四番町のナンバー4

朝の散歩で東に歩く。いつもは西に向かってテクテク歩く。新宿御苑に二丁目、それから三丁目。新宿の駅があって西新宿と休まず歩けば30分ほど。
途中で伊勢丹があったり駅の周りに商業施設やお店がたくさんあって飽きることないお散歩ルート。
それに比べて東に歩くと四谷の駅があってあとはお屋敷街。30分とちょっとで皇居があってそれでおしまい。
たのしさに欠ける道ではあるのだけれど、途中、脇道に入ると朝からゴキゲンな「ナンバー4」ってお店があってオキニイリ。
そこを目指しての散歩としました。
近所に住んでたこともあり、けれど住んでた時にはなかったお店。当時あったら我が物顔で使っていたのに…、ってちょっとくやしい。しょうがない。

パンの売り場とキッチン、それからダイニングが渾然一体となったお店でいろんな使い勝手があって、近所にあれば便利だろうなぁ…。
イートインはレジで注文、先払い。カトラリーとコーヒー用のカップをもらってまず着席。コーヒーは落としたてのを自分で注ぐ。出来上がった料理はお店の人が運んでくれる…、というシステム。合理的ではあるけれどチープに感じぬところは実用的にデザインされたお店のおかげ。よそよそしく感じないのはお店の人の明るいムードのせいでしょう。
サラダプレートを選んで一緒にカップスープを追加する。スープはビシソワーズ。ちょっとエキゾチックな仕上がりでオリーブオイルにクミンシード。大きなチーズクルトンがザクザク壊れてスープのなめらかを引き立てる。

板にのせられやってくるメインのサラダ。
葉っぱ野菜に薄く削ったサラミに冷製の茄子という組み合わせ。
ガーリックの香り。
そして旨味。
豚の脂の風味と甘みが口に広がる大人味のサラミ。
岩塩をガリッと挽いてその味わいにくっきりとした輪郭がつく。

茄子はトロトロになるまで煮込んだものと、しゃっきりとした繊維の食感を残して仕上げたものの2種類。
どちらもオリーブオイルとこんがり揚げたガーリックに漬けこまれていて味わい濃厚。
砕いた松の実とヘーゼルナッツ。
細かく叩いたアンチョビフレークが味わい、食感、複雑にする。こんがり焼いてバリバリになったパンにのっけて食べるとザックリ、パンが砕けて茄子のなめらかがひきたつおいしさ。
葉っぱサラダの上には薄切りにしたじゃがいもチップ。揚げるのでなく焼いてカリッとさせたもの。甘くてクシュッと潰れて芯のところはふっくらとした芋の食感が残ってる。オモシロイなぁ…、ポテトチップスのようでいてジャーマンポテトのような味わい。オモシロイ。

サラダはドレッシングのようなものはつかわず、オリーブオイルと塩で味が整えられてる。しかも塩がおいしいのです…、キリッと舌の上にのっかると塩が強く感じられ、けれど野菜と一緒になると野菜の持ち味ひきたて旨味を作り出す。
パンの上にのっけてそこにサラミを飾りオープンサンドイッチのようにたのしみ味わう。
ザクザクとした硬いパンです。バリッと口の中でちらかり噛めば噛むほど味がでてきて顎から目覚める感じがステキ。パンをひと切れだけ残し、料理をみんなお腹におさめそのパンひと切れを齧りつつ、コーヒーゆっくりたのしみましょう…、火曜日の朝。

 

関連ランキング:カフェ | 麹町駅市ケ谷駅四ツ谷駅

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。