冷たい雨もあたたかき朝

3月と言うのに寒い。四国というのに寒い朝にて、熱々のそばで朝にしようと「味庄」にくる。
高松駅の裏側にある朝早起きのうどん屋さん。
麺をここで打ち切って茹で、おいしい出汁と一緒に売る店。セルフでいわゆる讃岐うどんの店の典型のような場所。駅前というのにお店の風情が、田んぼの真ん中にあるプレハブ造りのうどん屋みたいな感じもステキ。
ガラリと扉を開けると湯気がメガネのレンズを曇らせる。空気潤い、出汁の香りと一緒に気持ちまでもが潤う感じにニッコリします。
おじぃちゃんとおばぁちゃんが2人でやってて、明け方前からの仕事です。8時も過ぎるとおじぃちゃんは疲労困憊。テーブルにつきタバコをすってのんびりしてる。おばぁちゃんはお客さんに愛想ふりまき、ネギや生姜をニコニコしながら装う元気。ニッコリします。

うどんの店ではあるけれど、蕎麦も結構人気がある。
蕎麦の入った丼もらい、出汁がたっぷり保温されてる容器の蛇口の下におき、蛇口ひねってジャーッと注いで出来上がり。
湯気と一緒にイリコの香りがやってくる。
この出汁タワーほしいなぁ。
もちろん出汁付きで家にあったらどれほどシアワセだろうと思う。

どっしりサイズのいなり寿司。竹輪の天ぷらと鶏天たのんでひと揃え。おばぁちゃんが即座に計算。これでたったの550円というありがたさ。
東京から実家の高松に帰った直後の母曰く…、うどんが安くておいしくてお金を使わなくてすむのはいいけど、太って太ってしょうがない(笑)って。

太めの蕎麦です。小麦粉の量が多めで、しかもうどんのようなムッチリとした弾力がある。うどんよりも水気を吸い込みやすくできてるのでしょう…、しばらくするとどんどん出汁を吸い込んで、膨れて柔くなっていくのが博多のうどんのようで好き。
竹輪とちぎって放り込み、七味をパラリ。ズルンとすする。バリバリとした厚めの天ぷら衣がとけて油の風味が出汁につくのもオゴチソウ。
鶏の天ぷらはウスターソースをかけておかずのようにする。天ぷらにソースをかけるのは父が好きだった食べ方で、洋食みたいな味になるのがボクも好き。
シットリみずみずしく仕上がったお稲荷さんは、お揚げが厚くて甘辛で一口食べて、出汁をすすると甘みで出汁がおいしく整う。無心にパクパク、そしてズルズル。そろそろ移動の時間なり。

 

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徳島に着く。待ち合わせまでの時間にコーヒー。たかしまコーヒー店に寄る。
冷たい雨の中をテクリと。
すると向こうから、たかしまコーヒーのお店の人が傘差し、うつむきやってくる。
何かの用事なんだろうなぁ…、とぼんやり歩いていたら、ボクの方を見てニッコリ。そして会釈をはじめる。
あぁ、うれしい。お店の中で挨拶されるのもうれしいけれど、お店の外で挨拶されるのはうれしさ格別。おなじみさんと見知ってくれたという証。
好きな店です。雰囲気が好き。のんびりできて普通のステキがいつものようにあってくれることにホっとする。だから今日は一本早い電車にのって、この店分の時間を作って来たのだけれどその甲斐あったってニッコリします。

いつものようにトーストたのむ。ハムエッグトーストというグリドルで焼いて仕上げる料理。
たのむとカシャカシャ、卵を割りほぐす音がしてそれに続いてジュジュっと湿った音がする。卵を鉄板で焼く音で、しばらくするとそれも収まり、あとはただただ淡々と。5分ほどの時間をかけてやってくるのがいつもの1品。
表面カサカサ、芯はシットリ、バターをタップリ吸い込み仕上がるトーストブレッド。ケチャップ少量、ほどよく焼けたハムと卵を挟んだだけのモノなのに、ふっくらとした卵の食感、ムッチリとしたハムがパンとひとつになって口の中でとろける感じがなんともゴチソウ。さっぱりとした苦味がおいしいコーヒーで体をやさしくあっためました、仕事の準備もつつがなく。

 

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