切り立て詰め立て盛り立て三立て、箱寿司の朝

朝、新宿で朝ご飯。ひさしぶりに寿司を食べよう。
朝から寿司とはかなり豪気な話ではある。けれど朝早起きのお店が一軒。「箱寿司」という、名前の通り箱寿司の店。
東京ではちょっと珍しい上方寿司のお店で、つまりお土産、テイクアウトに適した商品。
お昼ご飯に、お土産にと朝から売店で買ってく人がひっきりなしにやってくる。
売店の奥にテーブルが3つ置かれて、そこで食事が出来るので、朝早くから寿司を食べることができるというありがたき場所。
作り立てではなく作り置きした巻き寿司、押し寿司を注文受けると切り分けて箱に並べる、あるいはお皿に盛って提供。作り立てではないけれど、切り立て、詰め立て、盛り立てという三立ての店。オモシロイ。

ずっとココに来るたびたのむ基本のメニューが「盛り合わせ」。今日もそれを選んで食べる。

盛り合わせの内容は太巻き、伊達巻、バッテラに押し寿司3種。
エビに鯛に穴子の照り焼き。
ずっと変わらずこの組み合わせ。
オモシロイのが、日本全国、どこで押し寿司を食べても押し寿司の基本はエビと鯛、穴子。
たしかにそれぞれ味わい、食感独特でプリプリ、ネットリ、ふっくらと互いを邪魔せず個性がはえる。試行錯誤もあったろうに、結局、この組み合わせが居心地よかったというコトでしょう。

バッテラは上に乗っかる昆布もおいしく、青い魚に独特のコクと風味が酢締めと酢飯でさっぱりおいしく味わえる。太巻きの芯には高野豆腐がはいってて、噛むとジュワリと煮汁が滲み出る。みずみずしくて甘いでんぶやかんぴょうや三つ葉がパラリと口に散らかる。好みの味の組み合わせ。

太巻きを一本6つに切り分けて、盛り合わせ一人前にはその半分の3切れがつく。
だからもれなく端っこが隠れているのを探すのが好き。
しかも大抵、その端っこからは、盛大に具材がはみ出ているはず。
そのはみ出しを見るのが好きだったのだけど、なんと今日の端っこは具材が凹んでおりました。
あぁ、節約をするようになっちゃったのかなぁ…。
具材をきっちり、完成品の長さに合わせて調整してる?
それともたまたまこの一本のこっち側だけが凹んでいたとするならば、その反対側はスゴいコトになってたのかなぁ…、と思ってちょっとさみしくなった。

そう思ったら、いろんなところがちょっとだけ変わってしまっているのに気づく。
ずっとココでは赤出汁を追加で注文できたのだけど、今日は吸い物。しかもおそらくついさっきまで粉末状になっていたもの。
汁を作るとロスが出る。あるいは手間がかかってしまうから、こうすることになったのでしょう。もったいないなぁ…、もったいない。

とは言え寿司の基本は昔の通り。酸味がしっかりとした酢飯に食感。若干固めでだからすし酢をたっぷり飲んでもべたつかない。口でぱらりと解ける感じがおいしくて、ネタを味わう握りと違ってシャリそのものの味が命の上方寿司の基本に忠実。
それにしても伊達巻がずっと苦手であったのに、なぜだか最近、無性に食べたくなることがある。フッカリとした食感に甘みがおいしく、寿司というよりお菓子のような味わい、風味に今日もウットリ。
酸味鮮やかなガリもおいしくオキニイリ。バランを残して全部キレイに食べちゃいました。仕事を元気にいたしましょ。

 

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