南国高知で温い寿司

仕事を終えて30分ほどの時間があって、そうだ、蒸し寿司食べておこう…、と駆け足移動。
アーケード商店街の中にある「菊寿し」ってお店の分店。
実は近所に大きく立派な本店がある。
ココは小さなカウンターだけの店なんだけど、陽気なおばさんが気さくでたのしく、しかもお店の表に蒸し器が一台。蒸気がシュッシュと噴き出していてディスプレイのようにみえるんだけど、実はこれが蒸し寿司用の蒸し器。注文するとせいろにご飯を詰めて具材を貼るところまでは店内で職人さんが。
それをおばさんが受け取って、お店の外にでて蒸し器に入れてしばらくしたら戻ってくる…、って、そのやりとりや手順がたのしくおもしろく、だから蒸し寿司食べるときにはこっちのお店。今日もそう。

高知とは言え冬は寒くて、蒸し寿司押しでありました。
テイクアウトで買ってく人もかなりいて、おばちゃん、お店の中と外を行ったり来たりの大忙し。
それでも元気で笑顔忘れず…、ってところもステキ。
5分ほどして、ボクの注文の出来上がり。
四角い竹のせいろにギッシリ詰まれた蒸し寿司が、漆の器の中にすっぽり収まりホカホカ湯気を立てつつ、どうぞ、とやってくる。お供にミニそばをセットにし、漬物と共に並んでひと揃え。
蕎麦はほんの少々で、けれど出汁が甘くておいしい。昆布の風味に甘みがやさしく、しかも熱々。フウフウしながら口をあっため、蒸し寿司パクリと頬張ると、寿しは熱々。汗が出る。

甘辛に煮たしいたけを並べた上には錦糸卵。歯ごたえのよい高知の竹輪に鶏そぼろ。甘いでんぶにグリーンピース。卵焼きのようにみえるのも練り物で、具材自体は質素でけれど色合いがよい。
シャリがとても独特なのです。
白い酢飯ではないのですネ。出汁で味をつけたご飯にしゃり酢をまぜて仕込んだもので、蒸しているからお酢がこなれて甘み、旨味をひきたてている。
食べると最初に酢が立ち上がる。ちょっとコホンとするのだけれど、鼻から抜けてたちまち酸味は遠くに片付く。後に残るのは甘みとご飯を炊いた出汁の風味と旨味。そこに具材の食感、味わい、風味が混じって食べるところで微妙に味が違って感じるオモシロサ。お腹もほどよく満たされて、なにより気持ちがあったかになる。時計を見ながらバスに向かってまた駆け足で移動するなり、オキニイリ。

 

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