体育用具置き場で飲むコーヒーフロート、お手製弁当

映画のチケットを予約しに新宿三丁目にまで移動して、それでちょっとお茶を飲む。
伊勢丹会館の一階の奥。
かつて「珈琲舎BUN」というオキニイリのお店があって、そこは閉店。
そこを引き継いたのが函館から来た美鈴珈琲という店で、カフェっぽい雰囲気にちょっと改装。メニューも随分かわって女性向けのように変わった。
それまでの「ザ・昭和の喫茶店」という感じの雰囲気が好きだったのに残念だなぁ…、と思ってしばらくご無沙汰。
ひさしぶりにやってきたら、これがおや、まぁ。無残なこと。ふたり並んで座れるベンチはひとつだけ。残りは壁に向かって配置されるか透明な衝立を立てた一人がけのテーブルだけという感染予防の鬼のようなしつらえで、その雰囲気たるやまるで体育道具置き場みたいなとっちらかりよう。なんとさみしいコトでしょう。

もうこうなったら甘いもので気持ちを盛り上げなきゃもったいない。
それでアイスコーヒーフロートにした。メイソンジャーでやってくるのが面倒くさくもソフトクリームはかなり上等。
なめらかにしてあまやかで、後味さらっとしていてビターなコーヒーと混じってとろける。クリームまみれのクラッシュアイスをコーヒーと一緒にスプーンですくい上げ、舌にのっけて凍える温度を楽しみながら、最後にガリッと砕く。体がシャキっとするのがたのしいおゴチソウ。
それにしてもこのバースプーンの長いこと。テーブルの両側にすわって長いスプーンで食べさせっこもできそうで、ちょっと笑った。月曜日。

 

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家に帰ってぼんやりと仕事がまだらに続くアンニュイな午後(笑)。
小腹が空いた。
それでひさしぶりに焼きそば作ってみようと思う。
そろそろ使い切っておかなきゃいけない袋麺。
ピーマンがある。細切りにしてスタンバイ。卵をといてほんの少しの片栗粉と水を丹念に混ぜ、薄焼き卵を一枚作る。
最近、新しいフライパンに変えたらこれが驚くほどにきれいに卵が焼けてくれ時間をかけて千切りにする。
電子レンジでチンしてほぐした麺をこんがり、パリッと焼いてそこにピーマン。しんなりするまで炒めたらみじん切りにして焦がしたニンニク、赤唐辛子をくわえてジャジャっと炒めながら味を仕上げる。袋麺の粉末ソースを3分の1。オイスターソースを少々に塩で味の輪郭をつけ、最後に錦糸卵をちらして混ぜで出来上がり。サクサクとした麺の食感をふっくらとした錦糸卵が際立たせ、ピーマンの緑の香りもおゴチソウ。

夜は弁当を作って食べる。凍らせといたご飯を軽く一膳分。おかかを醤油で味付けし芯にしておむすびにする。海苔をくるんと巻いて詰め込み、お弁当用の赤ウィンナさんをたこさんにして焼いて彩り。ハムカツのおいしそうなのがあったからそれを詰め込み、ブロッコリ。
釜揚げしらすと刻んだネギを一緒に混ぜてといた卵で卵焼き。砂糖多めで甘く仕上げて、ひと揃え。
豆腐の味噌汁をお供にしました。あごだしパックで出汁をとり、鹿児島の甘い麦味噌をといて仕上げる。具材は絹ごし豆腐だけ。小さなサイコロ状にきりクツクツ煮込んでちょっと膨れたところで食べる。
熱々の豆腐がフルフル、唇なでて口の中へとやってきて喉からお腹をあっためる。

コメント

  1. ツキミダンゴ

    いつも五感を駆使して拝読してます。
    音や香りや食感、明治大正の文豪さながらの繊細な文面に感服しつつ、毎回美味しそうな写真に息を止めていました。行ってみたい!食べてみたい!と素直に感じます。
    そして遡って読ませていただきました。

    今回のお弁当のストーリー、つい泣けてしまいメッセージをお送りします。人々に食の大切さを教えてくださりありがとうございます。知人にこのブログを教えたくなります。
    お身体大切に!そしてこのブログも大切になさってください。応援していますからね。

    どこかのタイミング、美味しいお店で奇跡的にお会いできることを祈ってます(でも、声掛けはしません☆)

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      ツキミダンゴさん
      いてくれるだけでシアワセだった大切な人がいなくなってしまっても、お腹はすく。空いたお腹を満たさないと行きていくことはできず、にもかかわらずその「食べる」ということにさまざまな思い出が紐付けされてしまった人生。
      切ないですね。
      切ないけれど、逝ってしまった人はもっとさみしい想いをしているのかも…、と思うと日々丁寧に食べることを大切にしようと思っています。
      どこかでもしお目にかかったら気軽にお声がけくださいね。ひとりは本当にさみしいです。

  2. あーた

    思春期の子が食べ終わったお弁当箱を出す出さない自分で洗いなさい、で毎日のように心がささくれつつ、早ければこんな生活もあと2〜3年だなぁと思うと、なんとなく落ち着かない気持ちになります。
    サカキさんのお弁当、とてもおいしそうで、盛り付けもいいですね。
    以前は曲げわっぱの使ったりしてたけど、今は保温弁当箱でおかず入れが小さいの2つで、詰めづらいです。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      あーたさん
      詰めて蓋をしないでお供えしたら食べる。
      そんなお弁当ですからきれいに盛り付けることができるんです。しっかり蓋ができるお弁当箱もあるのですけれど、それにきれいに詰め込む自信はありません(笑)。

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