西新宿の佳香。日本料理の朝のバフェ

西新宿のハイアットリージェンシーホテル。超高層ホテルが建ち並ぶ西新宿のホテル街にあって、上等なレストランが多く集まるおいしいホテル。
何しろミシュランの二つ星レストランがメインダイニングをはるホテルです。
朝ごはんをとることができるお店は二軒ある。
ひとつは洋食、ひとつは和食。どちらもバフェがたのしめる。
…、とはいえ和朝食を提供している「佳香」という店はつい最近までテーブルサービスの朝食だった。一人分づつ小さな土鍋で炊き上げるご飯が売り物。
西新宿のホテルで提供される和朝食としては上等な部類ではあったのだけどいくたび料理の種類、内容が貧弱になっていたのが気になっていた。それが去年の8月にリニューアルしてバフェ朝食になったというので気になりあらためやってきてみる。

お店の一部にバフェカウンター。多彩な料理がキレイにならぶ。どれもがご飯がおいしく食べられそうなものばかり。しかも取りやすいよう小鉢に盛り付けられたり、小分けされたり。お盆の上に並べていくのがたのしくなる。
中でもいいなと思ったのが、鰹節の原木がおかれ傍らに削り器。削ったばかりの削り節がお皿にのせられているというとこ。炊きたての土鍋ご飯に削りたての鰹節は最高の組み合わせです。バフェカウンターの一番端。客席に一番近い場所に土鍋がズラリと並んでて、土鍋の下には固形燃料。湯気でまわりは曇ってて蒸気が蓋を持ち上げる。持ち上がった蓋と土鍋が触れ合ってカチカチカチカチ、おいしいリズムが朝のお腹を目覚ますステキ。

汲み上げ豆腐がありました。
すりおろした生姜とネギをたっぷり。醤油はかけずそのまま食べると豆腐の甘みと旨味が口に広がるゴチソウ。山芋とろろは出汁がおいしい。そのままズルン…、喉をとぅるんと撫で回す。
マグロのブツの漬けがある。
水気を吐き出し、代わりに出汁を吸い込みネッチリ。
ひんやりとした温度感と軽い酸味が口をスッキリしてくれる。

大きなお皿に料理をあれこれ。
スライスオニオンがあるとどうしてもとってしまう。
血がサラサラになるのであればと一緒にトマトのオリーブオイル漬けをのっけた。
リコピン効果が百人力。
一口大の天ぷらが用意されてて、気になったのはちくわの天ぷら。ザクザクムチュンと歯ざわりがよい。
焼いた魚と味噌汁は厨房からお店の人が運んでくれる。どちらも熱々。海苔をもらってひとそろえ。小松菜のおひたしに甘い卵焼き。大根おろしをたっぷり盛って上にぱらりと釜揚げしらす。ご飯がもりもり食べられる。それにしても炊きたてご飯のおいしいコト。パリッとお焦げがキレイにできる。噛みしめながら米の持ち味をしみじみ味わい、削りたてのかつお節に醤油を少々まぶしてのせる。

あぁ、これだけで朝のお腹がしあわせになる。鰹節をおかわりし今度は海苔もちぎって一緒にご飯にのせてぐるぐるかき混ぜパクリと味わう。日本の朝はすばらしい。
なのに残念。洋食バフェのお店はいっぱい、こちらはガラガラ。海外から日本にきてラーメンを食べて帰るのいいけれど、日本の料理を日本の食べ方で食べて欲しいなぁ…。その典型が和朝食。日本料理の基本の基本が凝縮されているのだから、「和朝食食べようキャンペーン」のようなものをやればいいのに…、って思ったりする。もったいない。
それにしても、不思議なのことに洋食バフェではお代わりするため何度もテーブルとバフェの間を行ったり来たりする。なのに和食となるとほとんどお代わりしなくなる。お代わりしたのは削り節だけ。お腹以上に気持ちが満足するのでしょうネ…、オモシロイ。

 

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