八つ橋じゃなく「おたべ」派だったと思い出す…。

東京駅の丸ビルの5階テラスからの東京駅舎がきれいだよ…、というのでやってきてみる。
近所のKITTEのテラスから見るより正面近い姿が拝め、けれど写真を撮るとどこかよそよそしくみえるのですネ。
東京駅は横顔美人…、なのかもしれない。
しかも駅舎の向こうにスーパーホテルの黄色い看板。
それが入らぬようにと工夫するのだけどどのアングルでも必ず入る。あんな一等地で安い部屋を売る商売が成立しちゃうってこともなんだか憎たらしくて、そそくさ帰った。
昼に野菜をたっぷり食べたはずなのになんだかイライラ。
甘いものを摂取して気持ちをちょっと落ち着かす。新丸ビルの地下にある町村農場。ソフトクリームとヨーグルト、マスカルポーネチーズにはちみつって最強クラスの組み合わせ。甘く酸っぱくなめらかではちみつの持つ軽い渋みが大人な感じ。ホッとしました。仕事する。

 

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夕方、家に帰る途中で小腹を満たすことにする。
「為治郎」という蕎麦屋が八重洲口側にあり、ひさしぶりにとやってくる。
お店の看板ににこやかに微笑む芸妓ちゃん。
5年前に開業した当初は、駅舎の柱に埋め込まれたデジタルサイネージ全てに芸妓や舞妓ちゃんがお辞儀しながら微笑む姿が流されていた。
そのさままるでブレードランナー的で、なにやらゾワゾワ。居心地わるくさえあったものです。
蕎麦とラーメン、うどんが揃う。もともと京都では甘味処。甘味をおいしくたのしむために蕎麦やラーメンがメニューにあって、その麺部門だけが独立したのがこの為治郎。本来ここでかき氷なんかを売ったらもっと人気が出たに違いない…、って思ったりする。

テーブルの上には薬味。
胡椒があります…、ラーメン用。
七味じゃなくて黒七味があるのがなにげに京都的。
しかもそれらどれもより存在感があるのが山椒。
京都の人は蕎麦でもうどんでも丼にまで山椒をかける…、ってケンミンSHOW的ネタ通り。
肉そばたのんだ。
牛肉を甘辛に煮たのがたっぷりのっかって、九条ネギが彩りそえる。蕎麦は黒目でヌルンとなめらか。深めのぽってりとした形の器で、ずっと熱々な状態が持続するのがいい感じ。

追加でとろろ昆布をたのみました。実は何度かここで蕎麦を食べていて、そのたびひと味足りないもどかしさに悩まされてた。
「関東の舌 vs, 京都の繊細」…、ってことかと何度も何度も汁だけのんでたしかめるのだけど、やはり何か決め手に欠ける。そこでとろろ昆布を加えてみると、味が出ました。しっかりとした旨味が醤油の風味や出汁の輪郭くっきりさせて、安心しながら味わえる。おそるべきかな昆布の力。
脂が古く筋張った牛肉さえも風味を手に入れ、喉につっかえながらもお腹の中に収まっていく。黒七味と山椒ぱらり。なるほど香りもおいしくなります。食べはじめると汁がどんどんおいしくなって、結局、すべてがお腹に収まる。汗もかきます…、満ちもする。
お膳のかたわらには八ツ橋1個。この八つ橋を作る会社の外食部門。本家ながらも西尾の八つ橋を食べる機会はここでこうしてもらうものだけ。うちはずっと「おたべ派」でした。あしからず。

 

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