四谷のコモレの近所の嘉賓和えソバとお粥で香港な昼

JRの四ツ谷駅前に新しいビルができた。
四ツ谷駅と言えば東京の交通の要のひとつ。中央線の快速電車が停まる数少ない駅の一つで、各駅停車や地下鉄に乗り換える人でごった返す駅でもある。
ただホームや駅施設のほとんどは谷間に埋もれて配されて、地上にあるのは小さな駅舎がポツンとひとつ。不思議な駅です。駅を挟んで東側は近代的なオフィスビルが建ち並び、反対側の西側は飲み屋街がにぎわっている。山の手と下町が駅を挟んで共存している街でもあって、その下町側にできたビル。オフィスとマンションがメインテナント。
足元にはコモレっていう商業施設ができて、お店がズラリと並ぶはず。グランドオープンはまだ先のことというけれど、テナントが決まっていないエリアがたくさんあるみたい。ここにしかない魅力的な小さな飲食店をたくさん潰して、挙げ句にできたビルに空き家がたくさんできる。
家賃が高くなっちゃいますから…。営業時間を自分できめる自由もなくしてしまいますから…。デベロッパーは立派な施設で集客できると、新設ビルの利点をアピールするけれど、その現実はまるで別物。なんだかもったいないなと思う。都心店舗が珍しいライフで買い物して帰る。

 

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四谷の街でもう50年近くもやってる広東料理の老舗。
「嘉賓」でランチを食べることにする。
ビルの外階段をトントン上がり、店に入るとずっと変わらずむかしのまんま。重厚な椅子にテーブル。
ティファニーランプ風のランプシェイドの照明機器。お店の人も昔からずっと変わらず同じ人。変わっていく街にあって、変わらなくてもいいお店ってシアワセだなぁ…、ってしみじみ思う。
平日のランチタイムは手軽なセット商品も多く、近所のオフィスの人たちでいつもにぎやか。一方、週末はのんびりとしたムードでアラカルトしかない。代わりに全商品が2割引きっていうのがうれしく、ありがたい。そのせいでしょうか…、昼というのに4人がけのテーブルふたつ、大きな円卓のひとつに予約の札がおかれておりました。ここの名物の「カキソース和えソバ」とお粥をメインのランチとします。

焼きそばのように見える風貌のカキ和えソバ。
これ以上引きようがないほどにシンプルで、極細の香港風の麺にネギだけ。
茹でて一旦水でしめ、コシを出した極細麺を再びあっため、オイスターソースで和えただけ。
焼いてないのに焼かれたような香ばしさがあり、刻んだネギの風味と食感がよきアクセント。
ザクザク歯切れる麺の食感が、噛んでるうちにねっとりムチムチ、とろけてく。油の香りもおいしくて口の中がオイスターソースと麺の小麦の風味で満ちる。
お供のお粥は、白身魚の刺身を具材に選んでたのむ。
生のスズキの切り身を熱々のお粥に浮かべて熱を通して仕上げて食べる。ネギの風味の油を垂らして味と香りを整えて、サラサラぽってり、砕けたご飯の喉越したのしむ。鶏ガラスープのすっきりとしてやさしい旨味が口いっぱいに広がっていく。

和えソバとお粥の並んだ食卓が、まるで香港の朝の食堂の景色のようにみえてくる。
おかずに牛肉と青梗菜のオイスターソース炒め。オイスターソースの旨味とコクが同じ風味の和えソバとさっぱりとしたお粥をおいしくしてくれる。むっちりとした牛肉に、シャキシャキとしてみずみずしい青梗菜の歯ざわりおいしい上等な味。
ザーサイもたのんで食卓をにぎやかにする。
中華料理屋さんのザーサイってなんでこんなにおいしんだろう。しっかり塩抜きされた上、カリカリ感をのこして油で炒めたザーサイ。これまたお粥をおいしくさせる。日曜の昼の気持ちが満ちる。オキニイリ。

 

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コメント

  1. すうさん

    四谷で数少ない日曜営業ですね(^-^)
    次こそ別のメニューを・・と思いつつ、かきそばを頼んでしまいます。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      すうさんさん
      このカキの和えソバには絶対魔法がかかっています。これを食べずには帰れませんものね。

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