具材貧しいサンドイッチ的なる「銀座シックス」

銀座シックスを覗きにきました。
先週末に開業したばかり。テレビのニュースやワイドショーがみんなココの宣伝機関になっちゃったのかしらって思うくらいにバンバン、特集番組やコーナーを作っててうんざりするほど。
今日は平日。
でも混んでるんだろうなぁ…、と思ってやってきたら、なんと入場制限中。
ビルの角に「最後尾」って書かれた立て札を持った職員。
ここを目当てにやってきて、どこに並べばいいのと詰め寄るおばさまたちの対応に、疲れ果てた様子でらっしゃる。
10時半に開店で15分ほど早めにきたつもりだったけど、すでに何百人単位の行列。入場できるのは正面玄関一か所だけ。他の入り口は全部閉鎖で、正面玄関から伸びた行列はビルをグルリと囲む勢い。10時半を合図に行列はユックリ動き、結局30分ほど並んで入場できたのは10時40分でした。

何かアトラクションがあるわけでなし。売り場は大きく一度に人がドカーンっと入っても何か面倒が起こるわけでもあるまいし…、と、不思議に思った。
なんで入り口で中に入る人を制限しなくちゃいけないんだろうって。

中に入って合点がいった。
ビルに入った人たちは一目散に上のフロアに向かっていきます。途中、物販のフロアがあるのにそこには誰も目もくれず、行った先はレストランフロア。そこだけ人がギッシリいる。
だから入場制限しないとエスカレーターやエレベーターがパンクしちゃうのでありましょう。確かに物販フロアーは一部、ココにしかなさそうな雑貨モノがありはしたけど、それ以外はどこにでもあるモノばかり。大きく店を構えたラグジュアリーブランドなんて一向に人が入っていかない惨めな状況。

名所は出来た。
とりあえず行っておきたい。
行っても買いたいモノがないってわかっているから、まずレストラン。
早く行かないと行列するのも嫌だから…、ってそんな状況。最近、出来た大型商業施設はみんな同じな感じで、そういう場所の人気は短命。
ココは一体、どうなんだろうって思ったりする。

ボクらもまずはレストランフロア。
「銀座大食堂」っていう施設を試した。
大きな空間に専門店が8軒並ぶ。それらそれぞれが客席を持ち、そこはコース料理やバリエーション豊かなアラカルトがたのしめる。
それ以外にテラスやダイニングエリアがあって、そこでは8つの店が用意する丼メニューをたのしめる。出前で持ってきてくれるような感じ。
新しい。
ただこのシステムが説明してもうまく伝わらないコトがあるようで、入り口で案内しているスタッフが結構難儀をしておりました。新しいコトにはいつも苦労がつきまとう。

テラス席をもらって座る。
銀座中央通りに面した大きなテラス。目の前にビル。目を上げると空と、今までみたことがなかった銀座の景色が圧倒的で、今の季節は風が吹き抜け気持ちいい。夏や冬は覚悟が必要なテーブルだろうけど、これからしばらく、ココがおそらくこの施設の一等席って思ってニッコリ。

メニューはシンプル。どれもが1800円という価格はちょっとお高めの銀座価格でまぁ、しょうがない。
オモシロイのがテーブルに置かれた小さな拍子木状のガジェットで長い四面にそれぞれ「スタッフを呼ぶ」「水のお替わり」「片付け」「会計」と印刷されてる。その面を上にしたおすと、それがスタッフに伝わるというモノ。スタッフをただ呼ぶだけではなくて基本的なしてほしいことも一緒に伝えるコトができるという工夫。
横に長いこのテラス。人手をなるべくかけぬ工夫、しかもそれをこうしてたのしくスマートにしてしまおうと工夫がとてもオモシロイ。

