博多駅前バスターミナルの牧のうどん

熊本から新幹線に乗って北上。福岡で知り合いに会う…、その前にうどんでランチ。
駅前バスセンターの地下にある「牧のうどん」にやってくる。
いつもは移動の途中、平日の開店直後を狙って来る。ところが今日は週末、三連休の土曜のお昼。殺気立つほどの繁盛ぶりにワクワクします。
それにしてもお店の人の手際のいいこと。
挨拶する。食券を受け取る。注文を通す。厨房が応えて作りできた料理があるべき場所に届けられる…、が軽快なリズムをもって正確に繰り返される。
しかも明るい笑顔付き!「東京に店を作ってよ」としばしば誘われるも、こういう働きをしてくれる人を東京で見つけることがむつかしいからと出ていかない。そうだよなぁ…、としみじみ思う。

昼の到着。ごぼう天に肉トッピングのうどんにかしわ飯。別皿にトッピング用のキムチとコロッケ。かしわ飯にはたくわんふた切れ、コロッケには茹でた豆もやしが付いて来る。それで四角いお盆の上はぎっしりいっぱい。命の出汁が入ったやかんまでは乗り切らずお盆の外にそっと置く。
まずはうどんをと、箸をつっこみ麺を引っ張り出してみる。
すでに汁をたっぷり吸い込みふくれはじめてノッタリなめらか。とはいえ麺線自体はしっかりしていて、無造作に持ち上げようが切れることなく麺の形をたもったまま。そしてみるみるうちに麺が汁を吸い込みはじめる。吸い込んだということは麺の中にまで出汁の旨味や風味がしっかり染み込んだ…、ということでもありまるで汁が麺の形になって口の中へとやってくるごと。ウットリします。

甘辛に煮込んだ肉はホロホロ崩れて麺にからんでやってくる。
肉の煮汁の甘みや風味が汁に混じってコクとなる。
ごぼうをはすに切ってぽってりとした衣をまとわせ揚げたごぼ天。
ごぼうはザクザク。
衣はたちまち汁を吸い込みとろんととろける。
サクサクに揚げたコロッケはそのまま食べても十分おいしい。
衣自体に塩味がしっかりついててソースいらずの味なのだけど、うどんの上にのっけて汁に浸すと、衣のサクサク感はそのままにじゃがいもだけがとろけて味がしっかり整う。
キムチもここのは自家製で、香り控えめ、辛さがくっきりしていて酸味はほとんどない。白菜はシャキシャキ感が強くてまるで白菜の形の一味唐辛子のような仕上がり。すべてのモノがうどんの出汁のためにできてる…、って感じがステキ。

もやしをのっけて、好きなように使ってとテーブルサイドに用意されてるネギものっけてズルズル食べる。いろんなものを乗せれば当然、汁の味は変化していく。油の風味や唐辛子、もやしの青い香りなんかが混じり合い一口目とは違った味になってくのだけど、出汁の旨味や風味はしっかり基本の部分にいてくれる。
昆布の甘みや鰹節の風味に軽い酸味がずっと口の中にあってくれるのに安心できる。
鶏肉の油と刻んだ野菜の風味。焦げた香りがおいしいかしわご飯に最後は出汁をかけてサラサラ。うどんの汁として食べると喉越しだとか風味だとかがちょっと違って感じるところも面白い。ハフハフスルスル、あっという間にお腹に収まり、なんてシアワセ。さて仕事。

 

関連ランキング:うどん | 博多駅祇園駅

コメント

  1. なすび

    画像を見ただけで味が即舌に浮かぶ!!
    おいしさはもちろん、ここのおばちゃん(もちろんお嬢さま方もいますけど)たちのにぎやかさを見るだけで行く価値ありますよね。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      なすびさん
      黙々と厨房の中でうどんを作るおじちゃんたちに、ニギヤカでにこやかなおばちゃん。牧のうどんが牧のうどんらしさをキープできているのは現場の人、ひとりひとりなんだと思いますネ。応援したくなります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。