮。脂ののったやわらかな肉。骨にはりついたところはしゃぶる。しゃぶって肉はなくなったのに、骨から味がしてくるようでやめられなくなる。
目が好きな人がいるけれどボクは苦手でほっぺたの肉や脳天だけを食べ、目は見ないようにして終える。

〆の寿司。箸袋をひっくり返して書いて手渡す。
スミイカ、赤身にしめ鯖、穴子に赤貝と5種類それぞれ2貫たのんでふたりで食べる。ねっとりとろけるスミイカはシャリと混じって互いの味をひきたてる。イカの刺身もおいしいけれど握りで食べると一層食感や甘みがおいしくたのしめる。
赤身はひんやり、すっきりとした酸味がおいしい。ちょっと緩めに〆たサバ。サバそのものの味わい、風味をたのしめる。感心したのは赤貝で分厚い本体の上に紐をのっけて添える。むっちりとした貝の食感にゴリゴリとした紐の歯切れが混じって旨い。炙った穴子の寿司でおしまい。ネタが大きくシャリの味も好きな味。また来ましょうと思う夜。

 

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