夜中のお腹にやさしいラーメン、小洞天

昨日に続いて若い人たちと飲んで語らう大阪の夜。夜中というのにお腹が空きます。
小洞天にやってくる。
日が変わってもやってる小さなラーメン店。なんば、道頓堀の近くにあってスナックビルの一階にある。
カウンターだけ。厨房にはおじちゃん、おばちゃんがニコニコしながら立っていてお酒を飲んでゴキゲンなおなじみさんたちと陽気におしゃべり。
そのニコニコ顔が注文受けるとキリッと凛々しくなってテキパキ、料理を作る。そのメリハリと手際の良さにウットリします。
メニューはシンプル。ラーメン、大盛り、叉焼、ワンタンのトッピング。それに餃子、お酒を含む飲み物数種と潔い。なのにいささか迷います。叉焼ワンタンと欲張ろうか…、と思いもしたけど飲んだあとです。普通のラーメン。

餃子を追加でたのみます。
すると餃子を蓋付き平鍋の中に並べる。
並べ終わったらジャーッとお湯を注いで蓋をする。
蓋の隙間から蒸気がブワッと噴き出して、たちまちおいしい匂いがしてくる。
ちなみにラーメン屋にして空気がおいしい。嫌な匂いがしないのですね。
しかも餃子が焼き上がる間の時間でピタッとラーメンが仕上がる。
頃合いを見計らってお湯がたっぷり沸いてる鍋の蓋をあけ、極細麺を軽くもみつつ粉をおとしてパラパラ振り込む。軽くかき混ぜ程よいところでザルにとり、ちゃっちゃとやってスープを注いだ丼へ。
そっと浮かべたところにもやしに叉焼、ネギをぱらりとほどこして、おまたせしましたとやってくる。
受け取りカウンターに丼を置くタイミングで餃子が到着。手際の良さにウットリしちゃう。
それにしてもうつくしい。
透明なスープで油がほとんど浮いてない。茹でる前には軽い縮れたもった麺も茹でられスープの中ではストンとほぼストレート。丼の底まで見通せそうな透き通って色もほとんどついてないスープをまずはゴクリと一口。

おどろいたことにしっかり味があるのですね。
力強い旨味を塩がくっきりとした輪郭つけてなんとおいしい。
スープの香りはほのかで、一体何が旨味のもとかわからないほど。
それで麺の小麦の風味や旨味を心おきなくたのしめる。

胡椒をたっぷりふりかける。
胡椒の辛味が不思議なほどに甘く感じる。
おそらくスープの仕業でしょう。茹でたもやしはシャキシャキで、ネギはサクサク。叉焼はスープをすってほろほろほぐれ、口の中でちらかり一瞬、舌をかわかす。徹底的に脂を排して、なのにこれほどおいしいなんてなんだかたのしい。オモシロイ。

餃子は小さい。小指ほどの大きさで、タレは酸味の強い醤油ダレ。ラー油をくわえて風味を添える。
一個食べるとパリパリに焼けた皮が砕ける感じがたのしめる。二個を一緒にタレをまとわせ頬張ると肉と野菜のあんが散らかる感じがおいしい。どちらにしても皮の焦げた食感と香りがおいしく、二人前たのんで食べればよかったなぁ…、って思っちゃうほど。しみじみ旨い。
ラーメンも餃子もすべてやさしいおいしさ。夜中に食べてもぐっすり眠れ、明日の朝にはお腹がすいてめざめるに違いない…、って予感がうれしい。好きなラーメンの5本の指に入るおいしさ、オキニイリ。

 

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