土曜の夜のティンフック

土曜日の夜、ひさしぶりにティンフック。
家の近所の小さなベトナム。昼は気軽でおいしい料理をもとめて近所の人たちで大にぎわい。何人かのヘルプの人が入ってお店を切り盛りしている。
けれど夜はたいてい静か。ベトナム出身の女主人がひとりで料理を作り、サービスをする。まるで家にお呼ばれしているような感じがするのが好きなお店であります。
今日はボクたち以外は一組だけ。その人もご近所さんで、よく来ていらっしゃる人のよう。
ベトナムかぁさん…、ボクらがお店に入るなり、今日は本当に暑いわよね。ベトナムだってこんな暑さになる日は少ない。こんなに暑くなったらみんな仕事をサボって休むもの。日本の人はみんな我慢強いわよね…、って。たしかにこういう気候にあって、満員電車に背広着てのり炎天下を歩いて営業するのが普通の国って人間的じゃないかもね…、って思ったりする。さぁ、食事。

ココに来るとたいていたのむのが揚げ春巻き。バリバリ揚がったライスペーパーが口の中で壊れてちらかる感じがおいしい。しかも中には豚ひき肉がタップリ入ってむっちり粘る。葉っぱでくるんで軽い酸味と辛味をもったヌクマムソースに浸して食べる。
それから熱々のイカ団子。スリラチャソースの辛味と酸味、が~リッキーなアジアの香りでムチュンと味わう。一緒に野菜タップリの春雨サラダ。ほのかにあったか、やさしい味でニッコリとなる。
タイ料理のヤムウンセンによく似た料理でありながら、ヤムウンセンのような辛さや酸っぱさがない。ベトナム料理はタイ料理から刺激を抜いたやさしい料理って言われるけれど、まさにそんな感じにニッコリ。厨房の中ではおかぁさんがジャジャッジャジャッと鍋で炒めて料理を作る音がする。

出来上がったのはゴーヤ炒め。
野菜を食べなきゃいけないんだけど今日は何がおいしいの?って聞いたら、ゴーヤが絶対おいしい…、というので作ってもらった料理。
ゴーヤと一緒に牛肉、玉ねぎ、もやしにパプリカ。
味はオイスターソースと醤油でしっかりととのっていて、最後に溶いた玉子をそそいで仕上げてく。
シャキシャキとしたゴーヤの食感、苦味がおいしくなにより牛肉がたっぷり入ってご飯を誘う。
夏の野菜を夏に食べると夏に負けない元気がもらえる。だって夏に負けないように必死にがんばり育った野菜だもの、食べた体もそんな野菜に負けないように一生懸命がんばりはじめるのよ…、って。たしかに、なるほど。ボクらは自然の中で生かされてるんだって思ったりする。

〆の料理はオキニイリの鳥カレー。鶏ガラのスープの中にスパイス、トマト。カレーの中でコトコト煮込んだ鶏胸肉とドラムスティックが一つづつ。ぶつ切りにしたニンジンとジャガイモ、玉ねぎが一緒に入ってやってくる。
サラサラしたスープタイプのカレーで、油をほとんど使わず作っているのでしょう…、スッキリしていて食べれば食べるほどお腹が空いてくるような味。そして辛味があとからあとからおいかけてくる。ほろほろになるほど煮込まれた鶏胸肉がまた旨い。
最初はご飯の上に具材をのっけてカレー注いで食べていたけど、最後はカレーの器にご飯を入れて吸わせてパクパク食べる。ペロリきれいにお腹におさめる。世界で一番好きなカレーです、オキニイリ。

 

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