四谷の香港。四谷の台湾

四谷の小さな香港。広東料理の嘉賓で炭水化物まみれのランチをたのしむことにする。
エビチリや麻婆豆腐など、日本の中国料理屋さんにあってほしい料理はもれなくそろっているも、広東地方の家庭料理がメインのメニュー。
中でも牡蠣あぶらのあえそばというのがここ名物中の名物で、宴会や会食で来る人達の目当ては〆のこの麺。
ランチタイム限定でそのあえそばと中国粥が一人前ずつ。杏仁豆腐がついて860円というお手頃セットがあってそれ。30年以上もずっとここのランチの人気ナンバー1商品で、値段もほとんどかわっていない。これをワザワザ食べに来るおなじみさんで程よくにぎやか。ホッとする。

さて、あえそばの麺。
細くてストレートの蒸し麺で、コシとハリのバランスが良い。
細くて熱々だから熱が入って伸びていきそうなものだけど、ずっとザクザク歯切れてばっさり散らかる。
具材らしい具材といえば時折混じるネギ程度。
けれど麺がおいしく飽きることがない。歯ごたえは固くてザクザク、ところが表面のでんぷん質がねっとりとろける。小麦の香りに牡蠣あぶらの風味にうま味、ネギのみずみずしさが良きアクセントにて、今日も変わらぬおいしさを味わい思わずニッコリします。
途中で味変。食べるラー油が置かれてて、これがおいしい。干し貝柱を丁寧にさいてラー油につけて寝かせる。大人味のXO醤みたいな風味とうま味があって、辛いだけじゃないのがうれしい。

お粥は中華粥にしてはさっぱり。鶏ガラスープに帆立の出汁。塩の塩梅がほどよくて、牡蠣あぶらでつかれた舌がリセットされて心地よい。
エビがゴロゴロ入っています。人差し指の程の太ったエビに粉をまとわせ茹でたのが5尾ほどゴロゴロ。ムチュンと歯ごたえ健康的で、甘くてエビ独特の風味が強い。
若い頃、この組み合わせの主役はあえそば。力強くて油の風味がどっしりとした食べごたえのあるそばのうま味を目的で食べていたけど、ここ数年。このお粥がおいしくてしょうがない。舌が大人になったんだなぁ…、ってしみじみ思う。すべすべでスルスルの杏仁豆腐もオキニイリにて満たされる。

 

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四谷の小さな香港でお腹を満たし、せっかくだから四谷の小さな台湾まで足を伸ばした。
四ツ谷一餅堂っていうお店。
一年ほど前にできたばかりで、当時ブームがはじまりはじめたシェントウジャンがおいしいというので人気が出た。インドのタンドリー窯を使って焼き上げる胡椒餅で人気定着。いつ行っても賑わうお店になっていた。
ひさしぶりにきた今日はちょっと静かで、お店の人が感染者が5000人を超えてからみるみるうちにお客様減りました。今日はゆっくりしてくださいね…、って笑顔がステキ。
常温の豆乳にいちごみるくのパイを合わせる。イチゴの風味がパイにもあんこにも行き渡り、豆乳と一緒にとろけて気持ちの疲れをとかしてくれる。「今焼き上がったばかりなんでもしよろしければ」って落花生のビスケットをもらってのんびり、午後の時間をあまやかす。

 

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コメント

  1. S・フランキー

    いつも楽しく拝見しています。飲食業界はどーなってしまうのでしょうか?馴染みの老舗店がどんどん閉店してしまい。哀しい限りです。かと言って助けてあげることも出来ず・・・もしお父様がご健在でしたら、このコロナ過での飲食店をどのように導くと思いますか?

    • サカキシンイチロウ

      S・フランキーさん
      父がリハビリなど前向きに生きる努力をあきらめはじめたきっかけのひとつが、外食産業がサービス産業であることをやめて製造販売業に大きく舵をとりはじめたことがあったかもしれません。
      同じようなご質問をかつてのお客様からされることも多々あって、人が中心の外食産業を作ったひとりとして、人が置き去られる外食産業をどうすればいいかというアイディアはおそらくなかったに違いないとお答えすることにしています。

  2. ぴーちゃん

    虎谷さんでイスパハンの羊羹が発売されるそうです!勝手にお知らせしないとと思い、全く関係ないのですが、リンクを貼っておきます!!https://www.toraya-group.co.jp/toraya/products/box/yokan/petite_boxof5_ispahan?utm_source=21_ispahan1&utm_medium=insta&utm_campaign=21_ispahan

    • サカキシンイチロウ

      ぴーちゃんさん
      一年ほど前に伊勢丹のイベントで販売されていたのものに似ていますねぇ。そしてあれはおいしかった。
      たのしみです。おいしい情報、ありがとうございます。

  3. S・フランキー

    父がリハビリなど前向きに生きる努力をあきらめはじめたきっかけのひとつが、外食産業がサービス産業であることをやめて製造販売業に大きく舵をとりはじめたことがあったかもしれません

    本当にその通りだと感じます!
    くだらないコメントにお応えくださり誠にありがとうございます。
    これからも毎日楽しみにお邪魔させて頂きます。

    • サカキシンイチロウ

      S・フランキーさん
      夢に溢れた外食産業が完全にこわれてしまうところを見なくてすんで、親父は本当にシアワセだったと思います。
      大切なことを思い出させていただきました。コメントどうもありがとうございます。

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