天金の朝、アオイソラ

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朝、新宿を経由しての移動。途中、新宿駅の西側で朝食をとる。
「天金」という和食のお店。名前からも分かる通り、天ぷらの専門店なのだけれど朝から営業をやっている。さすがに朝から天ぷらというのはお客様のニーズに合わない内容で、それで朝だけの気軽な定食が用意されてる。特別凝ったものがあるわけじゃないのだけれど、朝のお腹にやさしい料理が揃ってて結構人気があるのですネ。今日も次々、サラリーマンがやってきて朝の食事をたのしんでいる。

aten-teishokuaten-mesiそろそろとん汁がはじまる季節かなぁと思ってやってる。
メニューに見つけて早速注文。
そしたらなんと「ちょっと前に売り切れちゃいました」…、と。
今日は特にとん汁が人気だったの…、と言われてちょっとガッカリします。
まだまだボクには秋がやってこないというコトなのでしょうか。
確かに今朝もあせまみれ(笑)。

鮭の塩焼きと冷奴。
それからめかぶをおかずにたのみ、夏の終わりの定食にする。
たのんだおかずに、ご飯、味噌汁、味付け海苔。刻んだキュウリのしそ漬けとしらすおろしがついて朝のひととおり。
高温の蒸気で焼いた鮭の塩焼き。脂がほどよくおちてさっぱり仕上がるところは悪くなく、けれど皮がべろべろ、縮んでちりめんみたいになってていささか怖い。
ペロンと剥がして、鮭の身だけにしてほぐす。
熱々のご飯の上にそれを置き、しばらく蒸気でなじませるとシットリ感がよみがえり、風味も良くなる。味付け海苔でそれをくるめば即席おむすびみたいになって朝の気持ちが盛り上がる。

aten-yakkoaten-shoyuココでは醤油をまずつかわない。
使わなくてそれぞれ素材の持ち味で、十分おいしく食べられるから。
例えば豆腐。
冷奴の上にパラリと七味をかければ、赤唐辛子の辛味で豆腐が甘く感じる。豆の風味や旨みもしっかり感じることができるのもよし。
しらすおろしはしらすの塩味、旨みで十分。
大根おろしが甘くてしなみみずみずしくて、お腹の中も潤う感じ。

めかぶがコリコリ。
量は少ないのに食べごたえがあってビックリ。
ほのかに酸っぱく、お腹がキリッとしゃんとする。

ところでこの店。醤油差しがプラスティックの素材のモノで、これを見るたび中は醤油じゃなくてウスターソースなんじゃないかと思ってしまう。醤油は赤いキャップのガラスの瓶。青い頭のプラスティックの容器の中にはウスターソースと小さい頃に刷り込まれてる。洋食屋さんでも中国料理屋さんでも大抵そうで、本当にコレは醤油だろうか…、って手に取りちょっと匂ってみたら確かに醤油でホっとする。

a食事を終えて、西口広場のロータリーから空を眺める。
いつものように…。
今日の空の青さはひときわ、濃くて濃厚。
秋なのかなぁ…、夏の空とはちょっと違う。
雲は真っ白。
分厚く、しかも遠くにあって、遠近感がクッキリしてる。

右手に見えるスバルビル。
左手奥のヨドバシカメラ。
どちらも近々、再開発で数年経ったらココから見える景色も随分変わるんでしょう。
大きな籠のような意匠の東京モード学園のビルも出来た時にはビックリしたけど、今ではすっかりここの景色に溶け込んだ。
それにしても歩道じゃなくて車道を歩いて近道をする人たちの多いコト。
かつてココには客待ちタクシーが並んでいたのだけど、今日だけなのかなぁ…、そのタクシーがほとんどなくて代わりに人がゾロゾロ歩く。なんだかスゴい景色です。

 

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