夏の沖縄料理。空っぽテラスのスターバックス

沖縄料理の「やんばる」に来る。
ビルの建て替えのため従来の場所からアルタの裏側に移った。かつては「沖縄そばと定食の店」と「沖縄居酒屋」が隣り合わせにあったのだけど、今度は1階、2階の二層構造。
一階のお店の入り口脇に券売機。食券買って先払い。カウンターだけのお店で、厨房の大きく設備の充実していることにビックリ。圧倒される。厨房の大きさに辻褄合わないほどに席は少なく、おそらく2階の料理の一部もここで作られているのでしょう…、臨場感があったワクワク。
調味料は宙を浮き、お箸やおしぼりはカウンターの下の引き出しに収められてる。かっこいい。

ゴーヤチャーハンセットをたのむ。
フーチャンプルーのセットにしようかと悩んだ。
ただここでタナカくんが好きだったのはゴーヤチャーハンかウチナー焼きそば。
沖縄そばの麺をつかった焼きそばでそれもおいしく好きなんだけど気分はチャーハン。
大きな中華鍋の中をご飯が舞うように仕上がっていくのを見るのがたのしく、お腹が鳴ります。
ランチョンミートとゴーヤとネギ。ご飯に比べて具材がたっぷり。パラパラに炒めたところに玉子を流して仕上げてる。
塩と鰹節のスープ、ランチョンミートの脂の風味で味はしっかり整っていて、シャキシャキ、ゴーヤが奥歯にあたって苦味がビリッと舌をつねる爽快感。やっぱりおいしい。オキニイリ。

汁の代わりに沖縄そばのハーフサイズがついてくる。豚の三枚肉の煮込みにかまぼこ、ネギがたっぷり。紅生姜を飾る。
この紅生姜がいい仕事をしてくれる。鰹節ベースの汁に酸味が混じって後口スッキリ。コーレグースを使って辛味で出汁の甘みを引き出しゴクリ。
麺は若干ボソボソしていて、バッサリ散らかる感じがたのしい。
チャーハンにはコーレグースよりタバスコが合う。ゴーヤの苦味とタバスコの酸味の相性がいいからなんだと思うのだけど、南国味になっていくのが本当においしくあっという間にお腹におさまる。夏の沖縄料理は一際おいしい。沖縄そばの汁まで全部飲んじゃった。

 

関連ランキング:沖縄料理 | 新宿西口駅新宿駅新宿三丁目駅

 

食後をスターバックスでのんびりします。
新宿三丁目にスターバックス展開のかなり初期の段階からある老舗の店舗。
店内を一度、外のテラス席を2度改装していて、古臭さを感じない。
待ち合わせにも重宝した店で、日本全国のスタバの中で断然思い出のあるお店。
いつもはテラス席まで一杯でにぎやか。
けれどさすがにこれだけ暑いと屋外の席はガラガラです。
向かい側にあったコンビニビルがなくなって、更地になったから影ができないことも拍車をかけてるんでしょう。店に入っても今までになく明るく感じる。
アイスドリップのトールサイズになにか甘いものでもとショーケースのすみずみみつめ、チョコレートデニッシュを選んでたのむ。

リユースできるグラスがない店なんですネ…、たまにある。その大抵が古いタイプの小規模店で食器を洗う設備がおそらく貧弱だからなのでしょう。紙のカップに注がれた冷たい飲み物はほんのちょっとだけよそよそしい。
カップにつけた唇がさみしい感じがするのだけれどしょうがない。
パイのような姿のデニッシュ。だから口がパリパリサクサクした食感を期待する。けれど思いの外しっとりしてる。
噛むとクシュッと縮んでフワッと歯切れ、舌の上でポワンを膨らむ。その触感はパイじゃなくってパンのそれ。
塩味がしっかり効いててバターの香りも力強い。ビターで酸っぱいチョコが砕けてとろけていくのが切なくおいしい。アイスドリップをコクリコクリとなめながら、しばらくのんびりするつもり。

 

関連ランキング:カフェ | 新宿三丁目駅新宿御苑前駅新宿駅

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。