大戸屋は定食屋なのか、カフェなのか…。

夜、何を食べようとあれこれ思案。気持ちはご飯を食べたくて、定食屋のようなところを思い浮かべる。
どこがあるだろう…、と思うもなかなかひらめかず結局大戸屋にすることにした。
大戸屋という店。業態分類をどこに置こうかいつも迷う。
定食屋というにはあまりにメニューが整然としすぎてて、なにより定食屋にあってほしい料理が大いに欠落している。例えば玉子焼きだとかウィンナ炒めだとか、あるいはもっと単純に焼海苔だとか。
お店のムードも客層もどこかオシャレで、定食屋じゃなく「カフェ」と分類したほうがいいんじゃないかと思うことすらある空気感。ちなみにタブレットがテーブルに置かれていて紙のメニューは要求しないと出てこない。なのにデジタルメニューの使い勝手が絶望的に悪くて右往左往する。

定食を選ぶとご飯の種類や大盛り、小盛りと次々選んでいかないと注文ボタンが押せなくなっていたりして、お店の人の作業を代わりにやっているんだなぁ…、って面倒くさく思ったりする。
季節メニューのロースカツの玉子とじ定食と生姜醤油漬け炭火焼き牛タン定食を選んでたのみ、追加でホッケの塩焼きを単品でとる。まずは玉子とじ定食がやってきて、それからしばらく…、かなりしばらく待ってやっと残りが到着。かつて「同時同卓」、同じテーブルの注文はなるべく同時に提供しましょう…、と心がけてた美徳が今や風前の灯状態。なやましい。

やっとやってきた残りのふたつ。
定食の方は、大きなお膳にのっかりやってきて二人がけのテーブルに2つのせるとほぼぴったり。
単品のホッケがのっかる余裕なし。
乗らないよね…、って言ったら「乗りますから」とお膳を動かし三分の1ほどテーブルから突き出すように置き直し、空いたところにホッケのお皿をのせるのですね。
確かに乗りはするけれど、窮屈に見えなにより危険。
お膳を外し器をテーブルに直に置き、並べ直すと景色が整う。なんだかちょっとホッとする。
カツ煮の卵がよい状態。牛タンも厚み十分でザクッと歯切れる食感痛快。ホッケも脂がのっていて味は決して間違ってない。

できたて感もそこそこあって悪くないなと思うのだけど、玄米ご飯が白米、玄米まだらな仕上がり。「ちゃんとごはん」というのを最近テーマにしている大戸屋の、ご飯がちゃんとしてないところにちょっとがっかり。
料金追加で仕立て直してもらった味噌汁。甘めの麦味噌が田舎の汁のようでおいしく、牛タンのサイドについてくる調味料が青唐辛子の辛味と風味が混じった南蛮味噌風という、おいしい工夫は良いなと思う。
本質よりも見た目であるとか調味料とかにこだわるところが、やっぱりココは定食屋じゃなくカフェなんだなぁ…、と腑に落とす。
ちなみにタブレット端末に「会計しますか」ボタンがあって、押すと従業員を呼んでいますってメッセージ。テーブルチェックに対応したか…、と思うも一向にやってはこない。聞けば追加注文があったとき、伝票をもってくるタイミングを教えてもらうためなんだという。いろいろ勉強、オモシロイ。

 

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コメント

  1. miatamore

    トレイやお皿がテーブルからはみ出していても平気な人は結構いるのですよね。私はビクビクしてしまいます。その昔、ヴェネツィアのHarry’s Barは、小さなカフェテーブルに合わせてお皿もカトラリーも小さなものを選んだことが、高額店としては斬新な試みだったそうですが、テーブルやカウンターに合わせた器類の仕様というのは基本なのでは、と。食べる前にお皿の配置をやりくりしなきゃいけないとき、なぜお店側はこれで良いと思っているのだろう?とつい愚痴りたくなります。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      miatamoreさん
      カルパッチョを発明したと言われるハリーズ・バー。小さなお皿に小さなナイフ・フォークで味わうからこその粋な分量、粋な味わいだったのでしょうね。
      ヘミングウェイが座った場所に座らせてもらってベリーニを飲んで悦に入ったことを思い出しました。
      料理よりも器が偉そうにしているお店ってかっこ悪いなぁ…、とも思いますね。

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