四谷の峨眉山

昼に峨眉山。家の近所の気軽な四川料理のお店。
昔からずっとあって、それこそ東京における四川料理の草分けの店…、って言えなくもない。好きな店。
麻婆豆腐と担々麺が売り物ではある。
けれど週替りの定食商品や厳密には四川料理に分類されないやさしい味わいの料理も揃う。
近所にアンパンマンのお店があって、ちょっと歩くとおもちゃ美術館。駅前にある消防署には消防博物館が併設されていたりして、だから小さな子供連れのお客様が結構目立つ。その人たちにも配慮して…、ってことなんでしょう。やさしい感じ。
テーブルの上には氷水が入った保温ポットが置かれ、キレイに磨かれている醤油差しやお酢にラー油、芥子の入れ物。来るたびにっこり、ホっとする。

友人が選んだのは今週の定食の中からひとつ。
豚肉とキャベツの炒めもの。
ふっくら揚げた豚もも肉と湯通しをしたキャベツにきのこ。唐辛子味噌とお酢で仕上げたほどよく辛くて酸っぱい仕上がり。
今の季節にびったりの味。

ちょっと遅れてボクの注文…、麻婆豆腐。
普通、中辛、激辛、超激辛と四種類の辛さが選べる。激辛でお願いしても最近流行りの四川料理のお店の普通の辛さ程度しかなくて、昔の日本人の、辛さに対する感受性って今よりずっと鋭かったに違いない…、って思ったりする。

ご飯にスープ、小鉢に漬物でひと揃え。
友人のお盆の上に、スイカの漬物発見します。
スイカの皮の白いとこ。
ほんのちょっとだけ実の赤色が残って彩りうつくしい。
シャキシャキしていてやさしい塩味。ほのかな甘みとスイカ独特の瓜の緑の香りがするのが今の季節の食欲さそう。

醤油風味の鶏ガラスープ。きのこがタップリ入っててほどよいとろみがあったかい。
中国料理のお店なのに、小鉢はいつも和風惣菜。
今日はニシンの酢漬けに魚卵をまとわせ、切り昆布とあえたもの。ご飯がすすめばこれでよし。

それから二人でひとつ焼きそば。ここのあんかけそばはおいしい。蒸した極細麺を鍋で表面がサクサクになるまで油で炒めたものに、醤油風味のあんかけたらり。強めのあんかけがたっぷりで極細麺とまじってとろける。具材は青菜、ニンジン、イカに衣で包んで揚げた白身魚。エビがゴロンと具だくさん。
ご飯の上にまず麻婆豆腐。そのまま食べるより麻婆豆腐のとろける感じがひきたちおいしい。ステンレスの缶に入った山椒の粉をぱらりとふって、舌のしびれを味わいたのしむ。
やきそばの上のあんをご飯に乗っけて食べると、またおいしくてハフハフフーフー、お腹が満ちる。サービスで付く杏仁豆腐はすべすべとした寒天豆腐。昔の杏仁豆腐はみんなこんな食感だった。なつかしいのもオゴチソウ。

 

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コメント

  1. いにしえ

    サカキさま、
    この投稿を読んで笑ってしまいました。
    というのも、今日のお昼は麻婆豆腐だったのですが、食べながらふと峨眉山が頭に浮かび、「サカキさんは今日辺り行ってらっしゃるのでは」となんとなく思っておりました。エスパーか!
    どこかで偶然ご一緒になるかもしれませんね。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      いにしえさん
      あら、そうなんですね。なんたる偶然。
      いにしえさんとお腹でつながっているのかもしれません。いつかお目にかかれますように。

      • 匿名

        サカキさま、
        考えていることは分からないけど、食べたいものは分かるお腹エスパー!
        もしもどこかでお見かけしましたらお声がけさせていただきます。

  2. いにしえ

    匿名になっちゃっていますがいにしえでございました。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      いにしえさん
      ぜひぜひ。お声がけお待ちしております!

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