夜の南昌飯店、バーガーキングで月曜の朝

日曜日の夜。家で料理を作るのも面倒くさくて外に出る。
とは言え家の近所のお店。南昌飯店にやってきてみる。いつも元気なおかぁさんが今日もニコニコがんばっていて、この人っていつ休んでるんだろうって不思議に思う。
夕食にはちょっと早めの時間ということもあったのでしょう。お店は静かで、厨房前の一等席をもらってのんびり。ビールの中瓶をもらってグビッ。
夜の定食がいつも三種類ほど用意されてて、麺と半チャーハンのメニューを探す。実は今日、どうにもこうにもチャーハンを食べたくってしょうがなく、家で作ろうかと思ったのだけどプロの手になるパラパラチャーハンが頭の中にずっと居座りそれでココ。
運良きことにセットの麺がマーボーラーメン。これもボクのオキニイリにて即決します。辛味控えめ、強いとろみのマーボーラーメン。スベスベとした当分食感がなめらかでよじれてコシのある麺の歯ごたえ引き立てトゥルンとお腹の中に収まる。チャーハンはパラパラ。しかもご飯の芯まで焼けてて味がしっかり入ってる。玉子と茹でた枝豆が入っているのがここのチャーハンの特徴でホツホツとした豆の食感がなんともたのしい。

おかぁさんおすすめの空芯菜の炒め物。ニンニクと赤唐辛子がバチッと決まって噛むとザクッと歯切れてゆっくりとろけてく。
今日のおすすめメニューの中の黒酢鶏っていうのがあって、これおいしいよ…、っていうのでたのむ。一口大にぶつ切りにした鶏肉をざっくりするまで揚げて黒酢のあんでまとめる。鶏肉もおいしいんだけどシャキシャキとした食感残した玉ねぎが辛くて香りがよくって旨い。
揚げた豆腐の五目うま煮。ぽってりとした豆腐の食感がなめらかでお腹が芯から温まる。
焼き雲呑っていうのがあって、茹でた肉ワンタンを固めだけ焼き焦がしたモノ。餃子の皮より薄くてなめらか。それが焦がされパリパリとした砕ける感じがおゴチソウ。お酢に醤油をちょっと垂らしてラー油じゃなくて芥子をあわせてパクっと食べる。鼻からツーンっと芥子の香りが抜けてちょこっと涙を誘う。今週ちょっと忙しい。

 

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バーガーキングで朝。
ひさしぶりのバーガーキング。
ハンバーガーにはダイナー系とバーベキュー系の2種類あって、前者は鉄板、後者は直火と調理法がまるで違う。脂のおいしさとしっとりとした焼き上がり感を味わおうと思えば前者。焼けた脂の香ばしさとがっしりとした肉の噛みごたえをたのしもうと思えば後者。バーガーキングは後者の代表。
ただ肉質が変わると直接的に出来栄えに影響がでるのがバーベキュー系ハンバーガーの特徴でもあり、ここ数年、バーガーキングのハンバーガーの劣化が激しい。それで今ではハンバーガーはほとんど食べない。
食べるのは不思議なチープさがいとおしいホットドッグか、フィッシュサンドイッチ。特にフィッシュサンドイッチのぽってりとしたとろけ感は秀逸で、今日もそれを選んでたのむ。
そう言えば、かつてここのフレンチフライは細くてザクザク、口の中で壊れる感じがおいしい一級品だった。今ではどこにでもある凡庸なフライドポテトになっちゃってサイドに選ぶのはオニオンリングになりました。

ぽってりとしたタルタルソースがこぼれ落ちるほどになめらかで、とろけるチーズがカサカサパラパラ、口の中で散らかるパン粉をまとめてくれる。フィッシュフライはやわらかで胡麻付きバンズと一緒になって口でたちまちとろけていくのが食感独特。
なによりありがたいなと思うのが、サイズが小さくならないこと。マクドナルドやKFCが心配になっちゃうほどにミニチュアサイズ化していく中で、ここの商品は昔とあまりかわらない。変な工夫をしないことが、本当ならば繁盛していく秘訣なんだけど、今の日本ではそれ故苦労してしまう。なんだか不思議。
ザクザク砕けるオニオンリングはビールをこれで飲みたくなるほど。朝でござんす、さぁ、仕事。

 

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