四谷三丁目の小さなベトナム、ティン・フック

夜、久しぶりのティンフック。
この店でベトナム料理を食べるようになってから、どんなお店に行ってもなにか物足りなさを感じてしまうほどオキニイリ。好みにあうとでもいいますか…、やさしくしかも力強く。食べ慣れるにしたがって体の中に染み込むような味わい深さを感じる料理に店のドアを開けた途端にお腹がグーッと反応しちゃう。
「おひさしぶり」のご挨拶をして、早速料理を選んでたのむ。
野菜を食べなくちゃと、空芯菜を炒めてもらう。厨房の方からバチバチ、菜っ葉が焼ける音がしてそれと一緒においしい香り。ニンニクが香ばしく焼ける匂いに油の香り。シャキシャキトロトロ、食感たのしいオゴチソウ。鶏のささみにカレー粉まとわせさっくり、ふっくら揚げたフライでネップモイ飲む。

揚げ春巻きを作ってもらう。同じ春巻きでも中華料理の春巻きとまるで違ったゴチソウで、ライスペーパーだからこそでしょう…、パリッと揚がっているのに噛んでるうちに皮がとろける。やわらかになる。
巻いた具材はひき肉、春雨、刻んだ野菜。よく練られていて渾然一体となっているのもパリパリの生地の食感ひきたておいしくさせる。
サニーレタスでキュウリやかいわれ大根と一緒に巻いてタレに浸して味わう趣向。スイートチリの甘み、辛味にヌクマムの旨味や風味が混じっておいしい。齧ったあとの断面見ると、細い春雨がキラキラしててフカヒレみたいに見えるところがオモシロイ。

豊富な料理が揃うメニュー。
じっくり隅から隅を読み込んで、今までたのんだことがなかった料理を発見。
焼きうどん!
ベトナムの焼きうどんってどんななんだろう…、とたのんでみるとうどんというよりそうめんみたいな細い麺。
極細のフォーらしくって、たしかにムチムチ。お米の麺に独特の粘りがあってこれがおいしい。
鶏ガラスープや塩に脂でかなりドッシリした味わいで、モヤシや豚肉、玉ねぎの食感たのしい。チリソースの辛味もほどよいアクセントにて初めて食べてたちまち虜。ハマってしまうオキニイリ。

〆にカレーをたのんで食べる。鳥カレーっていうココの名物。
サラサラとしたスープ状のカレーで、煮込んだ鶏の味わいとじゃがいも、にんじん、玉ねぎの甘み、風味で味が整う。辛い以前にスープがおいしく、しかもスッキリした辛味。あとからあとから辛さがおいかけ重なって体の底から汗がでてくる。
うれしいコトに油や粉を使ってないから食べてもお腹が重たくならない。最初はご飯にかけ食べて、具材があらかたなくなったらばご飯をカレーの器に投入。福神漬けをたっぷりのっけて食べるとパリポリとした食感たのしいオゴチソウ。
お店のかぁさんと今日はいろいろ話ができた。ココにお店を作ってから周りのお店は入れ替わったり潰れたり。すっかり老舗になっちゃったって。安売りのお店ばかりができるけれど、無理せず今までどおりにやるしかないわねぇ…、って。応援したくなるお店。

 

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コメント

  1. 食欲

    ベトナム料理って食べてみれば、ほとんどの日本人の口に合う味だと思います。ハワイでもたくさんのベトナム料理屋さんがありますが、ライスペーパーで作られた春巻き、インペリアルロールが食べられるのはほんの数軒です。あえてこちらが食べたい時はわざわざそのレストランに行きます。
    でもなぜかハワイのベトナム料理屋さんって、味が安定しないんですよねー。スープがすごく濃い時もあれば、お湯か!見たいな時もあったり。ニョクマムのソースもすごい甘い日があったり。でもこんなもんなんだと思って、味が薄い時は自分でテーブルの上の調味料を足したりして調節しています。
    唯一安定してて大好きなお店は、日本の方が経営してらっしゃるところで笑、でもクローズされてしまったのでその後はあちこち放浪してます。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      食欲さん
      ベトナム料理って一部の宮廷料理は別としてほとんどが家庭料理の延長線上にある料理。作り手がかわると味がかわることが多いですよね。だから大きなお店より小さなお店。会社経営の店より個人営業のお店を選んでしまいがちになります。作っている人がいつも同じで責任をとれる店じゃなくちゃ…、というコトになるでしょうか。
      そういう意味では韓国料理も同じような感じかもしれませんネ。
      そう言えばニューヨークにいたとき、こじんまりしていいベトナム料理のお店が近所にあって重宝していたことを思い出しました。

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