天ぷらITOIでニューな天ぷら、オキニイリ

家の近所で夕食をとる。
荒木町の中の一店。
「ITOI」という天ぷらの専門店にやってくる。
今年遭遇した何軒かの新しい店の中でもオキニイリのひとつの店で、何しろストリート系のおにぃちゃんたちが真面目に揚げる天ぷらを、ロケンロールな感じの店舗で背筋を伸ばして味わうという、不思議なコンセプト。
料理がしっかりしているから、そういう不思議が程よい遊び心に感じられてハマるとハマる。
ただ、やはりお店の外から何屋さんかわからないので、最初はちょっと苦労したよう。最近、外看板に「天ぷら」の文字。何屋かわからぬ店から、ナウな天ぷら屋って感じになった。

それでか結構流行ってる。
今日も予約をせずに来たら最後の二席だけということで、運良く入れた。
奥の個室にはグループ客で、厨房の中はてんやわんやの大忙し。
繁盛するのはすばらしいこと。前回きたときは2人でやってた。ところが今日は3人で。
人が雇えるということは、もっとすばらしいこと。

酒の肴にピッタリの1800円のミニマムコース。
まずはお通し。しめじを天ぷらにしてポン酢をかけて味わう一品。
シコシコとしたきのこの食感と、スッキリとしたポン酢の味わい。一口ごとにお腹が空いてグーッとなる。
ほうれん草のおひたしにイカの塩辛。
茶碗蒸しが次々やってくるのがうれしい。茶碗蒸しの中にもたっぷりしめじが入って、秋から冬の今の季節はきのこの季節。一緒に行った友人がきのこが苦手で二人分を食べることになる。まぁ、おいしいからしょうがない(笑)。

野菜の天ぷらが3種。安納芋とレンコンに茄子。芋は是非に塩で食べてみてください…、と言われて食べると、甘くてほっこり。口の中でとろける食感。
さつまいもって昔はあんまり好きじゃなかった。なのに最近、なんだかおいしく感じるのです。お菓子ならば甘いモノも受け入れるけど、おかずになるような食材が甘いというのが苦手だったけど、今でもは甘みも旨味の一つと思えるようになりました。
レンコン、茄子は天つゆたっぷり浸して味わう。大根おろしに摺り生姜。
それからエビと穴子にとり天の盛り合わせ。ココの天ぷらは衣がさっくり。ちょっと頑丈に出来上がっていて衣自体に風味がある。だからそのまま食べるのもよし。天つゆに浸せばタップリ吸い込んで、口の中をみずみずしくする。

とり天がついてくるのが今の天ぷら屋さんの所以でしょうか。
鳥のもも肉に下味を入れる。
出汁で軽く煮込んで、塩の風味を漬けている。
だからこれもそのままおいしく味わえる。
天ぷら屋にきて、鶏肉とはいえ肉を食べることができるというのがうれしいモテナシ。
魚介類や野菜で満たせぬ気持ちが満たされる。

アラカルトであれやこれやと。
はんぺんのチーズはさみ揚げっていうのがあってたのんだ。
せいぜい、はんぺんでチーズを挟んでフワッと揚げたモノだろうと思っていたら、お碗でやってくるではないの。
中にはふっくらしたはんぺん。
出汁がはられて、断面見ると中にチェダーチーズが挟まりとろけてる。
揚げ出し豆腐のような仕上がり。ふっくらとしたはんぺんに出しをタップリ吸い込んだ天ぷら衣がとろけてジュワリと潰れてく。チーズはトロリ。濃厚な旨みが一緒にとろけだす。
それからいつもたのむ先イカの天ぷら。
さきイカ自体に味があり、それを天ぷら衣がふっくら閉じ込める。ココの天ぷらは基本、そのまま食べてもおいしい天ぷら。それに醤油とマヨネーズをといてタップリつけて味わう。さきイカとマヨネーズの相性がいい。油とマヨネーズの相性もよく、もぐもぐ噛んで酒を飲む。

一個単位でたのめる天ぷら。イカとホタテの柱をたのむ。
イカはきれいに飾り包丁を入れて仕上げる。けれど薄皮を引き忘れたような感じで、なかなかスパッと噛み切れない。だから結局、噛み切らずにパクっと食べてもぐもぐ噛んだ。
口の中でちょっとパリポリする感じ。歯切れの良さをたのしみ食べる。
ホタテはむっちり。上品な旨みが広がる。

エビのかき揚げを〆にします。いつもはパクチーとエビのかき揚げをたのむのだけど、今日は普通のエビのかき揚げ。ところがやってきたのが緑色した塊で、パクチーですか?って聞いたら普通のかき揚げだという。
割ってみるとたしかに緑の物体は三つ葉の葉っぱ。玉ねぎと一緒にエビが揚げられていて甘くて焦げが香ばしい。お腹もほどよく満たされて、また来ましょうと席を立つ。

 

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