原宿の昼。バーンズエンドサンドに冷たいコーヒー

昼、「スモークハウス」にやってくる。
表参道からゆるりと伸びて渋谷の街まで続く道、キャットストリートに面したお店。
アメリカンスタイルのバーベキューをカジュアルにたのしむことができる原宿の小さなアメリカ。
アメリカ的なホスピタリティで定評のあるレストラングループのお店のひとつ。
もともと倉庫経営をしていた会社。
目指したのがロイヤルホストの品位を、その品位にふさわしい料理と値段で無理なく提供し続けること。
だからどこのお店も大人の財布を持っていかなきゃいけないけれど、期待以上にたのしませてくれるところがボクは好き。
調べてみたら開業してもう12年になるんですね。今でも決して古臭くなく、むしろほどよくエージングがきいたお店は居心地がよい。80席ちょっとという規模ものびやか。座っていると気持ちが自然と明るくなってく。

男性のスタッフが中心に働いているのも特徴的。
厨房の中は、いかにも肉をもりもり食べそうなお兄さんたち。
ボクのテーブルの担当スタッフも笑顔明るい長身男子。
バーベキューってそういう人たちにかこまれて食べると一層おいしく感じる料理だもんなぁ。
そう思ってにっこりします。

小さいサイズのスープをもらう。
今日のスープはにんじんのポタージュ。
なめらかだけどにんじんがにんじんだった頃の名残をはるか向こうに感じる若干、ざらっと舌を撫でる食感がなかなかたのしい。クミンシードやミントの香り。カイエンペッパーかなぁ…、辛味が混じってただ甘いだけどのポタージュじゃないのが好きで、お腹もほどよくあったまる。

メインはバーンエンドビーフサンドを選んでたのむ。ふっかりとしたポテトバンズに塊のままスモークした牛肉の焦げて焼けた端の部分をダイスカットにして挟む。ざく切りキャベツのコールスローと一緒に食べるという趣向。
スモークビーフはむっちりとして噛むととろける。そこにコールスローのザクザク感が混じって、口の中がにぎやかになる。
ひき肉で作るハンバーガーより肉肉しくて、肉を食べてるって感じがするのが楽しい一品。バーベキューソースが何種類も揃ってて、スパイシーソースをかけるとこれがかなりの大人味。
フレンチフライがザクザクタイプじゃなかったところが唯一もったいなかったところ。たのしくお腹は満ちました。

 

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お店の一階がロースタリーっていうコーヒー専門店。お店の奥にコーヒー焙煎のファクトリーがあり、スモークハウスのコーヒーもここのコーヒー。せっかくだから場所を移してテラスでのんびりしようと思った。
なににしようかちょっと迷ってお店の人に「2階でバーンズエンドを食べてきたんです」って言ってみる。
それならアイスアメリカーノなんてどうでしょう…、って勧められます。それにした。
エスプレッソを氷に注いで冷やしたものを水で薄めたエスプレッソなアイスコーヒー。エスプレッソの粉をほのかに感じるところが特別で、口の脂がスッキリとれる。散歩しながら渋谷に向かうことにする。

 

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