佐沼・古川・南陽市

火曜日の夜、仕事を終えて仙台の北、「登米」という街にある「鉄兵衛」にくる。
宮城県の北側に何店か展開している日本料理のお店で、毎月、どこかのお店でお世話になってる。
仙台からココに来るまで、軽い試食を幾つかこなしちょっとお腹が重たい感じ。
でもホテルに戻る前に軽く食事を準備しましたよ…、と。

まずやってきたのがすりながし。
カニのほぐし身を蒸して潰した里芋でくるんで揚げたカニ饅頭。
すりおろしたカブを銀あんで炊いたすりながしをタップリかけて匙で味わう。ポッテリとしたあんの食感、カブの風味と軽い渋みがカニ饅頭をおいしくさせる。もって菊が彩り添えるというのがちょっと東北的で、ニッコリします。
鰆の照り焼きに栗をクリームチーズと一緒に固めたあしらい食べて、お腹も十分あったまる。
これでぐっすり眠れるなぁ…、と思っていたら〆の寿司。

ボクが貝好きというのを知ってて、ホッキに赤貝、アワビがメイン。
軽い渋みのホッキはネットリ。昆布をなめたような風味と旨味に粘りをもった赤貝。ふっくらアワビ。アワビの上には肝をのっけて渋みで旨味を整える。
カンパチに鯛。塩竈にあがるヒガシモノのマグロの赤身、それから大トロ。この大トロのネットリとしてたちまち脂がとろけて消える感じにウットリ。
ホッキの紐と、赤貝の紐のキュウリ巻で心置きなく貝を味わう。こってり味に煮込まれたかんぴょう巻いた干瓢巻で今日の〆。ぐっすり以上に安眠す。

水曜日…、目覚めて車で山越え。山形県の南陽市。
現地の人たちと合流し、小さな観光。熊野大社にやってくる。

「熊野三山」に長野北佐久にある「熊野皇大神社」、そしてここ南陽市の熊野神社が「日本三熊野」と呼ばれる熊野信仰の中心をなす場所なんだという。
参道の途中に大きな銀杏。見事に色づき、時折吹く風にサラサラ乾いた音を立てながら、舞い、散っていく。
清めの水で満たされた手水の上にも銀杏の葉っぱが散り、揺れる。落ちた葉っぱです。なのに葉っぱの一枚いちまいがまだ生きているような気がする。清々しくて目に鮮やかで、同じ落ち葉も落ちる場所でまるで違ったモノに感じる。オモシロイ。

この銀杏の木の葉っぱが全部落ちたら雪が降る。
そう言われているんですよ…、なんて聞くと、なおさらこの木が特別な存在のように思えて思わず手を合わす。

小さな山がひとつ丸ごと信仰の対象となったのでしょう。
階段の上に社殿が鎮座する。
さて、お参りをと思って足元見るとそこに落ち葉で作ったハートの模様。
格式高い神社なのに、かわいらしいことをするよなぁ…、と思って階段を登ったところに、今度はミッフィー。梵鐘の前のところにこれも枯れ葉で描かれている。

そう言えば階段手前。大きな銀杏の下にはおしゃれなカフェが作られていて、攻めてるなぁ…、って思ったりした。これも良し。

趣のある立派な社殿です。菊の御紋の紋章も格調高く、社殿の周りに様々なご利益歌う社が並ぶ。
菅原道真公を祀った社で、一同「頭がよくなりますよう」…、と頭を下げてお祈りし清々しい気持ちになったところで、その裏側には商売繁盛、金運の神がいらっしゃる…、と。そしたらみんな、勢い込んで裏に回ってチャリンチャリンとお賽銭。現金なものでござんす。ごめんなさい(笑)。
本殿の裏の彫刻。そこにうさぎが三羽隠れて掘られてる。その三羽ともみつけたら願いが叶うということでみんなで必死で見るも、ボクは2羽はみつけて三羽目挫折。おみくじひいたら普通の「吉」と、そんな程度がシアワセだよねと思って次へと向かいます。

そして昼食。ラーメンにする。
南陽市から赤湯にかけては個性的なラーメン屋さんがとてもおおい場所でもあって、中でも「龍上海」というお店の赤味噌ラーメンが有名。
それを食べたいと思っていたけど、今日水曜日は定休日。
何軒かある支店ならば…、と覗いてみるもどこも休みで、残念ながら試せない。
それで最近、若い人たちに人気のお店。「麺屋葵」にやってきてみる。

コンビニエンスストアを改装して作った店で、そのコンビニの外側を木の板でグルリ囲ってムードのある店にしている。
担々麺が売り物で、食券買ってテーブルにつく。オープンキッチン。麺を作っているところをみると、丼に練り味噌をいれてそれをなんとコンベクションオーブンの中に突っ込む。丼ごと味噌をあっためて味噌の香りを引き出している。麺が茹で上がるタイミングで丼を取り出し、スープを注いで麺を放って出来上がり。
どんなに味が整っていてもぬるいラーメンはおいしくはない。だからすべてを熱々に整え作る。悪くないなぁ…、いい工夫。
担々麺に焦がし油と山椒をタップリほどこした「焦がし担々麺」を選んでたのんだ。味玉一個追加してみた。10分ほどで料理は完成。やってくる。

丼の中のスープは見事に真っ黒。ところどころにラー油らしき真っ赤な液体が混じってキレイなマーブル模様を作ってる。鶏胸肉を使って仕込んだ鳥チャーシューは真っ白で、茹でた小松菜の緑色。糸唐辛子の真っ赤とコントラストがうつくしい。
箸を突っ込み麺を引き出す。中太麺で縮れ麺。山椒の香りがフワリとただよってきて食欲誘う。
かなり辛くてしびれますよ…、と注文したときに言われた通り、かなり辛くて山椒がビリビリ舌をつねって汗をかかせる。とはいえ胡麻のペーストや豚骨系のスープがおいしくどっしりしてて、辛味よりも旨味でゴクゴク飲めちゃうステキ。トロリとろける味玉の黄身の甘さに救われながら、ズルズルハフハフ。味わい食べた。オキニイリ。

 

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