天然とんこつラーメン専門店…、の「一蘭」

新宿で一番の行列…、といえば一蘭の店先にできるそれだったのだけど、最近、ずいぶん静かになった。
インバウンドの人たちの興味が徐々にかわってきているのか、今日も行列がまるでなかった。
あるいはお店が増えた…、ということもあるのかもしれない。
とにかく並ばず入れるのならとちょっと試した。前に食べたのはいつだったでしょう…、もう7、8年ほど前になるかな。博多のキャナルシティの店でお重みたいな仰々しい器に入った濃厚ラーメンを食べて以来のひさしぶり。
地下の店です。階段を降りると入り口脇に大型旅行かばんをおいておくためのスペースがあり券売機。食券買うとスタッフがこちらへどうぞとカウンターに案内をする。気持ちのよい対応で忙しいことになれているな…、と感心します。

カウンターにラーメンのカスタマイズ用のシートがおかれてて久しぶりだから全部「普通」を指定する。
こういうシステムもインバウンドの人にはたのしいのでしょう。
カスタマイズシートを食券と一緒にてわたし、注文完了。
二枚で一組になってたシートの下一枚はトッピング、あるいはお替り用の注文シート。
これまたよくできた工夫です。

ちなみにたのんだのは普通のラーメンにチャーシュー、きくらげ、ネギに海苔の追加トッピング。特製のお酢をもらって今日のひと揃え。
待たせすぎない。でもおいしいラーメンができてくるんだろうなぁ…、と期待感をもたせるほどよい待ち時間。

まずは来たまま、つまり普通のラーメンするり。普通にしてこってりとした豚骨スープ。若干、ザラッとしたのどごしに荒々しさをほどよく感じる。麺は細くてなめらかで、しかも頑丈。熱いスープの中でも決してへたらずずっと硬さを保ってる。
ちなみにこのスープの熱さが絶妙。熱々ではないのですネ。ふうふうせずとも一口目からズルンと麺をたぐれる程度。日本人ほど熱さに耐性のある舌を持った民族はなく、だから日本人にとっては若干ぬるめの状態が世界的にはおいしいスープに違いない。
トッピングを全部のせるとなおぬるくなる。けれどトッピングそれぞれがほとんど味を持っていないのでスープが薄まったり濃くなったりの味の変化がないのがこれまたオモシロイ。

それにしてもやっぱり脂が強いです。
食べるにしたがって舌の上に脂がつもって舌が鈍感になっていく。
一人ひとつのブースにウォーターサーバーが一つづつ。ほどよく冷たい水がそこから注がれる。
二人できたら席と席の間の仕切りを折りたたんで、顔を見ながら食べることができるようになってる工夫にちょっとびっくり。
ラーメンに集中しながら食べてとそれで仕切りができたはずなのに、ラーメンマニアが主要な顧客じゃなくなったからなんでしょうネ…、オモシロイ。
観光客向けとか、独特の店の構造だとかばかりが話題になって、むしろそれで損してるかなぁ…、って思えるほどに商品はまともでおいしく、行列がほとんどなくなってきているからでしょうか…、サラリーマンや作業服の人たちがお店の中にちらりほらりと。
商売って「最高」よりも「最適」でありつづけることが大切なんだ…、ってしみじみ思った。お勉強。

 

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コメント

  1. Comfort

    このページの最上部中央の写真では仕切りが、左側は有り/右側は無し、ですが、
    「左側は仕切りを外せる/右側は仕切りを立てられる」のでしょうか?
    榊様>「・・・商品はまともでおいしく・・・」
    元々が「ラーメンの旨さ」で有名になった店ですから仰る通りだと思います。
    地元福岡の店はどうなのか、怖いもの見たさで偵察しようかな~。

  2. サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

    Comfortさん
    この衝立の構造がなかなか複雑で、蝶番の都合上、右から左に折りたたみ、それを右に倒すという…、文字で書いてもなかなか伝わらぬのにイライラします(笑)。
    エキセントリックな特徴がなくても十分、いいお店だったんだろうなぁ…、ブームがさっても適切な規模に縮めば長生きすることができるブランド…、とそう感じました。

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