伊勢丹会館、珈琲舎バン

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朝、新宿三丁目。久しぶりに「BUN」にくる。
伊勢丹会館の一階の奥にひっそりあります。会館ビルの入り口脇には派手なケーキが人気の、おしゃれカフェがあってそちらは女子、カップルでにぎわっている。入り口入って奥のこの店は、さすがに渋めの客層でおじさんたちや喫煙女子のパラダイス。
朝は特に禁煙電車の仇をココでとろうと言う人が、お店に着くなり煙をプカプカ吐いている。それも含めて、昭和な喫茶の魅力と思えば、煙い煙も煙くない(笑)。
正式な名前は「珈琲舍バン」と言う。BUNと書いてブンではなくバン。口を横に開きながらキャリフォーニャ的に「バァン」ではなくて、口を丸く開きながらくぐもった感じで「バン」。昭和な喫茶店にぴったりしている感じで何度も、「バンバンバン」と小さく呟く。そんな朝。

a-bun-sandカウンターにスティーマー。
床屋に置いてあったようなガスでお湯を沸かし続けるボイラー型で、サイドにサイフォン。
小さなキッチンを囲むようにしてテーブル席と言う構造。
お店のほとんどすべてを見わたす位置にある、ベンチチェアーがオキニイリ。

朝のセットは4種類。
厚切りバタートーストやサンドイッチにホットドッグと、いわゆる喫茶店の典型的な商品構成。
おなじみさんはそれぞれ贔屓のセットがあって、中にはかなりワガママ言って注文をする人が結構いる。
よく焼いて…、とか、マヨネーズは少なめでとか。レタス抜きとかハム抜きだとか、だからおなじみさんの好みの数だけメニューがあるって感じがたのしい。

ボクも今日はちょっとワガママ。
焼きサンドイッチの耳を落として作ってもらった。おそるおそる「耳を落として」と言ったのだけど、当たり前のように受け止めて「耳落としでね」と厨房の中に伝わっていく。なんだか以外でオモシロイ。

a-bun-s2a-bun-s1a-bun-s3ちなみにちょっと変わったサンドイッチなんですネ。
生の食パンでハムとレタスをまず挟む。
タップリのマヨネーズをほどこしたうえにパンの片側にとろけるチーズ。
両面が同時に焼けるオーブントースターでチーズがとろけるまで焼く。
サンドイッチの下側はこんがり全体的に焼きあがり、チーズがのったパンは縁だけ焼けていく。
パンの内側はふっかりとして生のまま。だからレタスはシャキシャキで、みずみずしいままという不思議な仕上がり。チーズトーストと焼きサンドと、焼かないサンドイッチを同時に食べてるような感じがオキニイリ。

a-bun-cしかも今日は耳なしです。
やってきたときの姿が小さく、ちょっとビックリ。
けれど断面を覗いてみると、中の具材がパンの端までせり出している。
フッカリとしたパンの食感はやわらかで、どこを食べても中の具材を感じる贅沢。
次は「耳なしよく焼き、マヨネーズ多め」でたのんでみようかなぁ…、と思ったりする。

お供の飲み物はアイスコーヒー。
あらかじめ甘くするのが昭和喫茶の定番で、ココのも何も言わないと甘いアイスコーヒーがやってくる。注文を通すときにも甘くないのは「砂糖抜き」。何も言わないと甘いものってところがたのしい。
甘さがコーヒーの酸味をなだめる。苦味が膨らむ感じもあって、なによりミルクを入れると味がまろやかになる。なにより比重が重くなるから、ミルクがなかなか下に沈まずユックリ模様を作ってとける。そんな景色がなんだか優雅。ぼんやりしたら人と会う。

 

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