利久のシチューに極み焼き

東京駅を経由の移動。途中に利久で牛たん食べる。

rikyuu inboundrikyuuいわゆる食事時にはあたらない。
おやつ時のちょっと手前という中途半端な時間帯。
なのに4組ほどの待ちの行列ができていて、この店、朝の時間帯以外はずっとこんな状態。
この店だけじゃなくて、今、利久の店はどこも大抵いつも満席。
スゴイ人気にビックリします。
むしろこのくらいの行列ならば無いも同然と、覚悟を決めて、ちょっと並んだ。

10分ほども並びましたか…、お店に入る。

それにしてもインバウンドのお客様のやっぱりココもお多いコト。
日本人はまず持たないだろう、チープでカラフルなガラゴロケースがお店の前にズラリと並ぶ。この色合や素材をみると、キッチュなチャイナ洗面器を思い出したりするのであります…、オモシロイ。

rikyu yoruさぁ、店の中。
アリガタイかな一人だったのに、カウンターじゃなくってテーブル席をもらえてニッコリ。カウンターが一杯だったのでありました。
それで気を良くして、いつもと違ったモノをちょっと食べてみたくて、それでこんな変わった注文にした。

贅沢タンシチューセットっていうのがあって、それに極みの単品つける。

普通のタンシチューでもゴロゴロ牛たんが入っている。けれど形のしっかりとしたタンが煮込まれ入っているんだというシチュー。
テールスープに麦飯がついてくるのは、他のココのセットと一緒。
牛たんの中でもひときわ分厚く、味わい深い部分だけ選んで焼いた「極み」は牛たん3枚。それをスッパリ、2つに割って都合6切れ。ひとそろえ。

rikyu stewメインのタンシチューのタンはスプーンの背中で崩れるやわらかさ。
ナイフがまるで必要ないのね。
ホロリと潰れて、細かな繊維にほぐれてシチューのソースとひとつに混じりあう。

舌を軽くくすぐるようなざらつく感じが独特の、タンの食感。
ムチュンと舌にからみつくようで、まるで牛のベロと濃厚なディープキスをしているような肉感的に翻弄される。
ドッシリとしたソースの味も濃厚で、このセットだけが麦飯を丼じゃなくお皿で出すのは、肉とソースを上にのっけてスプーンですくって食べてよね…、ってコトなんだろうとそうして食べる。

それにしても極み牛たんのうつくしきこと。

rikyu tanrikyu side表面ガリッとこんがり焦げる。その焦げ方は脂ののったタンそのものの脂で上がったような焦げ方。隠し包丁の部分がペロンとめくれるさまも、ココロ華やぐ。
芯に向かっていくにしたがい、ロゼ色になるグラデーションも艶っぽい。
シチューのタンはザラッとなめらか。
なのに焼くとプチュンとハリと弾力があり、ザクッと歯切れて噛んでるうちにトロミがでてくる。この食感の変化に驚く。オゴチソウ。

サイドのテールスープも今日は、いつも以上にテールがゴロゴロ。
ほどよきサイズの一口大で、口に含んで舌に乗せ、上顎使ってクチュッとやると自然に潰れて旨みを吐き出す。
シャキシャキネギが良き口直し。スープもドッシリ。あったまる。
浅漬にした白菜もサクサク歯切れておいしくて、青唐辛子の南蛮味噌でビリッと口を整えながら、一気に食べて、席を立つ。
表に出たら、行列長くなっていた。

 

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