北関東にて日本の朝餉

筑西で一夜を過ごしてホテルの朝。
ビジネスホテルの普段は宴会場として使っているのでありましょう。
テーブルと椅子が置かれた座敷が朝は朝食会場。
チェックインするときに和食か洋食かを選んで事前に注文しておく。
食券もらって会場に来ると、人数分のお盆がテーブルに並べられてる。料理は着席してから運ばれてくるのだけど、洋食を食べる人には四角いお盆。和食の人には半月盆と、お盆の形で座る場所がきまるというのが約束事。
何度も来てると、言われなくとも自分が座るべき場所がわかるというのがオモシロイとこ。

半月盆の前に座ります。
座敷の一角にご飯が入ったジャーが置かれて、自分でよそおいテーブルにつく。ちょっと合宿みたいな感じで、お腹がなります。
窓が開けられ外の空気が入ってくるのがすがすがしい。
今日も一日暑くなるとはいうけれど、朝はそれほど蒸し暑くもなく、昨日は沢山雨が降ったのでありましょう…、空気が洗われたようでどこかうるおい感じる。朝らしい朝。

次々料理が配膳されて、お盆の上が整っていく。ホテルの裏に日本料理のお店があって、そこが仕出しもやっている。朝もおそらくそこの料理が届けられているのでしょう。蒔絵の漆器もうつくしく、「いただきます」と箸をとる。

今日の主菜は鯖の塩焼き。金色に輝く鯖で脂がのってておいしかった。スティームコンベクションで蒸焼きした鯖だから、脂がほどよく落ちてシットリ、食べやすく、でも皮はネットリ。剥がして食べた。
蓋つきの鉢の中には煮物。厚揚げ、こんにゃく、竹輪に野菜。出汁がしみこみみずみずしくてこんにゃくには細かく包丁で入ってる。キレイに並んで色鮮やかで箱庭のようなうつくしさ。日本の料理のステキなところ。卵料理が温泉玉子というのがちょっとなやましい。ブルブルとした半熟白身が苦手でそれで白身をよけて黄身だけ食べる努力をします。

白身がカチッと固まって黄身が半熟の玉子は好き。
オムレツを作る時には、白身だけが残らぬように徹底的に溶いて作る。
生っぽい白身が苦手で、だから温泉卵はボクにとっては悪魔の食べもの。目をつぶり白身はないものとしながら食べた。

納豆に昆布の佃煮をのっけてパクリ。
昔、納豆も苦手で食べられなかった。今ではむしろ好物で、食べられるようになってよかった…、って思える食品の一つが納豆。
口の中をトロトロにする。

蕪にきゅうりにラディッシュを切った昆布と一緒に合わせて漬け込んだ、サラダみたいな浅漬がシャキシャキシャクシャク、歯ざわり良くて目が覚める。どっしりとした味噌の風味が力強い味噌汁ゴクリと朝を呼ぶ。

ご飯の上に梅干しをおく。そしてパチリと写真をとると、日本の朝がやってきた…、って思える明るい一枚となる。味付け海苔でご飯をくるみ、即席おむすびみたいな感じでお腹を満たす。
そういえば、ひさしぶりに典型的なる日本の朝ご飯を食べたなぁ…、ってしみじみ思う。特別贅沢な素材を使ったわけじゃなく、けれど朝からこうしていろいろ料理をご飯と味わえる。それが贅沢、ありがたい。
ほとんどキレイに食べ終えて、残ったものは玉子の白身に鯖の皮、梅干しの種という状態。コーヒーをカップにもらって部屋に戻って仕事の準備をいあしましょ。

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