北海道フェアの天下寿司。福田屋で蕎麦

今日は気がついたら渋谷にいました。
来る予定があったわけではなかったのだけど、ノースケジュールの今日。どこに行こうかと家の近所を歩いていたら渋谷行のバスが横を通り過ぎていく。
一時間に2本程度しか運行しないバスで、信号待ちで停留所のちょっと手前で止まってる。乗れたら乗ろうと小走りしたら間に合って、それで気がついたら渋谷の街にいたという訳。
ランチ営業がはじまる時間。天下寿司に飛び込んだ。そしたらなんと、月に6日しかない北海道フェアの日だった。第2・第4週の土曜日曜月曜にあたって、いつもはないちょっと贅沢な商品がある。職人さんも頭に今日はフェアって目印のキャップをかぶって元気一杯。
まず「釧路」。ホッキにホタテにつぶ貝が一貫づつというありがたさ。しかも全部生。ネタのサイズも大きくて口の中が貝で満たされているという実感にウットリします。気がついたらやってきていた渋谷でこんな上等な寿司に出会えるシアワセ。

続いて「松前」。
北海道直送のうにが2貫という贅沢な皿。
うにが甘い。
香りもよくてねっとりとろける。
人肌のシャリと混ざり合ってぽってりとした食感においしい海苔が混じって消える。
またウットリ。
「マグロ3種」と続きます。
赤身に中とろ、とろで三貫。シャリの温度でマグロの脂がとけてシャリと密着していく。チェーンの回転寿司のロボットが作ったシャリ玉にネタをのせただけの寿司の「ようなもの」と違って、手のひらの上で仕上がっていく寿司はおいしい。ネタとシャリとの一体感があってこそ寿司。ニッコリしました。

エビとイカがおいしければ寿司屋はなんとかなるんだよ…、ってタナカくんが言ってた通り、エビとイカ。特にエビの状態の良し悪しは寿司屋の姿勢が如実に現れる。ここのエビはむっちりとした食感といい香りも甘みもうま味も上等。イカもハリがあるのにたちまちとろける。
穴子も上等。ちなみにここは炙らない。「炙りサーモン」なんて注文をする人もいるけど、うちは炙りはしないので…、と。ガスバーナーでジャーッとやるときのガスの匂いが好きじゃないからありがたい。
ワサビをたっぷり一緒に巻いたかんぴょうワサビで〆とする。お腹がほどよく満たされる。

 

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寿司を食べたら蕎麦にする。
渋谷で蕎麦と言えば「福田屋」。若い人たちに最適化されてしまった渋谷で、数少ない大人仕様のお店でこれがオキニイリ。
二人で来ては蕎麦前たのんでビールを飲んで、それから蕎麦とのんびり時間を過ごしたものです。最後にきたときにはちょうど牡蠣がおいしい季節で、焼いてもらって大根おろしをのっけて食べた。
おいしかったなぁ…、たのしかったしなつかしい。
今日は天ぷらそばを作ってもらう。大きなエビの天ぷら一尾。茄子の天ぷらが乗っかってるのが特徴的で、エビはブルンと弾力があり茄子はとろける。ここの汁は鰹節の酸味がくっきりした味でそばが多くてお腹が満ちる。
そういえばそろそろ茄子の冷たいそばが出てくる時期。その頃帰って来ましょうか…、って思ってニッコリ。席を立つ。

 

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