天とじそばにスイカのジュース

蕎麦でも食べよう…、と西新宿の「渡邉」に寄る。
新宿西口のヨドバシ王国の一角にある老舗のひとつ。家電ショップが主要な集客装置となっているエリアだから、この界隈には若い人向けのお店が多い。かつては牛丼店が集客競争にしのぎをけずり、最近ではラーメン店。つけ麺だとかワンタン麺だとかと個性を競い合っている。
でも、おじさんたちも結構多く集まるんです。
特にカメラが憧れのガジェットだった時代の若者。つまり60、70くらいのおじさん。ある程度のお金が自由になる人たちが集まっても来る。昼のゴチソウはラーメンじゃなくて蕎麦って人が多くいるんでしょう…、にぎやかな店。そば打ちスペースを囲むように客席があり、大きな厨房の大きな釜ではいつもお湯がわいている。おひとりさまのカウンターに座っての昼。おじさんたちに馴染むようにと保護色モードを発揮する(笑)。

天とじそばをたのんでみました。
「熱いそばですがいいですか?」ってお店の人に念を押される。
たしかに外は日差しが強い暑い昼。
他のお客様はほとんどがせいろであったり冷たいぶっかけ系のそば。でも暑いときなればこそ、熱い汁そばで体をしっかり温めなくちゃ…、とそれで天とじ。
天ぷらを覆うふっくらした玉子となめらかにとろける蕎麦の組み合わせがオキニイリにてそれでたのんだ。
なのになんとココの天とじ。玉子とじそばのかたわらに天ぷらの盛り合わせが添えられているというものだった。これじゃ、天とじじゃなくて「天・玉子とじ」。拍子抜け。

おそらく天ぷらの揚げたて感を損なわぬようにという配慮なんだと思うのだけど、ボクにとっては小さな親切余計なお世話。天ぷらはエビが2本に海苔にかぼちゃにニンジン。衣はバリバリしていて、たしかにそのまま食べてという強い主張を感じる仕上がり。
そばに早速エビを2本。汁にとっぷり浸すようにして沈めて食べる。
この天ぷら衣はかなり頑丈。だから汁につけてもあまり膨れずずっとバリバリしてる。エビは上等。加水をしない正直なエビで甘みも食感もなかなかに良い。スッキリとした酸味であとくちひきしめる汁はやさしく、そばは香りゆたかんで旨い。海苔の天ぷら、かぼちゃの天ぷら。次々汁に浸して食べて、お腹あったか。腹満ちる。

 

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いろんなところに夏の気配を感じる季節。
プロントがスイカジュースをはじめていました。
5年ほどくらい前だったでしょうか…、大々的なプロモーションと一緒にデビュー。その年は他のお店でもスイカ関係のジュースだったりスムージーだったりといろんな商品が開発されて、スイカの当たり年みたいだった。
それから毎年、プロントだけは夏にスイカジュースを売ってる。
お店の前にポスターなんかは貼られることなく、中を覗いてメニューを確認。はじめてはじまっていたのがわかる。もったいない。
塩をパラリを振って甘みをととのえる。シャリシャリとしたスイカの果肉が舌にのこって、スイカをかじっているような感じがするのもオゴチソウ。
それにしても使い込まれたトレイの塗装が剥げちゃっていて、そろそろ変え時。同じ剥げても漆が剥げた漆器は味出てさまになる。人工素材が剥げるとただただ見苦しい。本物として枯れなきゃいけない…、って思ったりした。甘酸っぱい。

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