地域にとけこみ愛されるって…。

熊本空港から車で一路、南に向かう。山越え、山越え鹿児島方向に車を走らせ2時間ほどでえびのという高原の町に到着。昼食をとる。
地元の人をよろこばせたくて、温泉を掘り旅館も作り山の中で活きた魚を食べさせたいと生簀も作りとサービス精神旺盛の「十兵衛」という和食のお店。昔はうどんがおいしい茶屋だった。今ではとんかつと寿司や刺身が名物でしかも瓦そばが隠れた人気料理なんだという。
山口の郷土料理のひとつで、それがなんで九州で…、と聞いたらなんと昔、瓦を焼いていたんだというのです。近所の土が瓦を焼くのにぴったりで、焼いてた頃の瓦を使って真似てみたら人気になった。分厚く重たい瓦で熱をずっと蓄えジリジリ茶そばをあたためる。甘辛に煮た牛肉に錦糸卵に刻み海苔。レモンにもみじおろしとすべてが本格的でボリューム満点。びっくりします。

それからとんかつ。分厚いロースにバリッと焦げたパン粉がおいしい。ほんの少しのラードを混ぜた油で揚げてる。だからバリバリ感も香りも甘みもしっかりしていて、熟成された肉の肉汁もジュワッとおいしい。
味噌汁をミニうどんに変えてくれるというサービスがあり、たのんでみると大きな丼がのっかってくる。
これでミニ?とびっくりしてたら、麺は確かに半量ですぐなくなっちゃう。代わりに汁はたっぷりで上玉どっさり。出汁がおいしい店だからそれをゴクゴク飲んでたのしむためのボリューム。悪くないなぁ…、と思って仕事。木曜日。

 

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えびのを出発。
人吉泊まり。
これからの働き方やたのしい会社の作り方をみんなで話す。
球磨焼酎のソーダ割りを一杯、二杯と重ねていってたのしく酔って夜中まで。
明けて移動で熊本に。
熊一という焼き肉の専門店で試食に仕事。

最近、郊外型の焼き肉の店はオーダーバイキングのお店が主流になりはじめている。確かに価格が決まってていくら食べても財布を心配しなくていい…、というのは魅力的なコト。
ただ本当においしい肉を食べたいだけ…、という昔ながらを好む人もたくさんいて、この店もそういう人たちで支えられてる。
肉の盛り合わせが魅力的で多彩に揃っていたりして、安心できる工夫をしているところもいいのでしょう。でもなにより肉がおいしくて、いつ来て食べても感心させられる。

中でもここで好きなのが塩ダレの薄切り焼きしゃぶ。そのまま食べると固い部位。よく運動して引き締まっていて、だから旨味と肉汁がたっぷり蓄えられているとこ。そこを薄く切り分けてさっと炙って食べるのだけど、脂はスッキリ、旨味は強くていくらだって食べられる。プルプルとしたゼラチン質も口を潤すオゴチソウ。
脂をほどよくとったホルモンはこんがり焼き上げ、焦げた香りをたのしみ食べる。コリコリとしたミノにハラミはほどよく熟成。噛むとはらりととろける感じ。肉にあわせるタレもおいしい。甘めの味噌ダレ、スッキリとした醤油ダレ。ポン酢も若干甘めで理由は熊本独特の甘い醤油のせいなんでしょう。堪能しました、また仕事。

 

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