女流王将か女装王将か、それが問題

京都王将が女性向けの新業態を営業している。
場所は京都で評判もよく、その業態が東京の有楽町にできたというのでやってきてみる。
場所は有楽町駅と東京駅のちょうど間くらいのガード下の一角。
アーチ型の眼鏡橋的構造躯体がズラッと続くガードは現在、耐震工事を兼ねた化粧直し工事の真っ最中。そのワンユニットを使った店でレンガの色が真新しく「OHSHO」と黒地に白抜きのローマ字ロゴ。横に見慣れた「餃子の王将」のロゴが並んでついている。
あぁ、真剣じゃないなと感じる。お店のロゴや看板はそのコンセプトをお客様に伝える最初のメッセージ。新業態として真剣に戦いたいなら旧来のロゴは隠して置くべき…、なのに併設するとはつまり、女性客だけでは持たぬと判断したからでしょう。もう負けている。

しかもランチメニューの看板に「ご飯大盛り無料です」とある。
おそらくこのオシャレな外観におっかなびっくりの男性客に「こんなにオシャレに作ったけれどあなたたちにきてくれないとこまるんです」って言ってるようなモノでしょう。
店に入ると、オシャレです。アーチ状の構造をいかしたモダンな作りの店で、いらっしゃいませとサービスをする女性スタッフのユニフォームもオシャレで姿は凛々しい。ただ厨房の中は100%男性で餃子の王将と同じムード。餃子の王将に女性王将が曲がりしているような感覚。カトラリーを含めてテーブルの上は女流でやっぱりオシャレではある。

餃子定食をたのんでみました。
料理提供に時間がかかる。
あとから来た人の注文した黒酢の酢豚定食だったり麻婆豆腐はすぐやってきていた。「餃子の王将」なのにねぇ…、ってソワソワ気持ちがしはじめた頃にやってきたコレ。
ガッカリです。

ちなみにボクは女性ではない。
とは言え、ココロの中に乙女が巣食うちょっと変わったおじさん程度。
だから女性の気持ちがわかるわけじゃないけど、これが女性向けの料理じゃないに違いない…、って推察くらいはできたりします。何しろ茶色い。食器はちょっとオシャレだけれど上にのっかる料理は完全に餃子の王将。お皿を変えて杏仁豆腐を付けたから、女性にもやさしい料理にみえるでしょうって浅はかさ。しかも餃子をのせたお皿がお膳からはみだしている。どう並べ直そうとしてもカチッとお膳に収まらぬ。こういうところがボクは本当に大嫌い。

まぁ、餃子を女性的な料理としてあつかいはじめると創作料理っぽくなってどんどんへんてこりんになっていくからしょうがないところもあるのだけど、ならばサラダくらいはたっぷりと、ふっくらこんもり盛り付けようよって思ったりする。
メニューの写真のサラダはそこそこ見栄えがよくて、それを勝手にイメージしたからなおさら現実の惨めなギャップにびっくりしたわけ。しかもメインの餃子は焼きがあまくておいしくはない。お店がオシャレであるから逆に、王将の餃子ってとりたてておいしいものじゃなかったんだ…、って気付かされるのがありがたいんだか、申し訳ないんだか。夜のムードはもっと女子向きになるんだろうかってちょっと思った。的外れ。

 

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コメント

  1. 村本

    サカキ様

    一人で王将で食事がしたい、ごはん大盛で餃子を食べたいけれど、ガタイのいい男性が大多数の王将には入りづらいという女性もいます。

    そういう女性(私)にとっては、このような店構えはありがたいです。
    そういう女性は、料理が茶色ばかりでも関係ありません。
    餃子を女性的な料理として扱ってもらったり、サラダをたっぷり盛る必要もありません。
    王将の餃子を食べに行くのですから。

    おじさま方の想像する「女性向け」って何なの?と訝しく思います。

    まぁ、肝心の餃子がイマイチとのことでしたので、結局全部ダメですね。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      村本さん
      おじさんたちが考える女性向けは見当はずれであることが多いですよね。かわいらしいから、うつくしいから。そんなことで女性が満足できるかというと、そうではないことも多いのでしょう。
      お腹は男も女も同じですもの。
      女性向けをよそおいながら、商品をおいしくし忘れるなど言語道断。肝心なところはしっかりしないと駄目ですよね。

  2. 食欲

    あーおっしゃる通り、餃子の焼きがあまいですねー。しっかり待たされて、餃子の王将でこれが出てきたらがっかりですね。ちょっと焦げすぎましたくらいがおいしいのに。
    お店の雰囲気は女性向け、っぽいけどそれだけですね。器がおしゃれだったり、サラダが付いていたり、それでポイントが上がるわけではない。女性は大体皆でシェアっていうのが好きだから、もっと色々盛り合わせみたいなメニューを作ればいいんじゃないのかなー。まーぼー豆腐とかエビチリ、酢豚みたいにある程度作り置きできるメニューもあるでしょうし。なんとなくこれ以上展開しそうにない予感。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      食欲さん
      女性の基準は高いのです。しかもあきらめも早く、駄目だと思ったら二度はない。男性よりも厳しいお客様なのだから商品作りの基本をしっかりしないと駄目なんですよね。

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