たのんだメニューはマグロの漬け丼、ビーフカレーにスープ麺に麻婆豆腐ご飯の3品。どれも案外、しっかりしてます。
マグロの赤身は分厚く大きく、しかもネットリ、絶妙な漬け加減でヒヤッとおいしい。シャリはスキっとさわやかでココの寿司って多分おいしいんだろうなぁ…、って予感をさせるオゴチソウ。
カレーはまさに「ビーフのカレー」。牛すじ肉がトロトロになりたっぷり入って、ルーより肉が主役のカレー。ご飯を六角形に抜いてこれが「銀座シックス流」という遊び心も悪くない。麺は平打、ムチムチで麻婆豆腐も辛くて痺れる。どれも決して安くはないけど、価格通りの納得をくれるところに感心します。なんだかちょっと気に入った。


食事を終えてガラガラの小売の売り場をぶらぶら歩き、地下二階にある食品フロアを覗いてビックリ。このフロアーはワザワザここを目的にやってきたくなる売り場がズラリ。しばらく通ってみようと思う。
中でも「平翠軒」という倉敷にある伝説の食料品店のスゴい品揃えに感心し、思わずいくつか手に取り購入。ディーンアンドデルーカにちやほやしていた自分がちょっと恥ずかしくなる。
地下鉄からの導入通路をうまく使ったエノテカのワインのお試しコーナーや、究極ののり弁の店と試してみたいモノだらけ。
地下二階から地上6階。一番下と一番上がとても見事で魅力的。サンドイッチで挟まれた具材に工夫がないのがさみしい。そう言えば、日本のサンドイッチってパンだけ分厚くおいしくて、中身が貧弱なんだよなぁ…、って思って笑った。日本的。

 

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コメント

  1. Eiko

    とりあえず、大食堂はサカキさんの合格点をもらってようで他人事なのにホッとしました(笑)
    おそらく客層の中心となるような(それが良いか悪いか別にして…)オバさま、外国人にもわかりやすいであろうメニュー構成ですね。

    「平翠軒」、存じ上げなくてHPを拝見したらすごくステキな本店…ココを誘致したのもがんばったんだなぁ…という思い。

    なんだか何とか観光地でなく、ホンモノの「銀座」になってほしい、という思いで早く見に行きたい、と思うモノの、その入場制限は心折れそうです…

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      Eikoさん
      銀座にずっとあって欲しいと思っていたファミリーレストランがやっと出来たような感じがしました…、大食堂。
      ただ、かつての百貨店の大食堂の非日常感というか、そこにデビューすることが大人に一歩近づいたような特別感はやはりなく、それも時代なのかなぁ…、とも。
      平翠軒の本店は空気までもがおいしく感じるすばらしい店。商品はもって来たけど、あの雰囲気までは持ってこれなかった。銀座ってそんな程度の場所なんだなぁ…と思いもしました。でもそれでいいんだとも思ってなんだかホっとしもした。時間をかけて本物になってくれるのを見守ることといたしましょう。

  2. tawawa

    銀座シックス、林檎姐様とトータス松本がテーマソングを歌っているんですよね。
    もうご覧になりました?

    https://youtu.be/L_moFZEwcYM

    ララランドの直後にミュージカル調、というとただの流行りものなんですがやっぱり姐様は素敵でして

    田舎者としては、やっぱり行ってみたくなります。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      tawawaさん
      銀座の街にこんな軍艦みたいな化物ビルを建てやがって、けしからんなぁ…、と思っていました。
      でもおっしゃるテーマソングの動画を観て、ちょっと見直し、それで開業早々やってきたようなものであります。
      ただ、姐様が所望されそうなものが見当たらなかったのが残念なところ。トータス松本的な細身のジャケットはたんと見かけましたけど(笑)。

  3. まさお

    サカキ様
    私も早速銀座シックスに行ってきましたよ。お目当てはENOTECAのワインセールでした。結果は好きなもの2本だけ買ってきたのですが。倉敷の「平翠軒」は知りませんでした。今度是非とも覗いてみたいと思います。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      まさおさん
      銀座シックスのエノテカはいいですよね。地下二階は他にも行きたい店だらけ。
      ゴールデンウィークの喧騒が終わったら、ジックリと狙っております。

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