原宿から表参道へ。冷たいチョコにショコラショー

今日はまるっとノースケジュール。そうだ…、原宿に行ってみようって渋谷行きの都バスにのって小旅行。
ふたりそろってじぃさんになったら原宿に住む。
それが二人の目標だった。
若い子たちが集まるみずみずしくて若々しい街。
街の生命力の源でもある路地が活きいきしている街で、しかも明治神宮のパワーが流れ込んでくる。
表参道、青山じゃなくてあくまで原宿。
地下鉄の副都心線にのれば伊勢丹まであっという間に行ける新宿三丁目の隣町としての原宿。
年中Tシャツにショートパンツで過ごしてさ…。
歳をとったら体がいい具合に萎むから、原宿っぽいモードをまとって、若作りのじじぃになって歩くんだ。
あのマンションがいいかもネ。
あのオフィスビルの最上階を住宅用に改装するのもいいかもネ…、って空を見上げて歩いたりするのがたのしかったりしたものです。
ふたり揃って好きなお店も結構あった。お洒落な店も多かったけど、気軽でおいしい定食屋さんが結構あって、でもその中でとりわけ好きだった店が廃業したときには居住地としての魅力が半分になっちゃったネ…、ってふたりで泣いたものです。なつかしい。

表参道を散歩する。
街路樹があって気持ちよく歩ける通りではあるのだけれど、デブにはつらい坂道でもある。
勾配は3度。
いよいよ本格的に足が坂道を意識しはじめる頃に登場するのが表参道ヒルズで、通路がみんな外の坂道の勾配にあわせて斜めに作られている。
建て替え前の同潤会アパートの方がずっとかっこよかったよね…、なんて言いながら夏の日にはすずみに入る。
今日もひんやりとしたコンクリートと鉄とガラスの温度を感じに中に飛び込む。入居しているレストラン全店同時企画として、大人のかき氷フェアをやっててそれでジャンポールエヴァンにやってきてみる。「グラスピレオショコラ」ってチョコレートのかき氷があって、それ。たのむと「ガガガッ」ってスゴイ音をたてながらブレンダーで氷が砕かれしばらくするとやってきたのが小さなグラス。

宙空の二重構造で中はひんやり、けれど手づかみできる外はやさしい温度。チョコレート色した氷の上にたっぷりホイップクリームがのせられスプーンですくって食べる。
一口食べた途端に「タナカくん、ぼやぼやしてないでこれを食べに帰っておいで」って立ち上がって声をあげたくなるほどに衝撃的においしかった。
なめらかなんです。しかもふっくら。舌にのせるとあっという間に溶けていく。冷たいんです。でも冷たすぎない。チョコレートドリンクを冷やしてかためて砕いたような。けれどザラザラした尖った感じが一切なくてまるで冷たい生チョコが口の中で溶けてくような感じがする。
世の中にはまだボクのしらない食べ物がこうしてあるんだ。それを知らずに死ぬなんてもったいないネ…、ってしみじみ思った。おごちそう。

 

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歳をとるってことは暇になるっていうことで、たのしい暇つぶしに恵まれた老後はたのしい。
ボクらはどちらも「街」にいることが好き。
だから老後は絶対街のにぎわいと共にと思ってた。刺激があって、なのに緑が多くて夜は静かな原宿はワンオブザベストロケーションだね…、話をしながら表参道をテレテレ歩き、たどり着くのがリンツの前。
ショコラティエの作り立てのショコラショーを飲んで疲れを癒してた。
あまくてなめらか。豊かな渋みと軽い酸味が口の隅々よろこばすビロードみたいな味わいに、ヴァンホーテンとは違うよね…、って言って笑った。今日も思い出のショコラショー。
苦くて甘くてほんのり酸っぱく、一口ごとに心がしみじみ温まる。のんびりしたら表参道を下ってバスにのりましょう。

 

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コメント

  1. よおぜふ

    エヴァンのカキ氷??うわーー!
    タナカさんに代わって、美味しい衝撃、受け取りましたーー!!
    コロナが無かったら、早々に上京して駆けつけたいのですが(サカキさんとご一緒したーい!)、涙を飲んでパピコで我慢します。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      よおぜふさん
      チョコレート味の冷たい空気を食べているみたいな軽やかさ。あまりに衝撃的すぎて、食べながら泣いちゃいました(笑)。

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