値千金、朝の汁そば。上島珈琲店の真鍮のマグ

ひさしぶりに「マンゴツリーキッチンガパオ」で朝。
名前の通りガパオライスの専門店で、けれど朝には汁そばや雑炊といったスープ料理も揃えてる。
朝のスープは体にやさしく、しかもおいしい。それで「タイの汁そば」にする。
昔、駅構内にあったときにはよく来てた。特に朝ごはんに重宝していてこの汁そばもよく食べた。改札口の外に移って今の場所になってから、しばらく朝の営業をしてなくて朝に来るのはひさしぶり。
テーブルの上の４種類の調味料をみるとなんだかホッとする。

ちなみにパクチー添えをお願いしました。
パクチーははじめて食べたときから好きで、苦手な人が嫌う匂いが好きで好きでしょうがない。
メキシコ料理もコリアンダーがあるから食べるような感覚。
パクチーにヌクマムとピーナツオイルをかけてサラダにたまに作って食べるほど。
汁そばにドサッとのっける。
熱が入るに従って独特の香りがどんどん華やかになっていくのににんまりします。
麺はフォー。プルプルしていて歯応えよりも喉越しを味わう感じが朝にうれしい。
クリアなスープに茹でてむしった鶏肉、練り物。もやしにネギに玉ねぎ、パクチー。包丁で叩いて作った鶏ひき肉がスープでかたまりプカプカ浮かぶ。

フィッシュボールが２個入ってて、これがムチュンとなかなかおいしい。
お酢にヌクマム、グラニュー糖、唐辛子の粉が器にい入れられていて、好みで味を整えていく。
最初にお酢に唐辛子。続いてヌクマム。最後にグラニュー糖と味の変化をたのしみ、結局、全部いれるのが一番おいしいと思って笑う。
特にグラニュー糖の威力は絶大。入れると途端にうまみが膨らみ食べやすくなる。
熱の入ったパクチーがザクザク歯切れて目が覚める。育てたスープがおいしくて、全部飲みたくなるのを我慢。塩分摂取はほどほどにと先日言われたばかりなり。

 

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東京駅の近くでのんびり。こぶりなサイズの上島珈琲店を見つけて黒糖アイスミルクコーヒーをぼんやり飲みます。店がどんなに小さくても、座り心地のよい椅子を置いてくれているのはうれしい。
シアトル系とは違った、進化型の喫茶店って感じのお店はあたたかくていい。
真鍮製のマグに水滴がびっしりついて、手に伝わってくる涼しさにホッとしながら唇つける。冷たいマグに唇がはりつくような感じもおいしく、黒糖由来の香りややさしい甘さがおいしい。オキニイリ。
それにしても随分値段が高くなりました。８００円前後という値段はすでに高級喫茶店の域でありつつ、セルフサービス。まぁ、しょうがない。そういう時代と思いましょう。

 

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