味噌カツも旨いがもつ煮飯が旨いったらありゃしない

有楽町から散歩をかねてぶらぶら東京駅まで歩いて移動。
お供え物のクルミっ子を買うため大丸まで行く途中、八重洲地下街を歩いてみた。
シャッターをおろしたままのお店が多く、お茶でも飲もうと訪れた上島珈琲店の入り口脇に張り紙。
今の時期。入り口脇の張り紙は緊張します。
休業中か営業時間の変更か、果たして閉店?と思って確認してみると今月いっぱいで閉店とのこと。いつもそこそこお客様がいたはずなのにと思ってお店に入るとがらがら。こりゃ大変だとしんみりします。
黒糖ミルクコーヒーをもらって喉を甘やかす。飲食店はまだまだしばらく我慢ばかりの時期となります。がんばろう。

 

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家に帰る前に食事をとっておこうと東京駅の八重洲口側をのんびりウロウロ。
グランルーフというJR系の商業施設の中でも老舗ムードが一番強いエリアを歩く。
半分くらいが休業中かあるいは閉店。
会社の大小関係なく、傾向があるとするなら料理専門店はしのいでいるけど、バルとか日本料理の店であるとか業態店が苦労しているようであります。
寿司や天ぷら、すき焼きに焼き鳥。日本古来の料理専門店はこういう有事に強いものです。
そうだ、そういえば施設の外れに矢場とんがあった。名古屋を代表するご当地料理の専門店。遠くに旅行ができないときにはこういうお店がありがたく、行ってみれば行列ができていました。10分ほどの小さな行列で、カウンターの隅の居心地よき席をもらった。

味噌カツだけではもったいなくて「もつ盛り」というサイド料理を選んでたのむ。
もつの土手煮と呼ばれる豚モツを赤味噌でコトコト煮込んだものに味噌で煮込んだ大根が盛り合わせになったひと皿。
ボクが生まれてはじめて出会った味噌カツは、当時担当になったばかりのブラザーさんの本社の近くで食べたもの。店の入り口に大きな鍋が置かれてて中には味噌と豚モツの串。揚がったばかりのカツに鍋の中の土手味噌をかけてどうぞという具合。
ラードで揚げたとんかつ自体がガリッと独特。そこにもつの匂いの赤味噌というどうたのしめばいいのか最初は戸惑った。

当時はもつの匂いが苦手で、ところがそれから何度も何度も食べるうちにいつの間にかくせになって今に至るという感じ。
ここのもつ煮はやさしい味わい。
独特の匂いはあるけどさっくり歯切れる食感や、ジュワッと滲み出してくる味噌の旨味がなんとも独特。
大根は芯まで味噌だしが染み込んでクチャっと潰れる。
芥子の風味がまたよく合う。

ロースカツがやってきます。
感心するのがここはどんなに忙しくても、味噌ダレをお客様の目の前でかけるところ。
タレをかけていまうと衣は若干しんなりとなる。できる限り揚げたての状態をたのしんでもらえるようにという配慮でしょう。
それに熱々のパン粉衣に熱々のタレがかかった瞬間、シュワッと蒸気が湧き上がり味噌の香りがひときわ強烈にあがっていくのも食欲わかすシズル感。
ほどよき厚さ、パン粉はザクッと頑丈にして歯切れよくすべてが味噌ダレをおいしく味わうための工夫。

まずはそのまま味わって右半分に胡麻をパラリ。左半分に追加でたのんだ刻みネギをたっぷりのっけて異なる味を同時にたのむ。胡麻と味噌が混ざりあうとドッシリとした旨味が広がる。ネギはシャキシャキみずみずしくてカツの食感を引き立てる。
もつ煮は串から外してご飯の上にのっけて食べる。ネギをのっけて味噌ダレを垂らしてワシワシかきこむように食べるとおいしくってたまらない。
食べ続けるとお皿の上のカツもネギも千切りキャベツも味噌にまみれてひとつになってく。花咲くようにさっくり揚がった衣のかつもおいしいけれど、味噌を味わうバリバリかつも悪くないなと思う夜。

 

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コメント

  1. junchan

    私が生まれて初めて味噌カツを頂いたのは、仕事の出張で行った、名古屋市内の喫茶店でした。喫茶店でもちゃんとした味噌カツが出てきて、びっくりした記憶があります。東京駅八重洲口の矢場とんにお邪魔したことがあります。東京で名古屋の味に出会えるのって、うれしいですね。

    • サカキシンイチロウ

      junchanさん
      何しろスパゲティーの上にもトンカツがのっかる土地柄です。
      もしかしたら日本で一番とんかつという料理を愛している人たちなのかもしれませんね。

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