宇治金時にヨルイエゴハン

天丼を食べた〆にかき氷。エレベーターでストンと一気に地下まで降りて、虎屋菓寮にやってくる。
そういえば、天ぷらとかき氷って良くない食い合わせだよねと一回言ったことがある。
そしたら彼が「ボクら、そんなことでポンポン壊したことがあったっけ?」ってニンマリしながら答えてボクも大笑い。
ボクらのお腹は鋼鉄製だからねぇ…、って宇治金時を頬張ったのを思い出す。
当時、かき氷の時期の虎屋菓寮は大人気。1時前には行列ができ始めるのが普通だったから、天丼屋さんの開店に合わせて行ってテキパキ食べて、テキパキ移動でやってきていた。今はのんびり、ゆっくり来てもありつける。

宇治金時の小さなサイズ。あんこ半分に今日は白玉を2個追加した。
餅と違って白玉はどんなに冷たくされてもなめらかなまま。健気な食べ物(笑)。氷の中にしばらく沈めて、キリッとさせて氷と一緒にパクっと食べる。
最初は冷たくキリッとしてて、ところが口の中の温度でゆっくり本来のまったり感を取り戻す。と言ってネットリ、奥歯に貼り付くようなこともなくもっちりぽってり。ずっとスベスベ、オキニイリ。
抹茶の苦味に練乳のコク。あんこが氷と一緒にとろけて消えて、お腹の芯から体がひんやり、涼しくなってく。
天丼のご飯は残してしまったけれど、宇治金時はあっという間にお腹におさまる。別腹だなぁ…、って思って笑う。金曜日。

 

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いい肉があった。
和牛のミスジ。
150gほどのほどよい大きさ。
重さに対して分厚かったのが気に入って、それを今晩のメインに仕立てる。
弱火でジリジリ表面を焼き、脂がにじみ出してきたところで強火で表面を焼き切ってやる。
アルミホイルでしっかり包みフライパンの予熱の上で休ませる。
味は胡椒と塩だけで見事にきれいなレアに仕上がる。芯はロゼ色。けれどしっかり熱が入ってあったかでサクッと歯切れてクチャっと潰れる。タナカくんも喜んだろう…、と思って食べる。
大好きだったマッシュポテトを作って添える。茹でたじゃがいもにバターをたっぷり。ひたすらマッシュして作る。ぽってりなめらか。ステーキと一緒に食べるとその両方のおいしさが増すオゴチソウ。

アイスプラントとラディッシュにオリーブオイルと塩をかけてサラダに仕立てる。シャキシャキしていて噛んでるうちにとろけるアイスプラントは食感軽くて自然な酸味もオキニイリ。
パスタも一緒に作って添えた。玉ねぎとニンニクをオリーブオイルでしんなりするまでソテしたところに茹でたパスタに茹で汁、そして生クリーム。大きく揺すってタプンタプンととろみがついたところでスモークサーモン、ディルにトビッコで出来上がり。今日も良くでき。
15回目のケーキはピエールエルメのタルトモザイク。
さくらんぼのピュレを覆ったピスタチオクリーム。色のコントラストも味のコントラストも切なくなるほど見事でおいしい。国立競技場の花火の音に切なくなった、夜のコト。

コメント

  1. ひろゆき

    閑けさや 花火消えたる あとの星
    15回目の月命日、お悔やみ申し上げます。筆に勢いが戻ってきているサカキさんの日記を読みながら、少しずつ元気を取り戻されていることを願っております。

    • サカキシンイチロウ

      ひろゆきさん
      なくしてしまったさまざまなことは埋まることなく、でもがんばらなくちゃと頑張っています。
      あたたかいコメント、ありがとうございます。

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