土砂降り前の雪梅花

空の様子が刻々変わり、間もなく雨の気配。
空気重たく、湿度も高い。
生ぬるい風が南から吹いてきて、あぁ、台風の影響なんだなぁ…、って肌が感じる今日の夕刻。
遠出をしないで夕食にしようと、それで四谷の「雪梅花」。
シュエメイホワと読むらしく、店の看板には「東京チャイニーズ」ともなっている。
四ツ谷駅前近くの路地。新道通という飲食店がひしめき合う通りの入り口近くのお店。日本全国にお店を展開している会社の経営なんだけど、ここにしかないブランド。
お金のかかった店の造りは裕福な会社のお店ならではで、けれど働いている人の雰囲気はパパママっぽい親密さ。人がずっと変わらぬところもいい感じ。

ちなみにお店の向かい側にある洋服屋さんの店名が「キワ」っていうのがオモシロイ。
今日はちょっと飲む気にならずプーアール茶とサンペリグリノ。カニとクリームチーズを詰めた雲呑をサクッと揚げてもらって軽く乾杯。お腹と喉を落ち着かす。
野菜をたっぷり使って料理を作るというのが特徴のココ。油淋鶏をたのんでみると、揚げたレンコンとじゃがいもがゴロゴロのっかり、まるで野菜の素揚げの料理。野菜をどかすと下にはゴロンと鶏もも肉のぶつ切り揚げが転がっていてスキッと甘酢の香りに風味もなかなかのモノ。ボクボクとしたレンコンとムッチリとした鶏もも肉の食感のコントラストがたのしい料理。

メインの料理を牛肉と板春雨の炒め物にした。
板春雨って好きなんです。
平べったくって口の中でクニュクニュ、舌撫で回し奥歯にからむ感じがおいしい。
存在感が抜群で、何より他の素材やソースにタレを飲みこみおいしくなっている。
ココの板春雨は若干細め。タリアテッレのような感じで、煮込むときに二枚がところどころで貼り付きくっつき合ってる。そこの部分がゴリゴリしてて、噛んでも噛んでもちぎれてくれない。始終クニュクニュ、なめらかでハリのあるのがたまらない。油と水を揉み込んだ牛肉プルプル。食感なめらか。炒めた肉のなめらかと板春雨のなめらかが同時に口の中で暴れて、口の隅々、撫で回す。肉感的なるオゴチソウ。

ちぎりキャベツの黒酢炒めをお供にとった。料理の名前の通りの料理。ちぎったキャベツを鶏がらスープと黒酢で炒めて最後に熱した油で仕上げる。キュッキュと奥歯で潰れるキャベツの食感たのしいオゴチソウ。
ネギと玉子とザーサイで作った炒飯を〆にたのしむ。
パラパラ。ひと味足りない程度の塩味に焼けた油の香りがおいしい。ネギの香りが甘やかで、牛肉と一緒に食べて味噌や醤油の風味をたのしみ、キャベツと一緒に食べて黒酢の風味を味わう。
気づけば外は土砂降りの雨。お腹も満ちた…、急いで家に帰ります。

 

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