再上陸の日本に居場所はあるんだろうか…、Carl’s Jr

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思い立ってカールスジュニアにやってきてみる。
「ホンモノの」ハンバーガーという食べ物がブームを見せて、それに乗じて日本上陸を果たしたチェーン。
実は1980年代に日本で営業していたから正確に言うと再上陸。選んだ場所は秋葉原。開業してから5ヶ月ほどで、とんと音沙汰ないので心配にすらなっていた。

cj cupそれにしてもなんで秋葉原だったんだろう?
東京の中でもカリフォルニアっぽさをほとんど持たない街なのに…。
今日はスマフォを見ながらうつむき歩くポケモンゾンビがウヨウヨしてた。
ラーメンくんだりに1000円以上のお金を使う、ジャンクフードマニアな人が多く集まる場所だから、1000円以上のハンバーガーが売れるかも…、って思ったのかも。

お店の雰囲気は、マッチョな感じのカリフォルニアです。
カントリー風というか、サウスウエスト風というか、ゴッツイハンバーガーを食べたがる人に合わせたイメージなんでしょう。
まぁ、グルメなハンバーガーショップって感じはします。サービススタイルも一生懸命、カリフォルニア的を演出しようとしているのだけど、いただけないのがご挨拶。
“Welcome to Carl’s”って恥ずかしいフレーズをいたいけな女の子たちに言わせるのですよ!
30年前のデニーズじゃあるまいし(笑)。
カリフォルニアからワザワザやってきてやったぜ感を出したいんだろうけど、本当のカリフォルニアなら” Hello”だったり”Hi”だったり、 あるいはせいぜい”Good afternoon “だったりするはずで、日本向けのこういう挨拶。恥ずかしいほどウソっぽい。

cj hamburgercj nikuまずココの一番の主力商品、クラシックシックバーガーを選んでたのむ。
ちなみに「シック」。
おしゃれのシックでも、病気のシックでもなく「thick」…、つまり分厚いバーガー。
商品のネーミングひとつとってもちょっと厄介(笑)。

3分の1パウンドか、2分の1パウンドが選べてココは思い切って奮発します、
ハーフパウンド。220gほどのパテが大きなバンズで挟まれた、かなりドッシリした出来上がり。
焼けた肉の香りもおいしく、気持ちがグイッと盛り上がる。
レッドオニオンにレタスにトマト。
ケチャップ、それからマスタードとその構成はまさに典型的なるハンバーガー。
トマトも玉ねぎも、そしてレタスもよき状態でなによりトマトが甘くてしかも水っぽくない。

噛むとガツンとパテが前歯を叩いて崩れる。
ゴロンと口の中にやってくるのは肉の味わい。大きく、分厚く、だから噛んだところの反対側からケチャップだとかマスタードだとか、あるいは肉汁が染み出してきて両手が汚れる。
その汚れっぷりがハンバーガーのおいしさに比例するようなダイナミックなオゴチソウ。フレンチフライもなかなか上等。ただどうだろう…、バンズがいささか甘くてなんだか日本味。

cj danmencj hazureちなみに今、ソフトドリンクのSサイズを無料でLサイズにサイズアップというキャンペーンをやっている。…、のだけれど。
ココのソフトドリンクはセルフサービス。
ドリンクバーの上の壁には「リフィルフリー」って書いてある。
まさか「Refill Free」という文字はただのデザインだと言うはずもなく、ならばそもそもサイズなんて関係ないじゃん。

テイクアウト用ならサイズアップはありがたかろうが、なんだか不思議。オモシロイ。

アイスティーをゴクリと飲んで口の中の肉の脂を流し去る。後に残るのは玉ねぎの辛味を帯びた匂いだけ。結構、辛い玉ねぎだった。それが肉の旨味を引き出しよきアクセントになったのだけど、食べ終わったらかなり強烈。そういえば、ホットドッグもサンドイッチもアメリカの手づかみ料理玉ねぎ臭い。再認識をいたします(笑)。
お代は1500円オーバーでござんした。コカ・コーラがスポンサーのくじ引きしててひいたらハズレ。決してこの店がハズレだったということではなし…、としておこう。

 

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コメント

  1. KASEDA

    同感です。
    日本市場に合わせた・・・という理由と思いますが、「外食」と考えている限りブレークしないと思います。
    ※元気ですか。昨年長かった契約も終了して今は再起準備中。メルアド変わってません。

    • サカキシンイチロウ

      KASEDAさん
      元気でやっておりますよ。
      秋葉原の万世橋を渡るたびに、あのあたりにオフィスがあったんだよなぁ…と懐かしく思っております。
      外食で今、ブレークするということは外食を超えたところに身を置かないとダメですものね。
      機会をみつけてお目にかかりましょう。つもる話もございますし。コメントどうもありがとうございます。

      • KASEDA

        連絡先等は昔から変わっていませんのでご連絡ください。お忘れの場合は10年以上更新していないPERIのサイトに掲載してあります。

  2. すいぺん

    さかきさま
    こんばんは、いつも楽しく拝見しています。

    「“Welcome to Carl’s”って恥ずかしいフレーズをいたいけな女の子たちに言わせてる」を読んで、蘇った記憶があります。
    コールドストーンクリーマリーが日本上陸したとき、お店では若い、かわいい女の子たちがアメリカ式を見習って“we sing for money”というプラカードと小銭が入った瓶(なぜかアメリカのコイン)の横で、アイスクリームを練りながら自発的に“row row row row your boat”を片言の?歌っていて、私が勝手に恥ずかしくなっていました。

    海外のお店はワクワクをもたらしてくれるので、形式だけじゃなく、スピリットが輸入できたら最高ですね!!

    • サカキシンイチロウ

      すぺいんさん
      恥ずかしげもなく恥ずかしいことをされちゃうと、見ているこちらが恥ずかしくなる。
      海外からやってきたお店が張り切り過ぎると、よくありますよね。
      自然にアメリカンスタイルになるのであればいいのでしょうけど、やらされてるんだなぁ…、って思うと本当に恥ずかしくなっちゃいますよね。

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